写真:松田 朝子
地図を見る沖縄本島の中部、西海岸にある北谷町は、外国人居住者も多く、海外のリゾートのような雰囲気の街。なので、遊びの選択肢はビーチだけでなく、ショッピングや街歩きも楽しむことができます。異国情緒溢れる街で一昔前まで有名だったのが、「海岸倉庫」というお店。北谷にアメリカンビレッジができる前、沖縄の人は、車の免許を取ったら夜中にこの「海岸倉庫」までドライブデートをするのがステイタスだったと言います。
写真:松田 朝子
地図を見る現地の人の青春の思い出が詰まったその場所に、2017年9月にオープンしたのが、「AIEN(アイエン)Coffee&Hostel」(以下アイエン)。店名のアイエンとは、数奇な巡り合わせを意味する仏教用語の「合縁奇縁」に由来します。ここは、バリスタで店主の稲嶺恵斗さんが、旅好きの幼馴染と立ち上げた店。バックパッカーの経験があって、ホテル業をしていた友達と、何か一緒に仕事をしようということになり、2人の「やりたいこと」が形となったのがcoffeeとhostelの共同店舗である、アイエンなのです。
写真:松田 朝子
地図を見る犬の散歩の途中に立ち寄る外国人が多いという、ウッドデッキのテラスから店内に。朝食からバータイムまで様々な飲食が楽しめる空間は、宿泊者のみならず誰でも楽しむことができます。なので、ワークショップやライブイベント、現地の人が手作りのスイーツやアクセサリーを販売する、ポップアップショップなどが開かれることもあります。
提供元:ブッキング・ドットコム
https://www.booking.com/カフェスペースの奥にあるのが、ホステルの受付。ここから先は、宿泊者のみが入れるエリアです。
部屋は、ドミトリースタイルですべて2段ベッド。トイレ、バスルームは共用です。ホステルのエリアに入ると、青畳の懐かしい香りがします。アイエンでは、すべてのブースが畳張りになっているのです。しかも、1つのブースは畳1畳より広いので、全てオリジナルの畳を作って入れたという、こだわりの空間なのです。
提供元:ブッキング・ドットコム
https://www.booking.com/最初は、マットにするつもりだったそうですが、それでは面白くないからと、あえて畳に。畳張りで布団を敷くスタイルは、今の時代にはかえって新鮮で、ゲストからの評判も良いといいます。また、外国人には布団の敷き方を教えるとのことで、最近は日本人でもなかなかすることのない、布団の上げ下ろしも体験できます。
写真:松田 朝子
地図を見る荷物はロッカー代わりにチェーンをかけて管理します。セイフティボックスは各ブースにあります。
こういうスタイルの部屋は全部で4部屋あり、最大30人が宿泊可能です。最も多いのは、20代〜30代の一人旅の人ですが、40代の人の利用も結構あります。また、車社会の沖縄では現地の人が、お酒を飲んだ後に運転代行を頼むより、ここに泊まった方が安いというので、現地の人からも重宝されていると言います。
ちなみに利用料金は、16人混合ドミトリー1泊2800円、女性専用ドミトリー1泊3200円、個室(定員4名)1室1泊10000円。
提供元:ブッキング・ドットコム
https://www.booking.com/アイエンでの一番のおすすめは朝食。ダイビングやサーフィンのポイントが近いので、人の動きは早朝からあり、朝は最も賑わう時間帯。
メインのアイエンプレートは、トーストにベーコンまたはハム、卵、サラダ、飲み物がついて500円。また、近くに居住の外国人の利用も多いので、朝からガッツリ系のメニューもあり。オンザロードプレートは、ハムチーズサンド・サラダ、キャプテンチキンプレートは、チキンステーキ・トースト・サラダ、それぞれ好みの飲み物がついて、これらも500円とリーズナブル。
他にもパンケーキなどがあり、選択肢も豊富な朝食を楽しめます。
写真:松田 朝子
地図を見るバリスタが淹れるコーヒーも本格的で、いろいろなタイプのコーヒー豆を置き、エスプレッソからウォータードリップなど、好みに合わせた出し方をしてくれます。午後のひととき、ここでコーヒーを楽しみながら、ゆったりとした時間を楽しむのもおしゃれです。
最初は戸惑うホステル滞在ですが、アイエンでは、異国情緒漂う北谷の街をグッと近くに感じることができます。ローカルとの一体感を楽しんで、沖縄の旅をより印象深く、心に刻み込んでいきたいですね。
取材協力:ブッキング・ドットコム
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/4/20更新)
- 広告 -