青森県十和田湖のパワースポット「十和田神社」で不思議なことが!

青森県十和田湖のパワースポット「十和田神社」で不思議なことが!

更新日:2018/10/26 15:48

心霊スポットとしても有名な青森県の十和田湖。
その十和田湖にパワースポットとして知られる十和田神社があります。下北半島の恐山とともに修験道の霊場として信仰されてきたこの地には神秘的なエネルギーが溢れています。

そんな十和田神社を、筆者の目の前で実際に起きた不思議な体験を含めてご紹介したいと思います。

鬱蒼とした杉並木の参道がただならぬ雰囲気を醸し出す

鬱蒼とした杉並木の参道がただならぬ雰囲気を醸し出す
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十和田湖に突き出す中山半島に十和田神社はあります。
近くにはお土産屋さんや乙女の像もあり、十和田湖の観光の拠点となる休屋エリアになります。
立ち並ぶお土産屋さんを抜け、十和田神社の鳥居をくぐると鬱蒼とした杉並木があり、清々しくて厳かな雰囲気に包まれます。まさしくパワースポットと思えるような、なにか見えない力がそこに存在するかのようなエネルギーに満ちています。

春は新緑、夏は深緑、秋は紅葉、冬は雪とどの季節に来ても趣があるでしょう。
青森県はご存じのとおり雪国ですので、冬場は凍結などには十分な注意が必要です。

アクセス電車:JR八戸駅〜JRバス十和田湖行で2時間15分、
       バス停十和田湖(休屋)下車
     車:東北道十和田湖IC〜国道103号、30km

日本武尊と青龍大権現を祀る十和田神社

日本武尊と青龍大権現を祀る十和田神社
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杉並木を抜けると十和田神社の拝殿が現れます。
小さめながらも歴史を感じさせる立派な拝殿で、見事な彫刻が施されていることからも由緒のある立派な神社であることがわかります。
十和田神社は平安時代の807年に、坂上田村麻呂が東夷征伐の際に日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祀ったのが創建と言われています。
また十和田信仰(水神信仰)の中心として奥ノ院には十和田青龍大権現も祀られています。

おもなご利益:所願成就 開運

「青龍大権現」と十和田湖伝説

「青龍大権現」と十和田湖伝説

筆者は神社やお寺に参拝すると必ず御朱印をいただいて帰るのですが、ここの御朱印は十和田信仰の篤さを感じさせます。そしてこの地に本当に「青龍大権現」がいるのでは、という気持ちになります。
(余談ですが御朱印は自分が亡くなった時、棺に一緒に納めてもらうと良いそうです)

ここで青龍大権現の由来である十和田湖伝説について簡単に触れておきます。

その昔熊野で修業をしていた「南祖坊」という修行僧が十和田湖にやってきました。南祖坊は熊野で権現様から「この草鞋を履いて諸国を修行し、草鞋が切れたところを住処とせよ」と鉄の草鞋を授かりました。そしてその草鞋が切れたところが十和田湖でした。(十和田神社には鉄の草鞋が奉納されています)ところがその十和田湖には秋田のマタギであった八郎太郎が姿を変えた龍が住み着いていました。そして住処をめぐり八郎太郎と南祖坊の間で激しい戦いになりました。戦いは七日七晩にもおよび八郎太郎は八つ頭の龍と変じ、南祖坊は法華経を唱え経文を投げつけました。その結果、南祖坊が勝利し八郎太郎は八郎潟へと逃れることになります。
そして勝利した南祖坊は十和田湖へ入寂し龍へと姿を変え「青龍大権現」として祀られることとなりました。

※十和田湖伝説は東北の三湖伝説のひとつで前後の話があります。この後の話になる「辰子姫伝説」を、LINEトラベルjp 旅行ガイドの「田沢湖パワースポット」に関する筆者記事で紹介しています。よろしければ下部[MEMO]からご覧ください。

十和田神社から青龍大権現の住む十和田湖へ

十和田神社から青龍大権現の住む十和田湖へ
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神社から十和田湖へ抜ける道は2つあります。
ひとつは「開運の小道」という散策路で、道の脇の溶岩に開いた穴を祠として、それぞれ「日の神」「天の岩戸」「金の神」「山の神」「火の神」「風の神」が祀られています。運気を上げたい方はこちらの道を通ると良いでしょう。
もうひとつは「乙女の像」(高村光太郎作)へと抜ける近道。この乙女の像は、夜中になると合わせている手が逆になるとか、女性の霊が現れたというような噂が絶えず、霊が集まると言われる有名な心霊スポットとなっているところです。
ここに集まる霊たちはもしかしたらこの湖に住むと言われる青龍大権現に救われたいと思っているのかも知れません。

そしてこの日の湖は不気味なほど静かで穏やかな表情を見せていました。

青龍大権現は存在した!?パワースポットを実感した瞬間

青龍大権現は存在した!?パワースポットを実感した瞬間
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湖に出ると、御前ヶ浜には溶岩でできた島がいくつかあります。その中に「恵比寿大黒島」という小さな祠のある島があります。そこで、筆者は摩訶不思議な光景を目にすることになります。

その島の前で地元の方と思われる年配の女性が島に向かってお参りをしているのを見かけました。お参りが終わり手に持っていたお酒らしきものを湖に降り注いだとたん、今まで穏やかだった湖面がにわかにさざ波立ち、波が勢いよく打ち寄せ始めたのです!
観光船か何かが湖を通過したのかと湖を確認しましたが、それらしき船は見当たりません。風も吹いていない状況です。
波は少しの間、まるでお参りに答えるかのように打ち寄せたのち、また穏やかな湖面に戻りました。

もしや「青龍大権現が…」と思わずパワースポットであることを実感した瞬間でした。

十和田神社「占場」とまとめ

十和田神社にはパワースポットとして「占場(うらないば)」も有名です。(南祖坊が入寂した地と言われています)十和田神社で「おより紙」をいただき願い事をしながら占場で湖に浮かべ、引き込まれるように沈めば願いが叶うそうです。
以前は十和田神社参道の女坂の途中から徒歩で行けたようですが、断崖絶壁で危険のため現在は立ち入り禁止になっており、徒歩では行けません。その為、遊覧船かボートで行くようになります。
筆者は残念ながら時間の関係で行けなかったので詳しいご紹介ができませんが、この占場も十和田湖に来たらぜひ行っておきたい場所です。

十和田神社を訪れたらもしかしたら筆者のような不思議な体験に出会えるかもしれません。仮に出会えなくてもきっと目に見えない、何か神秘的な力を感じることができるでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2007/09/04 訪問

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