静かな京都を歩きたい!心が洗われる穴場的名所「伏見桃山陵」

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静かな京都を歩きたい!心が洗われる穴場的名所「伏見桃山陵」

静かな京都を歩きたい!心が洗われる穴場的名所「伏見桃山陵」

更新日:2018/01/31 14:35

ぐれい サクミのプロフィール写真 ぐれい サクミ 通訳ガイド

京都観光。人が集まる人気スポットも確かに楽しいですが、できれば静寂に包まれ落ち着いた京都を訪れたい、という方におすすめなのが「桃山御陵」。明治天皇のお墓です。地元の人たちには「御陵さん」と呼ばれ散歩コースとして親しまれてきました。辺り一帯は宮内庁管轄で厳かに整備されていて観光客も少なく、静かで神秘的です。特に最近増え続けている外国人観光客はほとんど見かけない穴場的名所の京都を楽しみませんか。

砂利道を踏む足音しか聞こえない静寂!

砂利道を踏む足音しか聞こえない静寂!

写真:ぐれい サクミ

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明治天皇は日本人なら誰もが知る、幕末の動乱から東京への遷都、近代国家日本へのあゆみを牽引された象徴的な方です。
生まれは京都御苑内の北の方、中山邸にて。1852年11月3日の誕生日は今では文化の日として有名ですね。わずか15歳で皇位に即位され、17歳の明治2年(1869年)に東京に移られ、崩御まで東京に居住されました。そして遺言に従い明治天皇の柩は京都南郊の「伏見桃山陵」に運ばれました。

「伏見桃山陵」へのアクセスは近い順にJR桃山から約1キロ、近鉄桃山御陵、京阪伏見桃山から約1.5キロ、この3駅から行けます。ゆるやかな坂道を登り調子で大手筋通りを東へ、東へ、徒歩約15分から20分でこの写真の入口にたどり着けます。入口は参拝料も取られなければガードマンもおられません。
年間を通して参拝できます。

一歩、この桃山陵墓管区に踏み入れると辺りはガラリと神秘的な空気に包みこまれます。

陵まで続く杉並木。マイナスイオンに癒される!

陵まで続く杉並木。マイナスイオンに癒される!

写真:ぐれい サクミ

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入口にある「明治天皇陵 昭憲皇太后陵」の石碑から陵までの参道は約800メートル。街の喧騒とはほど遠く、時おり鳥の声が響き渡ります。敷地の全体は約90ヘクタールほどの広大なものでそのほとんどが10メートル以上の高い木々で覆われています。まるでマイナスイオンを全身で浴びられるようです。
ちなみに、明治天皇と昭憲皇太后をおまつりされている東京・代々木にある明治神宮の森は約70ヘクタールと言われているので、明治神宮をご存じの方には桃山御陵がどれほど壮大なものかご想像が出来るかもしれません。

参道脇には、伏見城建設時に使われた石材が展示されている箇所もあります。

陵まで続く杉並木。マイナスイオンに癒される!

写真:ぐれい サクミ

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入口から300メートルくらい杉並木を歩いた所には「桓武天皇陵」への参道の道標が出てきます。ここを左に曲がり道なりに800メートルくらい先に桓武天皇の柏原陵(かしわばらのみささぎ)があります。
明治天皇陵と比べるとひっそりとして人影もまばら。ちょっと寄ってみよう、という気持ちで行くと遠く感じる距離です。明治天皇陵へはここを曲がらず、まっすぐ進んでくださいね。

歴代の天皇が眠る京都、最後の天皇陵。

歴代の天皇が眠る京都、最後の天皇陵。

写真:ぐれい サクミ

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天皇の墳墓。天智天皇陵をモデルにしたと言われる上円下方形で3段、小石におおわれたものです。南北155メートル、東西127メートル、9137平方メートルに及ぶ巨大サイズ!。鳥居までしか参拝できず中には入れませんが、新年の三が日は特別拝観で手前のゲートを開放され、墳墓の近くまで参れることがあります。毎年行われるかどうかは分かりませんので特別拝観の日程は確認されてからお出かけください。

明治天皇伏見桃山陵のすぐそばに昭憲皇太后の伏見桃山東陵(ふしみももやまひがしのみささぎ)がありますがこちらも上円下方墳。一回り小さいですが、それでも陵墓は5631平方メートルとかなりの広さです。

故郷の京都を愛されていたという明治天皇。激動の時代を生きられ、生まれ故郷の京都へ帰ってこられました。墳墓を前に皆さんならどんな思いで参られるでしょうか。
大正、昭和の戦前は「伏見桃山陵」は修学旅行のコースにも組み込まれるなど参拝客が多く賑わいをみせていたようですが戦後は下降の一途を辿っておりました。近年、天皇制について話題にのぼるなどをきっかけに、管理の行き届いた観光客の少ない穴場、静かで心が洗われるような絶好の散策路として密かな人気です!

豊臣秀吉が築いた「木幡山(こはたやま)伏見城」の本丸跡地からの眺めは大パノラマ

豊臣秀吉が築いた「木幡山(こはたやま)伏見城」の本丸跡地からの眺めは大パノラマ

写真:ぐれい サクミ

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「伏見桃山陵」は洛中の東山から連なる丘陵の最南端に位置し、高さにして海抜100メートルくらいの高所にあります。豊臣秀吉が隠居後の住まいとするため木幡山(桃山丘陵)に桃山城を建築した場所です。その城は1597年に完成しますが残念ながら秀吉はその1年後の1598年に城内で没しています。

この写真は桃山陵から南側を眺めたところ。眼下に230段の急な石段があり、少し遠くに目をやると古代、中世を通じて、水上交通の中継地として大きな役割を果たしていた巨椋池(おぐらいけ)があった場所が眺められます。かつて豊臣秀吉も眺めたであろう風景、とは違いますが、同じ場所には違いありません。歴史の壮大なロマンも感じられる場所です。
しかし、時々この急な石段を利用して地元の人たちやクラブ活動の筋力トレーニングのため登ったり下りたりしてて、現実に引き戻されるかもしれません。ご了承くださいね。

「伏見桃山陵」の基本情報

住所:京都府京都市伏見区桃山町古城山
電話番号:075-601-1863(宮内庁書陵部桃山陵墓監区事務所)
アクセス:JR「桃山」下車 東へ約1km
     近鉄「桃山御陵前」・京阪「伏見桃山」下車 東へ約1.5km
     *専用の駐車場はありません。

2018年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/12/30 訪問

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