パワースポット出羽三山・羽黒神社の珍しい「三神合祭殿(さんじんごうさいでん)」!【山形県】

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パワースポット出羽三山・羽黒神社の珍しい「三神合祭殿(さんじんごうさいでん)」!【山形県】

パワースポット出羽三山・羽黒神社の珍しい「三神合祭殿(さんじんごうさいでん)」!【山形県】

更新日:2014/02/14 11:49

桜 小町のプロフィール写真 桜 小町 幸運の旅人

出羽三山とは月山・羽黒山・湯殿山を合わせた総称。
古修験道の山として古くから信仰を集め、出羽三山全体がパワースポットとされています。

その中で特に全国的にも珍しい「三神合祭殿」、国宝の「五重塔」、「2446段の階段」、そして樹齢300〜500年ともいわれる杉が生い茂る羽黒山の羽黒神社をご紹介いたします。

出羽三山の中で唯一年中参拝できる羽黒神社

出羽三山の中で唯一年中参拝できる羽黒神社

写真:桜 小町

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今から1400年も昔、推古元年(593年、飛鳥時代)に崇峻天皇の第一皇子・蜂子皇子(はちこのおうじ)が羽黒山を開いたことが、パワースポット出羽三山の始まりになります。

月山と湯殿山は冬は雪のため閉鎖となるため、出羽三山の中で一年中参拝できるのはこの羽黒山(標高436m)のみ。とは言ってもこの羽黒山も冬は雪に覆われますので、冬に訪れる方は雪や路面の凍結には注意が必要です。

羽黒山に向かう県道47号線の途中にある参拝者を出迎える大きな赤い一の鳥居は、まるでその偉大さを示すかのよう。山頂付近にある本殿まで「羽黒山有料道路」を通り車で行くこともできますが、この神社に関してはなるべくなら麓に車を停めて歩きたいところ。

「羽黒山参詣道」の入り口近くに「いでは文化記念館」という出羽三山の歴史を紹介した博物館がありますので車の場合はそちらの駐車場を利用することができます。

アクセス 車:山形自動車道鶴岡IC〜約10km、庄内あさひIC〜約15km
    電車:羽越本線 鶴岡駅〜庄内交通バス羽黒山行、
       羽黒センター下車

見ないと後悔する美しさ、国宝の五重塔

見ないと後悔する美しさ、国宝の五重塔

写真:桜 小町

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参道の入口にある随心門をくぐるとそこからが山の聖域。年老いた杉林が参拝者を見守るかのように立ち並び、ここが修験の山であることを嫌でも実感せずにはいられません。

聖域に入り少し歩くと祓川(はらいがわ)と須賀の滝があり祓川にかかる真っ赤な朱塗りの橋が、美しく目をひきます。昔は三山詣する人はここで必ず水垢離をして身を清めたそうですが、この場所の清々しさは水に入らずともこの景観で十分に身が清められそうなほど。

そして祓川を過ぎると左手に見えて来るのは国宝の五重塔。現在の塔は600年ほど前に建てられたもので、東北では最古のもの。素木造り、柿葺、三間五層の歳月を重ねたその美しい姿は、杉木立の間にあってさらにその存在感を増しています。

山全体が境内ともいえる広さのこの羽黒神社、車やバスで一気に本殿まで行ってしまうと、残念ながら参道入口近くにあるこの五重塔は見ることができません。歩くことに自信のない方は一度この美しい五重塔を見てから随心門まで戻り、山頂に車などで移動することをお勧めします。

名物?修行?待ち受ける2446段の階段!

名物?修行?待ち受ける2446段の階段!

写真:桜 小町

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五重塔を過ぎると全長約1.7km、2446段もの階段が…。時間にして40〜60分。履きなれた歩きやすい靴でないと足が痛くなってしまって、とても登れません。

冬は凍結で滑らないよう足元には要注意。夏は杉並木の中、涼しいとは言っても熱中症への対策が不可欠です。階段は一の坂、二の坂、三の坂からなり、この石段を作った昔の人の遊び心なのでしょうか、途中の石段には盃や蓮・ひょうたんなどの絵が33個彫られており、全部見つけることのできた人は願い事が叶うと言われているので、余裕のある方はこれらを探しながら行くと良いでしょう。

見ただけで嫌になってしまうような階段ですが、この石段を登っているうちに山の持つエネルギーで体が満たされるとか。この杉並木の参道は修験のお山を参拝するために必要な修行なのかもしれません。

石段の途中に「二の坂茶屋」というお茶屋さんがあるのでここで一息いれることをお勧めします。疲れが吹き飛ぶほどここからの眺めは良く、2446段の階段を踏破したことの「認定証」(無料)をこのお茶屋さんで発行してくれるのでもらうことを忘れずに。

月山・羽黒山・湯殿山の神々を祀った三神合祭殿

月山・羽黒山・湯殿山の神々を祀った三神合祭殿

写真:桜 小町

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2446段の階段を踏破した先に「三神合祭殿」があります。現在の社殿は文政元年(1818年、江戸時代)に再建されたものになりますが、萱葺の建造物としては日本最大の大きさ。
厚さ2.1mの萱葺屋根・総漆塗の内部は見事としか言いようがなく、車で簡単に着いてしまうよりも大変な思いをして階段を登って来た方が、はるかにその素晴らしさを感じることができるのは言うまでもありません。
この三神合祭殿には、月山・羽黒山・湯殿山の神々が祀られています。それは月山や湯殿山が冬季は雪で参拝も祭典を行うこともできないので、三山の祭典はすべてここで執り行うため。ここを参拝すれば三山を巡ったことになるとされる所以です。

御祭神はそれぞれ
月山神社(真中)    :月読命(ツクヨミノミコト)
出羽神社(向かって右側):伊氏波神(イデハノカミ)
             倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)
湯殿山神社(向かって左側):大山祇命(オホヤマツミノミコト)
             大己貴命(オホナムチノミコト)
             少彦名命(スクナヒコナノミコト

強力なパワースポット「鏡池」

強力なパワースポット「鏡池」

写真:桜 小町

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三神合祭殿の前にある「鏡池」。
本殿の御手洗池なのですが、神秘な池として羽黒信仰の中心とされていました。平安から鎌倉時代にかけて奉納された銅鏡がたくさん埋納されていることが、その名前の由来。

鏡自体に霊的な力が宿るというような話もあるほどなので(特に昔はそう信じられていた)その鏡がたくさん埋納されたということは元々の池の力に、さらに鏡の力が加わり、相当なパワーが蓄えられて強力なパワースポットになっていると考えても良いのではないでしょうか。

現在ではそのうちの190面が出羽三山歴史博物館(山頂の駐車場近く)に収蔵されています。

ゆっくりと時間を取って参拝を

羽黒山は出羽三山の信仰の中心であり、他にも国の重要文化財に指定されている大鐘や南谷別院跡など見るべきところもたくさんあります。急いで車で回らずに1日時間を取るくらいのつもりで、2446段の階段を登り三神合祭殿や鏡池、五重塔などゆっくりと見て回りその聖なる力に触れてみてはいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2007/08/04 訪問

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