秘湯というだけあって、ホテル祖谷温泉に近づくにつれ道幅が狭くなり対向車が来ると交わすのに注意が必要です。紅葉の時期などはこの道から山々の紅葉が楽しめます。ホテル祖谷温泉の近くに「小便小僧」を発見。この小便小僧、かつて祖谷街道を切り開いた時に残された渓谷に突き出た岩で、地元の人たちが度胸試しをした名残だとか。今はガードレールがしてあり、目が眩みそうな断崖の先に立つことは残念ながらできない。
20人近くが一度に乗れるケーブルカーで170メートル下の谷底まで5分かけて下りていく。傾斜角度45度の急勾配で、スリル満点。山々の新緑、紅葉もケーブルカーから楽しめる。谷底は渓谷になっていて、周りは全て険しい山、山、山。川辺には尖った岩がゴロゴロしていて、まさに深山の秘湯にたどり着いた感じだ。
露天風呂は男女別に分かれており、共に川にせり出すように作られている。湧出量も豊富で、自噴しており、湯船から溢れ出た湯は川へ流れていきます。源泉の温度は39度で、湯の色は無色透明。はっきりとした硫黄臭があり、白いモロモロ状の湯の花も舞っている。加温などせず源泉をそのまま掛け流ししているので結構ぬるめではあるが、のぼせることなくいつまででも入っていられる。
日中、ホテルやお宿の日帰り入浴を利用した後、レストランに立ち寄りたいと思っても閉まっている事が多いが、このホテル祖谷温泉のレストランは日中でも営業している。お風呂上がりに地元でとれた川魚をあてに、ぐいっと飲むビールは格別美味しいものである。
ホテル祖谷温泉のように、谷底にありケーブルカーで行く露天風呂は全国的にも珍しい。新緑の頃から秋の紅葉の頃までが特にお勧めである。山奥の秘湯で1日のんびりするには、最高の場所である。
【施設の所在地】 徳島県三好市池田町松尾松本367-2
【電話番号】 0883-75-2311
【泉質】 アルカリ性単純硫黄泉
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