ミャンマー最後の王朝の古都「マンダレー」その見どころとは?

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ミャンマー最後の王朝の古都「マンダレー」その見どころとは?

ミャンマー最後の王朝の古都「マンダレー」その見どころとは?

更新日:2018/02/10 16:50

大竹 進のプロフィール写真 大竹 進 元旅行会社勤務、元旅行専門学校講師

ミャンマーのほぼ中央に位置するマンダレーは、ヤンゴンに次ぐ国内第二の都市で、1885年イギリスに占領されたためミャンマー最後の王朝となったコンバウン朝の都として栄えた所です。市内には旧王宮を始め、多くの仏塔や寺院が点在し、ここがかつて都であった事を教えてくれます。マンダレー周辺にも旧王都が幾つかあり、それらの観光のベースにもなるマンダレーの見どころについてご紹介します。

コンバウン朝の旧王宮

コンバウン朝の旧王宮

写真:大竹 進

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ミャンマー最後の王朝となったコンバウン朝の王宮は市の中心にあり、敷地は一辺3kmととても広く、高さ8mの城壁に囲まれて要所要所に物見の塔が建てられています。城壁の外側には幅70mの壕が巡らされ、入口は東西南北にそれぞれ1箇所ありますが、外国人が入れるのは東入口のみです。

完成当時はこの国の建築芸術の粋を集めて造られた王宮ですが、第二次大戦で焼失し、この城壁だけが創建当時のままの姿を留めています。
前方に見えるのはマンダレーヒルです。

コンバウン朝の旧王宮

写真:大竹 進

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コンバウン朝は1885年イギリスによって滅亡し、貴重な財宝もイギリスに奪われ、現在その一部はロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館に展示されています。王宮内には多くの建物がありましたが、第二次大戦で焼失し、現在の建物は1990年代に再建されたものです。

コンバウン朝の旧王宮

写真:大竹 進

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建物群で金色に縁どられているものが公的なエリアの施設、えんじ色のものは王様のプライベートエリアで、江戸城で言えば大奥みたいな所です。手前の白い建物は王様が使ったプールです。

<旧王宮の基本情報>
開館時間:8:00〜17:00(無休)
その他:入り口でパスポート提示要

マンダレー最大のマハムニ・パゴダ

マンダレー最大のマハムニ・パゴダ

写真:大竹 進

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マンダレー最大にして最も重要な仏塔がマハムニ・パゴダです。その本尊が写真のマハムニ仏。高さ約4mの大きな仏像で全身に金箔が貼られていますが、これを貼れるのは男性のみで、女性は近くから拝むだけです。ミャンマーには女人禁制の所が現在でも多く残っています。

マンダレー最大のマハムニ・パゴダ

写真:大竹 進

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頭が天井に届きそうな二人の巨大な神様が担いでいるのは鐘の一種です。日本で鐘というとお寺の梵鐘を思い浮かべますが、ミャンマーではそれらの鐘の他にこの様な板状の鐘もあり、マハムニ・パゴダの境内に置かれています。

マンダレー最大のマハムニ・パゴダ

写真:大竹 進

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マハムニ・パゴダの境内にはこの様なビックリするほど大きな銅鑼もあり驚かされます。そして参道にはお土産物店がずらっと並んでいます

<マハムニ・パゴダの基本情報>
開館時間:4:00〜22:00(無休)
カメラ撮影料:US$1または1000チャット(約100円)

世界最大の教典を納めた驚異の仏塔群クドードォ・パゴダ

世界最大の教典を納めた驚異の仏塔群クドードォ・パゴダ

写真:大竹 進

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クドードォ・パゴダは中央に黄金の仏塔が聳え、これだけでも非常に立派なパゴダですが、それ以上に素晴らしいのが境内を埋め尽くしている小仏塔です。

世界最大の教典を納めた驚異の仏塔群クドードォ・パゴダ

写真:大竹 進

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この見事な小仏塔群は、時のミンドン王が世界最大の経典を作ろうと1860年に建設に取り掛かり、2400人もの僧が昼夜の別なく突貫作業で働き、8年の歳月をかけて完成させたもので、境内を埋め尽くす729もの小仏塔が並ぶ様は壮観です。真っ白な仏塔をバックに婚礼衣装で記念写真を撮るカップルも多く見られ、写真撮影の小道具として傘をレンタルする店もある程です。

世界最大の教典を納めた驚異の仏塔群クドードォ・パゴダ

写真:大竹 進

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この小仏塔一つづつに、仏陀の説教をまとめた経典を刻んだ大理石の石板が、1枚ずつ納められています。

<クドードォ・パゴダの基本情報>
開館時間:5:00〜19:00(無休)

木造彫刻が見事なシュエナンドー僧院

木造彫刻が見事なシュエナンドー僧院

写真:大竹 進

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マンダレーにある美しい木造建築のシュエナンドー僧院。ミャンマーでは古い木造建築が少なくなっているので、貴重な建築物です。かつて王宮の一角にあったこの建物は、全体に手の込んだ彫刻が施されていて見事です。

木造彫刻が見事なシュエナンドー僧院

写真:大竹 進

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建物には屋根や壁面に見事な彫刻や浮彫が施され、その素晴らしさに見とれてしまいます。これだけの彫刻を彫り上げるのに、一体どれ程多くの人々が、どれだけの期間携わったのだろうかと思ってしまいます。

木造彫刻が見事なシュエナンドー僧院

写真:大竹 進

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かつて王宮の一角にあったこの建物は、王や王妃がしばしば過ごし、瞑想の場所としても使われていました。確かに静かに瞑想するにはピッタリの場所ですね。

<シュエナンドー僧院の基本情報>
開館時間:7:30〜17:00(無休)

丘全体が仏教の聖地マンダレーヒル

丘全体が仏教の聖地マンダレーヒル

写真:大竹 進

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マンダレーの北にある標高236mのマンダレーヒル。丘全体が寺院となっているマンダレー最大の聖地で、頂上にはスタウンピー・パゴダがあります。
写真は八曜日の祭壇ですが、ミャンマーの人々にとっては何曜日に生まれたかが非常に重要で、生まれた曜日によってその人の基本的な性格、人生、他の人との相性が決まるとされ、パゴダの境内には必ず八曜日の祭壇があります。一週間は7日ですが、水曜日が午前と午後に分かれているため八曜日となります。祭壇では自分が生まれた曜日の仏像に熱心にお参りしている姿が見られます。皆さんもミャンマーを訪れる際には自分の誕生した曜日を調べてお参りしてみて下さい。

丘全体が仏教の聖地マンダレーヒル

写真:大竹 進

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スタウンピー・パゴダの回廊は一見宮殿の様に鮮やかな装飾で彩られていて、床も赤のタイルが敷き詰められtいます。ミャンマーでは寺院の境内は全て裸足にならないといけませんが、この様な綺麗なタイルだと歩き易いですね。

丘全体が仏教の聖地マンダレーヒル

写真:大竹 進

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パゴダのテラスからはマンダレー市街や旧王宮などが一望出来、
ミャンマー最長の大河エーヤワディ川の水面を染める夕日も素敵です。

<マンダレーヒルの基本情報>
開館時間:6:00〜21:00(無休)
マンダレーヒル山頂入場料:1000チャット(約100円)
カメラ撮影料:1000チャット(約100円)

古都マンダレーの魅力

マンダレーはコンバウン朝の9代ミンドン王がそれまでの都であったアマラプラからここマンダレーへ遷都を決定し、1857年から建設が開始されました。

1878年にミンドン王が亡くなり、次のティーボー王の時代の1885年、イギリスがマンダレーを占領し王をインドへ追放した事でコンバウン朝は滅亡し、ミャンマーはイギリスの植民地となりました。

従ってマンダレーが王都として存在した期間は短かったのですが、ミンドン王の時代に今回ご紹介した壮大な仏塔や寺院の多くが次々と建設され、それが今のマンダレーを彩っています。

ミャンマー最後の王朝の都だったマンダレーに、あなたも訪れてみませんか。
尚マンダレーにはマンダレー入域料というものが必要で、マンダレー以外に近郊のアマラプラやインワなどにも適用され、5日間有効で10000チャット(約1000円)です。

2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/01/16 訪問

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