提供元:The Duke Boutique Hotel
http://www.thedukehotelgozo.com/en19世紀までゴゾ島にはホテルがなく、訪れる人々はシタデル(大要塞)のなかにある修道院に泊まるしかありませんでした。1800年代半ばにシタデルのすぐ外側に建てられたのが、ゴゾで最初のホテルとなるDuke of Edinburgh Hotel(エジンバラ公爵ホテル)。戴冠前のエリザベス女王を迎えたこともあるホテルは、2005年に解体され、現代的な商業スペースに生まれ変わりました。そのワンフロア―がザ・デューク・ブティック・ホテルとしてオープンしたのは、2017年初めのことです。
入口はショッピングモール一階の真ん中にあるエレベーター。4階のレセプションフロアから上階の客室にアクセス出来るのは、カードキーを持つ宿泊客のみです。治安の良いゴゾですが、万全のセキュリティが頼もしいですね。
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http://www.thedukehotelgozo.com/enレセプションホールと同様、お部屋にも大理石がふんだんに使われ、光溢れるモダンなインテリアで整えられています。ファブリックは紺色とチョコレート色を基調としており、ゴゾ・ガラスの壺や置物がアクセントになって、シックで落ち着いた雰囲気を作り出しています。
25〜30平米のスタンダードルームも充分快適ですが、一押しはバルコニー付ガーデンビュールーム。30〜48平米と広々としており、背後のヴィラ・ランドル・ガーデンズを一望できます。なかにはテラスにジャグジーが設置されたお部屋もあります。もう少し奮発してもいいという方は、シタデル側のシティービュールームやスイート(テラス&ジャグジー付)を是非。ヨーロッパの他の国に比べればリーズナブルに、快適で優雅な滞在をお楽しみいただけます。
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http://www.thedukehotelgozo.com/en郷土料理を楽しみにしていても、歩き疲れてレストランまで出かけるのがおっくうになってしまうことがあります。そんなときはお部屋で夕食にしましょう。ホテルに戻る前に、マルタ名物パスティッツィ(チーズや惣菜入りのパイ)やピザをテイクアウトするのも良いですね。シタデルに向かう通り沿いにお店が何軒かあります。ただし、多くは夕方にクローズしてしまいますのでご注意ください。
そんなときは、ホテル地下のザ・デューク・フードストアを覗いてみましょう。ビール、ワイン、水、お総菜、パン、ハム、果物、ついでにお土産のサボテンの実のジャムまで調達できてしまいます。平日は夜8時まで、日曜は午後1時までオープンしています(早く閉まる日もありますので、当日確認してください)。
フード・ストアがクローズの場合も、ルームサービスが強い味方になってくれます。ザ・デューク・ブティック・ホテルは美味しい朝食でも評判ですが、気兼ねなく頼めるルームサービスメニューもなかなかです。一人前のボリュームが日本の倍はありますので、加減しながらオーダーしてください。
ホテルまでのアクセスには三つの選択肢があります。一番楽なのはホテルに送迎を頼んでしまうこと。ホテルでは、空港からマルタ島のフェリー乗り場までと、ゴゾ島フェリー乗り場からホテルまでを異なるドライバーが担当するサービスと(フェリーはご自身で乗船)、空港からホテルまでを同じドライバーが通してお送りするサービスの、二種類の送迎を提供しています。予約サイトを利用した場合でも、メールやサイト内コメントで丁寧に応答してくれますので、ご予算と相談しながら検討してみてはいかがでしょうか。
二番目の方法は、タクシーとフェリーの組み合わせです。空港から乗る場合は、タクシーのチケット売り場で行先を伝えて料金を払いますので、ぼられる心配はありません。ホテルで頼む場合も、前もって料金を訪ねておくと良いでしょう。
最後が、バスとフェリーの組み合わせです。マルタ島はバス路線が発達しており、観光客にも利用しやすいので、是非トライしてみてください。バス料金は、距離に関係なく二時間まで一律2ユーロ(オフシーズンは1.5ユーロ)で、チケットは乗車時に運転手から購入します。
おすすめは、マルタ島とゴゾ島の両方で利用できる「12 Single Day Journeys」カード。複数人の利用も可能な12回券(15ユーロ)です。事前に空港やバスターミナルで購入しておく必要があります。その際、ルートマップももらいましょう。
首都バレッタからフェリー乗り場までは41番か42番、ゴゾ島ではフェリー乗り場を出るとすぐ目の前に停まっている301番を利用します。終着はビクトリアのバスターミナルで、ホテルはその北側、徒歩6-7分です。なお、帰りのフェリー乗り場までは、ホテルを出て右に200mほどのFortunato(幸運という意味)というバス停から301番に乗るのが近くて便利です。
ホテルからシタデルも徒歩10分ほど。城壁の中に残る中世の家並みも、丘の上から眺める絶景も、目と鼻のさきです。
もうひとつ特筆すべきは、ホテルを出て左手すぐに、ホップ・オン・ホップバスの乗り場があること。主要観光スポットで乗り降り自由なバスを利用すれば、ゴゾ島を効率よく周遊することができます。
ゴゾの人たちの人柄もあるのでしょうが、レセプションやスタッフの応対がとても温かくて気持ちが良いのも、このホテルの評価を高めています。また、電気ポットとコーヒー紅茶セットが全てのお部屋にあるのも、日本人にはうれしいですね。立地・設備・サービスと三拍子そろい、かつコストパフォーマンスに優れたザ・デューク・ブティック・ホテル。マルタ本島から少し足を延ばして、優雅な休暇をお楽しみください!
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