写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る和多都美神社は、神代のころ、海神である豊玉彦尊(とよたまひこのみこと)がこの地に「海宮(わたづみのみや)」と名付けた宮殿を造ったことが始まりと言われています。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る御祭神は、豊玉彦尊の娘、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)と夫・彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)。
九州全体で107社あるうち、対馬には九州最多の29社があり、そのうち豊玉姫命を御祭神としている神社は10社。そして、その中心となるのが浅芽湾の入り江にたたずむ古社・和多都美神社なのです。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る和多都美神社の本殿から並ぶ5つの鳥居のうち一の鳥居と二の鳥居は、満潮時、海水が満ち、その様はまるで竜宮城の入り口のよう!
干潮時は、一の鳥居まで歩いていくことが可能です。ただし、湿地になっているので、足元にはご用心を。
入り組んだ入り江が特徴的な対馬は、道路が整備されるまでは船が主な交通手段。今でも、和多都美神社がある浅芽湾を往来する船は、地元の人の足として活躍しています。地元の人も利用する渡海船から、神社独特の雰囲気を味わってみませんか?
和多都美神社近くにある渡海船乗船場「仁位(にい)」から、和多都美神社の鳥居近くを通り、リアス式海岸の浅芽湾を眺めながら、対馬空港近くにある乗船場「長板浦」までの1時間半の船旅。朝鮮出兵の出発地ともなった対馬の海岸線を眺めながら、歴史に思いをはせてみては?
<渡海船の基本情報>
乗船場所:浅芽湾北部の仁位、浅芽湾南部の長板浦
出発時間等:平日2往復、土日祝日は1往復 詳しい時間は、下記リンク「対馬市営渡海船 うみさちひこ」にて
片道:940円
チャータークルーズ:5人以上集まれば、利用時間を設定して乗ることも可能。90分、120分、150分のコースがあります。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る三の鳥居と四の鳥居の間にある珍しい三本柱の鳥居の下には、「磯良恵比須」という、鱗状の亀裂が見られる岩が祀られています。磯良恵比須は、「阿曇磯良(海神)のご神体と伝わる石ですが、阿曇磯良の墓という伝説もあります。霊座か、ご神体か・・・今でも謎のままです。
磯良恵比須は、もちろん和多都美神社のパワースポット!鱗状の亀裂は肉眼でもはっきりと見えるので、不思議なパワーを感じつつ参拝してみてください。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る歴史を感じる古びた五の鳥居の先にあるのが神明造りの本殿。ニ拝二拍手一拝の基本的な参拝方法などが丁寧に書いてあるので、案内板を見ながら、正しく参拝しましょう。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る本殿の左側にある祠の横には、地に這うように連なる根っこと大空に飛び出すかのように伸びる巨木 があります。まるで、神社の本殿から龍が現れたかのよう!
エネルギー満ち溢れる木からパワーをもらってください。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る祠の周りの石垣の上に、大小の石を積み上げたものが多く見られます。これは古代からの風習ではなく、昨今増えた韓国人観光客が積み上げたもの。韓国では、願い事をしながら石を積むと願いが叶うという言い伝えがあり、実際、韓国のお寺に行くとよく見かける光景です。
日本の神社の風景にもうまく溶け込んでいて、地元対馬の人々も積む人が多くなったのだそうです。
本殿の裏側には、緑豊かな巨木が林立し、竜宮伝説を思わせる雰囲気。マイナスイオンを存分に感じながら、最後に和多都美神社最強パワースポットへ向かいましょう。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る本殿の後方には、豊玉姫命之墳墓、そして、西の山側には、豊玉彦尊王の墳墓の2つの岩があります。
巨木の奥にある林を進むと苔むした古い鳥居があり、その奥にあるの木の下に豊玉姫命之墳墓の岩があります。厳かな雰囲気の中、離島ならではゆるやかな時間が流れる神聖なこの場所で、どこからともなく感じられるパワーを受け止めてみてください。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る和多都美神社から車で山を登ること15分、美しいリアス式海外の浅芽湾を一望できる烏帽子岳展望所に行くことができます。対馬一の絶景スポットへもぜひ足を延ばしてみてください。
<烏帽子岳展望所の基本情報>
住所:長崎県対馬市豊玉町仁位
アクセス:対馬空港より車で約60分 駐車場あり
駐車場から展望所まで徒歩10分
夜間は、暗く、急こう配のため、注意が必要
住所:長崎県対馬市豊玉町仁位字和宮55
アクセス:対馬空港より車で約40分
拝観時間:特になし
拝観料:無料
駐車場:20台
※2018年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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