写真:モノホシ ダン
地図を見る和歌山県のみなべ町は、梅の梅の生産量日本一を誇る梅の里で、南部梅林は、江戸時代に紀州藩が梅の栽培を奨励したことから、日本最大級の梅林(約8万本)です。ちなみに、みなべ町の梅林は、観光目的ではなく、すべて果実採取用の産業梅林です。
毎年1月中旬から2月下旬にかけて、南高梅発祥の地、晩稲(おしね)地区のなだらかな丘を白い梅花が覆いつくす光景は「一目百万 香り十里」とうたわれてきました。梅の見ごろは例年2月中旬です。
駐車場からは、紀州徳川家が名付けた「みかへり坂」とよばれるやや急な坂道を登って、入園ゲートに向かいましょう。
写真:モノホシ ダン
地図を見る入園ゲートまでの売店は、おもに農家の倉庫がお店に変身したもので、みなべ町の特産品「南高梅」の梅干しや、梅酒、梅ワインなどが販売されています。
なお、余談ですが、和歌山県出身の演歌歌手「坂本冬美」さんは、デビュー前に、みなべ町内の梅干し会社に勤務していました。そのため梅干しの味に関してはこだわりがあり、いまでも紀州南高梅は大のお気に入りだそうです。
写真:モノホシ ダン
地図を見る散策路に設置されているマンホール蓋には、梅とウグイスがデザインされていて、マンホール愛好家の方は必見です。
写真:モノホシ ダン
地図を見る入門ゲートをくぐって、料金所を過ぎたところにある「第一休憩所」は、いちばん最初に「一目百万 香り十里」と称される絶景を楽しむことのできるビュースポットです。梅の花の絨毯のような見事な光景には、誰もが感嘆の声を上げるでしょう。
写真:モノホシ ダン
地図を見る園内の景色のいいところでは、ベンチが置かれています。梅の花を愛でながら、のんびりと鑑賞するのもおすすめです。
写真:モノホシ ダン
地図を見る青空をバックに、梅の花を撮影するのもおすすめです。忙しそうにミツバチが飛び交う光景や、タイミングがあえばウグイスとのツーショット写真も。
なお、みなべ町では、南高梅が栽培面積の約7割を占めています。南高梅の花びらは全部で5枚あります。収穫期は初夏で、その果実は数ある梅の品種の中でも最高級とされています。
写真:モノホシ ダン
地図を見るほかに園内では、菜の花と梅の競演も楽しめます。背景に写っている青いネットは、収穫用のネットです。
写真:モノホシ ダン
地図を見るまた園内では、可憐なスイセンとのコラボも楽しめます。
写真:モノホシ ダン
地図を見る「第二休憩所」のある南部梅林梅公園は、和歌山県夕陽百選に選ばれている景勝地です。梅公園では、開園期間中、紀州梅林太鼓の演奏や、野点、紙芝居など、さまざまなイベントが行われます。
イベント情報につきましては、関連MEMOの梅の里観梅協会のホームページをご覧下さい。
写真:モノホシ ダン
地図を見る南部梅林の梅の花は、おもに白ですが、梅林梅公園では桃色や紅色の花を見ることもできます。
写真:モノホシ ダン
地図を見る南部梅林公園の「香雲丘展望台」は、遠く、南部湾を望むことができる園内随一のビュースポットです。半島の上に見えている四角い建物は「ホテル&リゾーツ 和歌山 みなべ」です。ホテルは、南部梅林から、車で約10分の距離にあります。
風光明媚なリゾートホテルなので、ランチや宿泊にもおすすめです。南部梅林の行き帰りに、利用してみてはいかがでしょうか。
写真:モノホシ ダン
地図を見る香雲丘展望台からは、梅の花が咲き乱れた丘が連なる幽玄の景色を楽しめます。展望台にある南部梅林公園茶屋では、絶景を眺めながら、うどん・ラーメン・コーヒーなどで一服できます。
写真:モノホシ ダン
地図を見る南部梅林の園内では、2つの遊歩道が整備されています。AコースとBコースで、前者は、入園ゲートより約4km(約80分)、後者は、入園ゲートより約3km(約60分)です。どちらもそれほどきつい急坂はありませんので、滞在時間や体力にあったほうを選ぶようにしましょう。
写真:モノホシ ダン
地図を見る遊歩道は、梅の花の絨毯の中を歩きながら、素晴らしい眺望が楽しめます。遊歩道を歩いて日本一の梅の里、南部梅林を存分に満喫しましょう。
いかがでしたか。梅のほかにもみなべ町は、紀州備長炭のトップクラスの生産地としても知られています。備長炭は、焼き鳥などの調理に欠かせないほか、最近は脱臭や防湿などの働きでも注目されています。
みなべ町にある「紀州備長炭振興館」では、その歴史や製作道具、製造工程などを、パネルやビデオなどで紹介しています。
南部梅林で一足早い春の訪れを満喫したら、あわせて訪れてみてはいかがでしょうか。
2024年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/19更新)
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