イタリア・コルトーナ、映画「トスカーナの休日」の舞台となった小さな村

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イタリア・コルトーナ、映画「トスカーナの休日」の舞台となった小さな村

イタリア・コルトーナ、映画「トスカーナの休日」の舞台となった小さな村

更新日:2018/02/15 09:06

中山 久美子のプロフィール写真 中山 久美子 トスカーナ専門コーディネイター、日伊通訳

イタリアにはローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアなどの人気観光都市以外にも、中世の町並みを残す美しい町や小さな村がたくさんあります。その中でも比較的行きやすく、ダイアン・レイン主演の映画「トスカーナの休日」で舞台となったことから人気があるのが、このコルトーナ。小さな旧市街ながら、美術館やパノラマポイントなど散策以外の見所もあるので、フィレンツェやアレッツォからのワインデイトリップにもぴったりですよ。

時計塔の市庁舎がシンボル、レプッブリカ広場

時計塔の市庁舎がシンボル、レプッブリカ広場

写真:中山 久美子

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コルトーナのメインの広場であり、旧市街のまさに中心にあるのが、このレプッブリカ広場です。多くの方は旧市街の南側・ガリバルディ広場から旧市街に入ってきますが、そこからまっすぐナツィオナーレ通りを進むと、どーん!と見えてくるのが、この建物。これはコルトーナの市庁舎なのですが、元々は12世紀に建てられたロマネスク様式のもの。16世紀の大規模な増築により、現在の姿になりました。

長い階段では、腰を下ろしてパニーノやジェラートを食べたり、また一番上まで上がって広場を見下ろしたりすることができます。

時計塔の市庁舎がシンボル、レプッブリカ広場

写真:中山 久美子

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広場には市庁舎の他、ワイン専門店やレストラン、貴金属店やカバン工房、小さなスーパーまで何でも揃っています。大きな観光地ではないので、観光客も住民も入り混じってカフェやワインを飲んだり、買い物をしたり。その光景を見ているだけでも楽しいですよ。

シニョレッリ広場とドゥオモ広場は見所がたくさん

シニョレッリ広場とドゥオモ広場は見所がたくさん

写真:中山 久美子

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レプッブリカ広場からは放射線状に道が出ていますが、まずは市庁舎の右から、もう1つの中心的な広場、シニョレッリ広場に向かいましょう。すぐ正面左にあるのが13世紀に建てられたプレトーリオ宮。建物右側面に残っているのは、中世のフィレンツェ共和国代表役員の紋章で、現在はエトルリア・アカデミー博物館として使用されています。プレトーリオ宮の右側は、開廊が美しいネオ・クラッシック様式の劇場。劇場の他にも映画館、コンべンションホールなどが中に入っています。

<エトルリア・アカデミー博物館・基本情報>
住所:Piazza Signorelli, 9 52044 Cortona (AR)
電話番号:+39-0575-630415/637235
アクセス:レプッブリカ広場より徒歩1分

シニョレッリ広場とドゥオモ広場は見所がたくさん

写真:中山 久美子

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シニョレッリ広場のプレトーリオ宮と劇場の間を行くと、今度はドゥオモ広場に出ます。ドゥオモは1000年頃の建設で、その頃の名残は入口の柱やアーチに残ってはいますが、その後は改築が繰り返されて様々な様式が入り混じっています。中は三廊式で、右側奥には1800年代の立派なパイプオルガンがありますので、どうぞお見逃しなく。

ドゥオモに向かって左側は旧市街の西端の城壁で、ここから旧市街をとりまくオリーブ畑など、美しいパノラマを見ることができます。

<基本情報>
住所:Piazza del Duomo, 1 52044 Cortona (AR)
アクセス:レプッブリカ広場より徒歩4分

シニョレッリ広場とドゥオモ広場は見所がたくさん

写真:中山 久美子

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そしてドゥオモ正面には、コルトーナ一番の見所でもある教区博物館が。地味で小さな建物ですが、有名なフラ・アンジェリコの「受胎告知」やコルトーナ出身の画家・シニョレッリの作品が多く展示された立派な博物館です。フラ・アンジェリコと言えば、フィレンツェ・サンマルコ博物館の「受胎告知」で有名な画家、同じ画家から生まれた同テーマの作品を見比べてみるのも面白いですね。

<基本情報>
住所:Piazza del Duomo, 1 52044 Cortona (AR)
電話番号:+39-0575-62830
アクセス:レプッブリカ広場より徒歩4分

アップダウンの多い路地を、隅々まで歩いてみよう

アップダウンの多い路地を、隅々まで歩いてみよう

写真:中山 久美子

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コルトーナは小さな旧市街ながら、平地はメインストリートのナツィオナーレ通りとレプッブリカ広場だけ?と思うほど少なく、アップダウンが多いです。体力はいりますが、散策すればするほど趣のある路地や建物をたくさん見つけられるので、歩き回ってみることをおススメします。

急な坂道では道半分に低い段がついていたり、細い鉄の手すりが壁についていることもありますが、歩きやすい靴で滑らないように気をつけて下さいね。

アップダウンの多い路地を、隅々まで歩いてみよう

写真:中山 久美子

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可愛らしいお店も、あちこちにたくさんあります。写真は、シニョレッリ広場から1本入ったレストラン、オステリア・デル・テアトロ。両サイドに階段がある玄関が目印で、手すりのグリーンに赤い自転車がとても映えます。正面には鳥かごをたくさん使ったディスプレイなど、行く度に違う店構えで楽しませてくれます。

アップダウンの多い路地を、隅々まで歩いてみよう

写真:中山 久美子

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メインストリートのナツィオナーレ通りから1本入った路地は、SNSでもよく見る写真。レトロな看板が掲げられているお店はギャラリー・イルポッツォで、壁に突き出たディスプレイも絵になりますね。お店では写真や絵画、革製品などを扱っているので、お土産探しにも良いお店ですよ。

町の南端のテラスで、キアーナ渓谷に沈む夕日を眺めよう

町の南端のテラスで、キアーナ渓谷に沈む夕日を眺めよう

写真:中山 久美子

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旧市街を楽しんだ後、帰る前に必ず寄って欲しいのがガリバルディ広場。バスを利用される方はここからバスに乗りますが、バスの時間よりも少し早く来て、このパノラマをぜひ堪能して下さい。眼下に広がるのはキアーナ渓谷で、写真の左奥に見えるのがトラジメーノ湖、この先はもうお隣のウンブリ州になります。

町の南端のテラスで、キアーナ渓谷に沈む夕日を眺めよう

写真:中山 久美子

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一番のおススメは夕暮れ時。日が暮れ始めるとまず、キアーナ渓谷全体がオレンジ色に包まれていきます。そして西方向に日が落ちて、空が元々の色とオレンジのグラデ―ションになり、だんだんと変化していく様子はまるで自然のマジックのよう。季節によって夕暮れ時間は異なりますが、夏なら20時くらい、冬なら17時くらいです。

都市から日帰りでも寄り道でも行ける、魅力的な小さな村

コルトーナの最寄り駅までは、フィレンツェから1時間20分、アレッツォから20分、ペルージャから45分で直通電車で行くことが可能で、旧市街までは駅前からバスで10分ほど。フィレンツェから日帰りでも、アレッツォやペルージャに行く日に寄ることもできるので、観光地の外に出たことのない旅行者の方でも、行程に入れやすい小さな村です。町散策も、美術館も、自然も一度に楽しめる充実した村へ、ぜひ一度足を延ばしてみてくださいね。

2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/09/19 訪問

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