写真:浅井 みら野
地図を見るナッシュビルの中心地、ブロードウェイ(Broadway)から少し南に進むとラトリッジ・ヒル(Rutledge Hill)という小高い丘のエリアに辿り着きます。丘からはナッシュビルの高層ビル群が望め、特に夜景は都会らしい光の瞬きが辺り一帯を煌々と照らす様子を楽しめます。丘を上りきった先に建つのがレストラン「ハスク」。控えめですが、ほっとする色あいで描かれた看板が目印です。
写真:浅井 みら野
地図を見る1879から1882年に建設された邸宅がレストラン。以前はナッシュビル市長を務めたリチャード・ダドリー(Richard Dudley)さんが住んでいたという歴史もある場所です。他にもここ一帯は、アメリカ独立宣言に調印したラトリッジ一族、ミドルトン一族の末裔が移住してきたエリアという記録が残っているほど、名家が集まっていたエリアでした。
写真:浅井 みら野
地図を見る今でも落ち着いた雰囲気が感じられる住宅エリアで、レストランの空間もそれは同じ。気品感じられる紫の壁に淡い絵画が部屋を彩ります。お部屋奥にはパチパチと暖炉の薪が燃える音がBGM代わり。クラシカルな雰囲気が感じられる一室もあれば、壁一面が窓ガラスになっているモダンなお部屋も。部屋ごとに趣向が異なるデザインで装飾されているのも魅力のひとつ。
写真:浅井 みら野
地図を見る平日でも予約でいっぱいになることも。日時が決まっているなら事前予約がおすすめです。1-2名の少人数の場合、予約がなくても早めに到着すればバーカウンターへ通してくれますよ。こちらでもテーブル席と同様のフードメニューを注文できます。ワントーン暗い照明に照らされたバーは渋い大人な空間です。
写真:浅井 みら野
地図を見るレストランで活気が感じられるのがオープンキッチンエリア。出来たての料理が次々と並び、運ばれていきます。
写真:浅井 みら野
地図を見る“南部で生産された食材でなければ、お通しすることはできない”とシェフ、シーン・ブロック(Sean Brock)さんの強い言葉が裏付けるように、こちらは南部料理専門のレストラン。食材は全て近隣の農場から入手し、その日にフードメニューが決まります。A4サイズ1枚に印刷されたメニューは、シンプルながらも“地元食材を使った、美味しくて新しい南部料理を味わってほしい”という熱い想いが伝わってきます。
今回の一品は、キンシウリという西洋カボチャ(Spaghetti Squash)と南部料理に欠かせないトウモロコシ粉をパンケーキにしたもの。現地ではトウモロコシ粉(コーンミール)だけで作ったものをジョニーケーキ(Johnny Cake)と呼ぶほど定番なメニューです。野菜の甘みが噛むごとに優しく伝わり、バターの塩っ気が混ぜれば、更に奥深い味わいを楽しめます。
写真:浅井 みら野
地図を見る一枚のフードメニューに対して、ドリンクメニューはまるで一冊の本のような厚さです。特にバーボンやウィスキーなどは60種類以上に及びます。バーカウンターには女性一人がふらりと訪れる場合も多く、南部らしい居心地の良さが感じられます。
写真:浅井 みら野
地図を見るスペシャルカクテルは10種類ほど。それ以外にも自分好みの味を伝えれば、オリジナルカクテルを作ってくれますよ。さっぱりした爽快感あるものをというオーダーに対し、レモンベースの酸味あるリキュールにキュウリの瑞々しさを添えたものがお返しに。少しずつ味わいながら、一日を反芻したくなるひとときです。
伝統的な南部料理のレシピを大切にしつつ、南部の食材を駆使し、日々新しい南部料理を生み出すレストラン「ハスク」。お洒落な邸宅を改装しているものの、スタッフの服装はチェック柄シャツにジーパンというカジュアルなカーボーイスタイルという絶妙な組み合わせ。ぜひ訪れた際は、独自のこだわりで突っ走るアメリカらしいレストランを堪能してみてはいかがでしょうか。
住所:37 Rutledge St, Nashville, TN 37210
電話番号:+1-615-256-6565
営業時間:ランチ 月曜日-金曜日 11:00〜14:00 / ブランチ 土・日曜日 10:00〜14:00 / ディナー 日曜日-木曜日 17:00〜22:00 / 金・土曜日 17:00〜23:00
定休日:不定休
アクセス:ブロードウェイより徒歩20分。周辺は住宅エリアで物静かなため、タクシー利用がおすすめです
2018年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
【取材協力:ミシシッピ・リバー・カントリーUSA、テネシー州観光局】
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(2024/10/8更新)
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