【ログイン後、ご利用いただける機能】
PCからのLINEログイン方法
ログインにはLINEアカウントが必要です。
また以下の手順でLINEアプリのログイン許可をオンにしてください。
写真:小々石 曲允子
地図を見るパワースポットとしての人気が高い下鴨神社の中でもとりわけ若い女性の参拝客を集めているのが、境内に鎮座する末社の「相生社(あいおいのやしろ)」でしょう。
相生社に関してはすでにさまざまなサイトやメディアでも取り上げられていますが、実はこの御社に祀られている神様は、あのサムハラ神社の主祭神の一柱である「神皇産霊神(かみむすびのかみ・神産巣日大神)」であるということをご存知でしたか?
相生社は、産霊神(むすびのかみ)の霊験によって縁結びのご利益があるとされているのですが、この産霊神(むすびのかみ)=神皇産霊神(かみむすびのかみ)であるのです。
写真:小々石 曲允子
地図を見る神皇産霊神(神産巣日大神)は産巣(ムス)+日(ヒ)、つまり万物を生成し結びつける働きがあることから、相生社においては人とのご縁を結ぶ縁結びのご利益で信仰を集めるようになったものと考えられます。
宇宙を創造したとされるサムハラの「造化三神」の一柱である神皇産霊神が祀られていることを考えると、恋愛や結婚の縁結びというだけではなく、もっと根源的で高次なお願いごとや祈りにも効験があるのではないかと思えてきませんか?
御社の隣には「連理の賢木(れんりのさかき)」という御神木があり、2本の木が途中から1本になって結ばれている様子は神皇産霊神の御神徳、霊験の現れと言われています。
現在のご神木は4代目で、このような形状の木が次々に境内にある糺の森から生まれてくるという不思議もまた、御神威のひとつと言えるのかも知れません。
写真:小々石 曲允子
地図を見るさらに付け加えると、神社の周辺に出雲路神楽町、出雲路俵町などという出雲に因んだ名前の町がいくつかあることでもわかるように、実は出雲大社との繋がりが深いのがこの下鴨神社でもあります。
本殿手前にある大国主命を祀った「言社(ことしゃ)」や「出雲井於(いずもいのへの)神社」の存在も出雲との深い関わりを示すもので、上賀茂・下鴨両神社を造営した賀茂氏の氏族は元々、出雲族の流れを汲むとされています。
サムハラの神や出雲大社との関わりを踏まえた上で下鴨神社にお参りすることで、感じるパワーや有り難みも変わってくる気がするものですよ。ぜひ素晴らしい「結び」のご利益を戴いて帰ってくださいね!
写真:小々石 曲允子
地図を見る「大炊殿(おおいどの)」とは、かつて神様にお供えするお食事「神饌(しんせん)」を調理していた社殿。国の重要文化財に指定されています。
大炊殿への入場口は御手洗(みたらい)社付近にあり、希望者は入場口の隣にある社務所で拝観料500円を納めて敷地内に入ります。
「浦の廻廊」と呼ばれる道を歩いて大炊殿へと向かうのですが、一歩足を踏む入れた途端にそこが静謐で澄みきった空気感に包まれた何か特別なエリアであることが実感できます。「浦の廻廊」には、「奥の神様へお参りする参道」という意味があるそうです。
写真:小々石 曲允子
地図を見る廻廊をしばらく進むと、神社のシンボルともなっているフタバアオイがかつて多く自生し、ツワブキなどの薬草類やカリンの古木が生えた「葵の庭」が現れます。
葵の庭には、「水ごしらえ場」という12月の若水神事をはじめとする水にまつわる祭事が行われる場所があるのですが、この結界が張られた水ごしらえ場の岩には水の神、末刀社(まっとうのやしろ・末刀神社)の御祭神が降臨されるとの伝承があります。
そう、この水ごしらえ場こそが、下鴨神社の中でも屈指のパワースポットとしてスピリチュアリストやマニアの間で有名な場所なのです! 強力な気、パワーを発しているともっぱらの評判ですので、感度に自信がある方はぜひご自身で確かめてみて下さいね。
写真:小々石 曲允子
地図を見るそして、水ごしらえ場の近くにある瓦葺きの建造物が大炊殿。古代より伝わる調理道具などが展示されており中に入って見学することが可能です。
他にも、大炊殿と水ごしらえ場の間にある井戸「御井(みい)」や、上皇や皇后などがかつて使用していた唐車、神社にまつわる美術品が展示された「神服殿」などいくつか見どころがありますが、浦の廻廊から葵の庭、水ごしらえ場、大炊殿周辺に至るこのエリア全体が、清らかな気に満ちあふれた聖域であるように感じられます。
いわゆる神様がお祀りされた御社ではないから、と決してあなどるなかれ。拝観者が多くないために静寂さが保たれていることも大きいのでしょうが、パワースポットとされる水ごしらえ場を中心に、その独特の清澄な空気感をぜひご自身で体感してみてくださいね!
写真:小々石 曲允子
地図を見る下鴨神社の参道でもある「糺の森」を参拝の行き帰りに歩かれる方は多いでしょう。紀元前より変わらぬ植生の原生林が生い茂るという糺の森は、ここを歩くだけでパワーチャージになる、運気がUPするとおっしゃる方もいるほど。
メインの広い参道を歩かれる参拝客の方が殆どで、脇道に分け入っていく方は非常に少ないのですが、実は糺の森はこの脇道にこそ見どころがあることはあまり知られていません。
写真:小々石 曲允子
地図を見る参拝からの帰りに糺の森のメイン参道を歩いていると、左手に「烏の縄手(からすのなわて)」と記された案内看板があります。
烏の縄手とは、下鴨神社本殿の主祭神である賀茂建角身命の別名が「八咫烏」(やたがらす・サッカー日本代表のシンボルマークになっていますね)であることから、そこへお参りするための参道という意味で名付けられたもの。古くは糺の森の木の間を分けて幾筋もの細い参道があったそうで、元々の主な参道はむしろこちらだったのかも知れません。
さて、烏の縄手の小径に分け入り本殿に戻る方向にしばらく進んだ先に現れるのが、「奈良殿神地(ならどののかみのにわ)」という古代の祭祀遺跡です。
写真:小々石 曲允子
地図を見る奈良殿神地は、神が天鳥舩(あめのとりぶね)に乗って降臨したとの神話や、土地の形状が船に似ていることから舩島(ふなしま)とも呼ばれ、葵祭を前にしたお祓いの神事や歴代の賀茂斎王による祭祀が行われていた場所です。
ここで祀られていた奈良殿神は、供物や器などを司る神様で社殿を持たず、この舩島自体を磐座とする原始的な祭祀形態でした。
以前、上賀茂神社の記事において古来より神聖な祭祀が執り行われている「岩上」のことをご紹介しましたが、この奈良殿神地も岩上と似た役割を担った場所ということであり、実は古よりのパワースポットであった場所なのです!
古来よりの聖域で、はるか昔のスピリチュアリズムに想いを馳せてみるのもある意味正しいパワースポットでの過ごし方。
糺の森には、奈良殿神地の他にも近年発掘・復元された古代の祭祀遺構がありますので、このようなポイントからも下鴨神社の神秘性に触れていただければと思います。
さて、下鴨神社の隠れたマストスポットとその理由をご案内してまいりましたがいかがでしたか?
先にも述べましたが、同じ所に行っても様々な事を知ってお参りするのと知らないでお参りするのとでは、感じる神聖さやありがたみに差が出てくるように思います。
また連理の賢木や水ごしらえ場の磐座などもそうですが、より歴史が古く原始的な信仰対象であるほど強力と言われるスポットが多いことを心に留めて、パワスポ巡りをされることをおすすめしますよ!
それでは、さらにディープに下鴨神社を満喫しましょう!Hava a good spiritual trip!
住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
電話番号:075-781-0010
開閉門時間:6:30〜17:00
アクセス : 京阪電車・叡山電鉄出町柳駅より徒歩7〜10分 市バス「下鴨神社前」もしくは「糺ノ森前」で下車徒歩5〜10分
2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらLINEトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2021/4/11更新)
- PR -