写真:泉 よしか
地図を見るそこにはまるで子供の頃に読んだ昔話の絵本の中に広がっていたような、幾重にも連なる山、山、山の景色。遙か眼下の単線の線路にときおり電車が走り山あいの駅に停まる。そしてまた発車していく・・。
どこか郷愁を誘うこの景色が見られるのは、新潟県十日町市の「まつだい芝峠温泉 雲海」。このあたりは2005年に合併して十日町市となる前は、東頸城郡 松代(まつだい)町と呼ばれていたエリアで、今も学校や病院の他、北越急行ほくほく線の「まつだい駅」などにその名が残されています。「まつだい芝峠温泉 雲海」から見えるのもこの駅。
写真:泉 よしか
地図を見る「まつだい芝峠温泉 雲海」が建つのはまつだい駅から4kmほど離れた芝峠のほぼ頂上。見晴らしの良い絶景の地です。
こんなに恵まれた立地でありながら、宿泊お値段が手頃なのも嬉しいところ。館内では"まゆ細工"や"あんぼ作り"が体験できるので、家族旅行にもぴったりです。体験希望の方は事前にご予約ください。
ちなみに"あんぼ"とは米粉のお団子で保存食としておやつ代わりにも食べられてきた中越から北信あたりの伝統食。コシヒカリの産地で作る"あんぼ"は絶品ですよ。
写真:泉 よしか
地図を見るこの宿の絶景ぶりは一歩ロビーに足を踏み入れればわかります。広い窓からため息の出るような景色が!なお、山岳館や棚田館といった客室の窓からの景色や、大浴場の露天風呂も同じ方向に開けています。どうぞお部屋やお風呂の景色も期待してくださいね。
写真:泉 よしか
地図を見るさて、「まつだい芝峠温泉 雲海」の温泉は内湯と露天風呂で源泉が異なります。内湯に使われている1号泉は掘削自噴のナトリウム―塩化物冷鉱泉。露天風呂は2号泉のナトリウム―塩化物泉。
どちらも塩化物泉ですが2号泉の方が温度にも湯量にも恵まれて、入ったときにも温泉らしい特徴がはっきりしています。
そして何より本当に眺めが素晴らしい。新潟一の、いや全国屈指の絶景露天風呂と言って良いでしょう。
この露天風呂が素晴らしいのは、ロケーションだけでなく転落防止の壁を透明にしたこと。まさに目の前にパノラマが広がります。
正面遠くに見えるひときわ印象的な山は、日本百名山のひとつ苗場山。その他にも巻機山、谷川岳、鳥甲山など2,000m級の山々が。
ホテル名が「雲海」である通り、特に秋は雲海の発生率も高く、紅葉の景色と相まって幻想的な光景を見ることができます。
夏は一面の緑を、冬はしんしんと降り積もる雪を、そして時間帯も夕刻ならあかね色に染まる雲と、だんだんと帳が落ちてぽつりつぽつりと駅を中心に灯りがともる様子も全てがこのお風呂から楽しめます。
写真:泉 よしか
地図を見る麓のスキー場である「まつだいファミリースキー場」も「まつだい芝峠温泉 雲海」と同経営です。このスキー場はリフト2本、コース3本の小さなスキー場ですが、初心者コースが充実していてファミリースキー場の名前の通り、子連れでのスキーにぴったり。
写真:泉 よしか
地図を見る実際にゲレンデもお子様連れがとても多く、子連れスキー初心者でも安心です。「まつだい芝峠温泉」に泊まって、昼はスキー、夜は温泉を楽しむ家族旅行はいかがでしょうか。きっと大満足できますよ。
日本の原風景が広がると言われる十日町市のまつだいエリア。峠に建ち、眺望を誇る「まつだい芝峠温泉 雲海」なら、ご紹介した味覚や工芸体験、スキーの他、フォトジェニックな棚田の風景巡りや森林ウォーキングも楽しめます。家族旅行にイチオシです!
2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
泉 よしか
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