台北ローカル朝食5選!台湾の美味しい朝食は街角に

台北ローカル朝食5選!台湾の美味しい朝食は街角に

更新日:2018/12/13 19:02

中園 まりえのプロフィール写真 中園 まりえ 台湾在住ライター、グルメライター
台湾では、出勤前や登校前に、朝ごはん屋さんで朝食を調達するのが当たり前。店内でゆっくり食べることはもちろん、テイクアウトだってできるんです!そのため、台湾の朝ごはん屋さんは種類も豊富。ホテルでは決して味わうことのできない早い!安い!美味しい!の三拍子揃った朝食が、台北の街角には溢れています。
次回の台北旅は、パワフルな台北を肌で感じられる、街中のローカル朝ごはん屋さんへ出かけてみませんか?

1.「阜杭豆漿」の温ったか豆乳スープ

1.「阜杭豆漿」の温ったか豆乳スープ

写真:中園 まりえ

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台湾の定番朝ごはんと言えば、出来立ての「豆乳」がいただける「豆漿店」。

その中でも、不動の台北人気ナンバー1のお店と言えば、善導寺駅前の華山市場内にある「阜杭豆漿」です。毎朝、2階のお店から階段通って、1階の歩道まで行列を作るほどの有名店。他では味わうことのできない、濃厚でしょっぱい豆乳とモチモチ蛋餅は必食です。

1.「阜杭豆漿」の温ったか豆乳スープ

写真:中園 まりえ

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1階まで連なる行列にぎょっとして、並ぶのを躊躇したくなりますがご安心下さい。スタッフもテキパキとしていて、回転率も良いので、2階までもあっという間!2階まで上ってくると、ガラス越しに厚餅などを作っている様子が見られるので待ち時間も楽しめます。

何しろ、一度食べたら「台湾に来たら、ここの豆乳を飲まずして日本に帰ることは出来ない!」と皆口々に言うほど。並ぶのが苦痛な人も一度は並んで食べてみましょう!

1.「阜杭豆漿」の温ったか豆乳スープ

写真:中園 まりえ

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日本ではあまり馴染みのない「鹹豆漿」(30元・105円)こと「しょっぱい豆乳」。塩ベースの濃厚な豆乳鍋のスープのような味わいが特徴です。その上にトッピングされたカリカリの揚げパンが、更に食欲を誘います。豆乳に塩を加えているため、徐々に柔らかい豆腐のように固まってくるので、熱いうちに掻き込みましょう。

「鹹豆漿」と一緒にオーダーしたいのが、こちらの「蛋餅」(28元・98円)。別名、台湾クレープとも言われ、小麦粉で作られた薄い皮に卵を包んだ台湾朝食の大定番です。同店の皮はモチモチしていて最高!お醤油を少し垂らして食べてみるのもいいでしょう。

<阜杭豆漿の基本情報>
住所:台北市忠孝東路一段108號2樓之28
電話:+886-2-2392-2175
時間:5:30〜12:30(定休日:月曜日)
アクセス:MRT善導寺5番出口前華山市場2階

2.朝からサラッと食べる「三采米粉湯」の汁ビーフン!

2.朝からサラッと食べる「三采米粉湯」の汁ビーフン!

写真:中園 まりえ

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私達日本人にとって、朝から麺類を食べる習慣はありませんが、台湾には朝から軽く食べられる麺もさまざまあります。こちら中正紀念堂近くの老舗「三采米粉湯」では、太く短いつるつるした食感の汁ビーフンが人気です。

2.朝からサラッと食べる「三采米粉湯」の汁ビーフン!

写真:中園 まりえ

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メインメニューは、汁ビーフン(25元・88円)のみ。豚骨ベースの優しいスープに太く短いビーフンがたっぷりと入っています。上には、セロリと揚げ桜エビがトッピングされており、スープのアクセントになっています。朝にサラッと食べられる逸品です。

朝はしっかり食べたい!という人には、厚揚げや大根、豚の各パーツなどを茹でたサイドディッシュもあります。ローカルなお店ですが、写真付きメニューがあり、指差しオーダーができるのも、観光客にはうれしいですね。

<三采米粉湯の基本情報>
住所:台北市中正區林森南路61巷3號
電話:02-2392-5489
時間:6:30〜15:30(定休日:月曜日)
アクセス:MRT善導寺2番出口から中正紀念堂方面に徒歩約10分

3.胃もたれした朝は「吉星港式飲茶」で廣東式粥を

3.胃もたれした朝は「吉星港式飲茶」で廣東式粥を

写真:中園 まりえ

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台北で24時間、いつでも気軽に飲茶を楽しめるお店と言えば、こちら「吉星港式飲茶」。夜中のLCC便で到着した人が、台湾第1食目を諦めずに、夜食を堪能することができます。

3.胃もたれした朝は「吉星港式飲茶」で廣東式粥を

写真:中園 まりえ

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そんな同店には、朝7時〜10時半限定のお得な「朝食メニュー」があります。廣東式粥や麺などの主食1つ、点心が1品、ドリンク1杯がついて99元(350円)〜と、手ごろな値段で普段の飲茶も楽しめるという夢のようなセットメニュー。

連日の食べ歩きで胃もたれしている人には、「海老入り廣東粥」や「ピータン入り廣東粥」がオススメ!優しい塩味風味のお粥が、荒れた胃をリセットしてくれるでしょう。お粥以外にも「海老入りワンタン麺」や「チャーシュー麺」など麺物も充実しています。

3.胃もたれした朝は「吉星港式飲茶」で廣東式粥を

写真:中園 まりえ

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サイドメニューは、通常の点心メニューにある大根餅、胡麻団子、春巻など、特に人気の点心数種類の中から選ぶことができます。

朝食メニューのドリンクは、コーヒー、紅茶、ジュースの中からひとつチョイス。通常、飲茶で出てくるようなポット入りの中国茶を飲みたい人は、別料金で、烏龍茶・プーアル茶・ジャスミン茶などをポットで頼みましょう。

<吉星港式飲茶の基本情報>
住所:台湾台北市南京東路一段92號2樓(中山駅付近) 
電話:+886-2-2568-3378
時間:24時間営業(無休)
アクセス:MRT「中山」駅3番出口を出て、林森北路との交差点付近。林森公園の向いのマクドナルドの隣のビルの2階
※朝食メニューは7:00〜10:30限定
※日本語メニュー有

4.朝からガッツリ!「天天利美食坊」の魯肉飯

4.朝からガッツリ!「天天利美食坊」の魯肉飯

写真:中園 まりえ

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「台湾へ魯肉飯を食べに来ました〜!」という人に、朝から魯肉飯が食べられるお店をご紹介します。西門町のメインストリート漢中街沿いにある「天天利美食坊」は、魯肉飯はもちろん、王道台湾B級グルメがギュッと詰まったレトロ感あふれるお店です。

4.朝からガッツリ!「天天利美食坊」の魯肉飯

写真:中園 まりえ

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こちらで、みんながこぞってオーダーしているのが、看板メニューの「滷肉飯+半熟目玉焼き乗せ」(小25元+10元・123円)。肉汁たっぷりのタレが白ご飯にしみ込んだ滷肉飯とトロ〜リ卵をかき混ぜながらいただきましょう。

何で今までこの組み合わせが定番で無かったんだろう…と思うほどの最高な組み合わせ!朝からモリモリ元気に活動したい人にぜひ食べてほしい、台湾朝ごはんです。

4.朝からガッツリ!「天天利美食坊」の魯肉飯

写真:中園 まりえ

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滷肉飯の他には、「台湾牡蠣オムレツ」(60元・210円)や「大根餅」(45元・160円)、「貢丸麺」(50元・175円)など台湾で食べたいローカルフードが勢ぞろい!この機会に、まだ食べていない台湾B級グルメを試してみるのもいいかもしれません。
 
<天天利美食坊の基本情報>
住所:台北市漢中街32巷1号
電話:+886-2-2375-6299
時間:9:30〜23:00(日によって閉店時間が早まることあり)
定休日:不定期(月に1日はお休み)
アクセス:MRT「西門」駅出口6を出て、右手にある漢中街を道沿いに歩いて約10分弱で左側にお店が見えます

5.食感が癖になる!?「佳興魚丸店」の台湾つみれ麺

5.食感が癖になる!?「佳興魚丸店」の台湾つみれ麺

写真:中園 まりえ

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昔から食材や漢方などの問屋街が立ち並び、台北最大の布市場がある迪化街の路地裏に、一際賑わいを見せているお店「佳興魚丸店」があります。

店名にもなっている「魚丸」とは、中国語で「つみれ」のこと。店頭で作られているサメのすり身や豚肉ミンチで作った魚丸は、全部で3種類。ぷりっと歯ごたえがあり、一度食べたら病み付きになる美味しさです。

5.食感が癖になる!?「佳興魚丸店」の台湾つみれ麺

写真:中園 まりえ

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醤油ベースの豚ミンチ餡を鮫のすり身で包んだ「魚丸」、豚肉に椎茸を混ぜて作った「香グー丸」、豚ミンチとネギを混ぜた「燕丸」の3種類のつみれを試したい人にピッタリなのが、「三色丸麺」(55元・195円)です。

トッピングのセロリのみじん切りと揚げニンニクが、シンプルな塩ベースのスープを引き立てます。麺は、陽春麺と春雨の二種類から選ぶことができます。

5.食感が癖になる!?「佳興魚丸店」の台湾つみれ麺

写真:中園 まりえ

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他には、シンプルな汁なし麺「乾麺」(35元・約125円)も人気です。陽春麺に甘めのタレと葱油、セロリがかかっていて、よく麺と絡めていただきます。乾麺を頼む場合は、つみれスープ「三色丸店湯」(55元・195円)と一緒にオーダーするといいでしょう。
店頭では、魚丸を作っている様子も見られます。

<佳興魚丸店の基本情報>
住所:台北市大同區延平北路二段210巷21號
電話:+886-2-2553-6470
時間:9:00〜19:00(日曜日のみ〜18:00)
休業日:日曜(月1回)詳細は店頭の貼紙でお知らせ
アクセス:MRT「大橋頭」駅出口1を出て直進。1つ目の交差点を左折して延平北路を直進。橋の下を通り抜け、台新銀行のあるビルを右折。路地の角にお店があります。徒歩10分。MRT「北門」駅からも同じくらい。

台湾の元気の源は朝食にあり!?

台湾を何度か訪れていると、朝市場やお土産物屋、かき氷屋、夜市で働く台湾人のパワフルさに圧倒されます。真夏にはあんなに暑くなる中、夏バテもせずに朝から元気!その元気の秘訣は、台湾の朝食にあるのかもしれません。
さぁ!元気な台湾人に紛れて、台北の街角へ朝ごはんを食べに行きましょう。

2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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