江戸の旅人が歩いた行路 特急「ロマンスカー」で優雅に箱根へ

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江戸の旅人が歩いた行路 特急「ロマンスカー」で優雅に箱根へ

江戸の旅人が歩いた行路 特急「ロマンスカー」で優雅に箱根へ

更新日:2018/02/10 14:57

空下 遥子のプロフィール写真 空下 遥子 トラベルライター

箱根への旅は、ぜひ特急「ロマンスカー」に乗って出掛けてみよう。その時間その空間でしか味わうことのできない特別感があり、乗っただけで旅の気分がさらに盛り上がります。ホームに辿り着いた瞬間から、特急マジックにかかるせいかも知れません。ロマンスカーには色々な種類があり、それぞれに個性的な特徴があるので、行きと帰りで乗り比べをして「特急に乗る楽しさ」を味わってみませんか?

特急ロマンスカーの魅力は

特急ロマンスカーの魅力は

提供元:箱根町役場 企画観光部 観光課

https://www.town.hakone.kanagawa.jp/index.cfm/8,25…

江戸時代の旅人にとっても、人気の温泉地であった箱根。当時は歩きで早くて3日かかっていた旅路ですが、ロマンスカーだと新宿駅から箱根湯本駅まで最速82分(3月17日からは最速73分)で到着します。そして、その短い間でさえも、ロマンスカーの魅力に酔いしれながら、優雅な旅のひとときを過ごすことができます。江戸時代の旅人が乗りたくても乗れなかったロマンスカー、その魅力を知り、「ロマンスカー巡り」を新たな箱根旅行の楽しみにできるのは、現代の旅人の特権なのではないでしょうか。

特急ロマンスカーの魅力は

写真:空下 遥子

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特急専用車の登場は1949年(昭和24)。69年の間に、車内に喫茶スタンドを置いたり、全面パノラマの展望席を用意したり、座席をリクライニングにしたり、車両を2階建てにしたり、東京メトロ線内に乗り入れたりと、「乗りたくなる電車」としての魅力が年々増していることが歴史からも見えてきます。

現在運行しているのは4車種。それぞれ車両のデザイン、色、内装、座席の座り心地が異なるため、同じロマンスカーでも外観だけではなく内観の雰囲気も大きく違い、個性派が揃っています。2005年デビューの「VSE」と2008年デビューの「MSE」、乗ってみるとどのような特急マジックにかかってしまうのか、ご紹介します。

限定32席の特等席へ!視界に飛び込んでくる迫力ある景色に釘付け

限定32席の特等席へ!視界に飛び込んでくる迫力ある景色に釘付け

提供元:小田急電鉄株式会社

真っ白な車体にオレンジのラインが映えるロマンスカーの名は「VSE」(50000形)。白の美しさが印象的です。特に日の光に照らされた姿は一層美しく、一度目にすると、乗ってみたい、車内はどんな感じなのだろうかと好奇心を掻き立てられる魅力があります。

VSEとは、Vault Super Expressの略称。Vaultは、ドーム型の天井、天空、空間の意味で、車内空間の雰囲気が表現されています。それでは、車内へご案内します。

限定32席の特等席へ!視界に飛び込んでくる迫力ある景色に釘付け

写真:空下 遥子

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車内に入ると、シートの鮮やかな色が目を引きます。1957年のロマンスカーSE(3000形)から受け継いできたバーミリオンオレンジと呼ばれる伝統カラーです。名前にもなっているドーム型の曲線を描く高い天井は、広々とした空間を作り出しています。VSEならではの特徴となっているのが、座席の角度が窓の方に5度片向いているということ。首を無理に曲げることなく、自然と外が眺められるようになっているため、車窓からの風景を存分に味わうことができます。

夜は車内がホテルのロビーのような雰囲気へと一変、昼とは違う空間が現れます。天井は暖色の間接照明に照らされ、アクセントに小さなLEDライトがキラキラと光る雰囲気の中では、ゆったりと落ち着いた時間が過せます。

昼と夜それぞれに異なる車内の雰囲気を体感するのも、VSEの楽しみ方の一つです。

限定32席の特等席へ!視界に飛び込んでくる迫力ある景色に釘付け

写真:空下 遥子

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VSEで一度は座ってみたいのが、先頭と最後尾に16席ずつしかない展望席。特に最前列だと、大きなフロントガラスには窓枠がなく、何にも視界を遮られることがないため、景色が自分の視界に飛び込んでくるような迫力があります。

限定32席の特等席ですが、通常の特急料金で利用できるため、早めの予約は必須です。

VSEの運転室の謎が解けた決定的瞬間!

動画:空下 遥子

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VSEの先頭には展望席があるため、運転室の場所が気になった方はいませんか?また、VSEの顔を撮影時、おでこにある窓が気になった方はいませんか?お気付きの通り、運転室は展望席の上、2階にあります。しかし、アクセスが謎でしたが、その謎を解く決定的瞬間がこちら。乗客が乗る前から、運転士は秘かに先に乗りこみスタンバイしています。

ゆっくりと車窓の景色を眺める時間

ゆっくりと車窓の景色を眺める時間

提供元:小田急電鉄株式会社

ロマンスカーで箱根への道中、景色が徐々にビル群から自然へと変わり、遠くの山々の稜線と空とのコントラストが美しく見えてきます。さらにその先には、車窓からの景色のハイライトが待っています。場所は新松田駅直前。進行方向右手に堂々とした姿を現すのは、今や世界に名を馳せる「富士山」。晴れている日でも雲に覆われていることが多く、全容を見ることができれば、それはとても幸運なことです。

写真のロマンスカーは、間もなくデビューする最新車種「GSE」。ご紹介は後ほど。

見惚れてしまう!品格漂うフェルメール・ブルー

見惚れてしまう!品格漂うフェルメール・ブルー

提供元:小田急電鉄株式会社

色味が美しいロマンスカ―の名は「MSE」(60000形)。車体のブルーは、オランダの画家フェルメールが好んで使っていた光沢のあるブルーであることから、フェルメール・ブルーと呼ばれています。ホームに入ってくる姿は豪華列車の品格を漂わせているようで、乗客もジェントルメンやマダムばかりに見えてくるのは気のせいだろうか・・・

MSEとは、Multi Super Expressの略称。東京メトロ千代田線内に乗り入れていたり、JR東海・御殿場線にも直通で走行していたり、多彩な運行が可能な特急列車という意味になっています。

見惚れてしまう!品格漂うフェルメール・ブルー

写真:空下 遥子

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外観から豪華列車を想わせる品格はそのまま車内にも続き、床の絨毯はさながらレッドカーペットであり、映画スターの気分に。シートの裏や壁面には木の内装が施され、ドーム型天井にはスリットの形に間接照明が光っています。グラスに注いだワインを飲みながら、この時間この空間の特別感を味わうのが似合いそうな雰囲気となっています。

箱根への新たな旅行スタイル「ロマンスカー巡り」

VSEとMSEをご紹介してきましたが、ロマンスカーの魅力を知っていただけたのではないでしょうか?一つに乗ると、まだ乗れていない車種にも乗りたくなり、全制覇したくなる、そのような心くすぶられる個性こそが、ロマンスカーの魅力の一つです。

その他の仲間には、最も長い歴史を歩んでいる現役車種「LSE」も。その年齢ゆえ何百人もの乗客を乗せて懸命に走っている様子から、応援したくなるようなロマンスカーです。さらに、2018年3月17日にデビューするのは、乗り心地の良さをより追求した最新車種「GSE」。ローズバーミリオンという印象的な色彩をまとって登場する、新型ロマンスカーにも注目です。

好みのロマンスカーに乗って、今まで気付かなかった「特急に乗る楽しさ」を体感してみてください。箱根への旅のワクワクが、ロマンスカーに乗った瞬間から始まります。

2018年2月現在の情報です。最新の情報は、公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/12/27 訪問

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