古墳再現度高し!群馬「上毛野はにわの里公園」で古代日本にシンクロ体験

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古墳再現度高し!群馬「上毛野はにわの里公園」で古代日本にシンクロ体験

古墳再現度高し!群馬「上毛野はにわの里公園」で古代日本にシンクロ体験

更新日:2018/02/19 13:28

やた 香歩里のプロフィール写真 やた 香歩里 鈍足の旅人、地域の魅力発掘人、駅徒歩絶景ハンター

群馬県は、古墳時代〜平安時代に栄えた東国文化の中心地といわれ、県内に存在する古墳の数とその規模から、「東日本最大の古墳大国」ともいわれています。実際、群馬では古墳はかなり身近なもの。古墳がある地域では、外で遊んでいて土器の破片を見つけるなんてことも普通にあったとか。高崎市の「上毛野はにわの里公園」には築造時の姿を忠実に再現した古墳があり、楽しいハニワにも出会えます。ハニワグッズにも注目!

「かみつけの里博物館」で古墳とハニワのキホンから

「かみつけの里博物館」で古墳とハニワのキホンから

提供元:ググっとぐんま写真館

http://gunma-dc.net/

高崎市の「上毛野(かみつけの)はにわの里公園」は、保渡田(ほどた)古墳群(二子山古墳・八幡塚古墳・薬師塚古墳)と、古墳について学べる「かみつけの里博物館」がある、まさに古墳時代満喫エリア。ちなみに「上毛野」とは群馬の古名です。公園内をぶらぶらするだけでも古墳時代にトリップした気分ですが、ぜひ「かみつけの里博物館」も見学してみてください。大人でもたった200円の手軽さで、古代の群馬の様子や貴重な出土品、多種多様なハニワを見ることができます。

「かみつけの里博物館」で古墳とハニワのキホンから

写真:やた 香歩里

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常設展示室は、体育館のように広く細長く、1500年前の世界を室内いっぱいの模型や展示品で再現しています。手前の大きな模型は、5世紀の榛名山東南麓の様子を復元したもの。奥のモニターでは映像での解説が流れます。

「かみつけの里博物館」で古墳とハニワのキホンから

写真:やた 香歩里

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こちらは、公園内に残る八幡塚古墳の築造時の様子を表現した模型。たくさんの小さな人が、大きな石を運んだり、地面をならしたりして働いているのがわかります。奥に並ぶハニワたちが、なにやら見下ろして監視している巨人のようで…ちょっと怖いですね。

奥のエリアはハニワパラダイス

奥のエリアはハニワパラダイス

写真:やた 香歩里

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一番奥のエリアには様々なハニワが一堂に会しています。馬や猪、鹿や鳥に、ヒト型のものも男性もいれば女性もいて、武人らしき人、なにやら作業をしている人、楽器を奏でている人と、多彩です。

奥のガラスケースの中には、詳しい解説付きでいろんなハニワが展示されています。同じヒト型でも、動きや装飾の違いでさまざまな人を表していることがわかります。西日本と東日本で、女性の装飾が違うなんて知っていましたか?

奥のエリアはハニワパラダイス

写真:やた 香歩里

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なにやら悪い顔をして、何か企んでいるとしか思えないハニワも…。

このハニワは何を表してるの?何の役割があったの?そんなことを想像しながら見ていると、どんどんハニワの世界に引き込まれますよ。

ちなみに、誰もが体験したり見たりしたことがあるであろう、女子中高校生が酷寒の時期、制服のスカートの下にジャージを履くスタイル、あれを群馬では「ハニワスタイル」と呼ぶのだとか。古墳やハニワが日常生活に浸透しているのがよくわかりますね。

奥のエリアはハニワパラダイス

写真:やた 香歩里

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博物館ですからもちろん、埴輪だけでなく、さまざまな出土品が展示されています。こちらの靴は金張りの履き物で、現在のところ国内最古の飾履(しょくり)だとされている貴重なものです。今にも崩れそうにぼろぼろに見えますが、それでも細かい装飾がされていたのが見てとれます。実用的な靴ではなく、儀礼用か葬送用のものであったと考えられています。

古墳時代が楽しくなるオリジナルグッズも充実!

古墳時代が楽しくなるオリジナルグッズも充実!

写真:やた 香歩里

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展示室以外にも、ロビーには八幡塚古墳の石棺の原寸大模型もあります。なにやらアニメやゲームに出てきそうな感じですね。赤い色がポップですが、石棺の中は本当に赤く塗られていたのです。

古墳時代が楽しくなるオリジナルグッズも充実!

写真:やた 香歩里

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ロビーには様々なグッズも販売されています。Tシャツなどの大きなものから、一筆箋やメモ帳などの文具類、ハンカチや手ぬぐいなど、種類豊富。ちょっと変わったデザインのオリジナルグッズで、お値段もお手頃です。

古墳時代が楽しくなるオリジナルグッズも充実!

写真:やた 香歩里

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やたら目を引くのが、この「フニフニうちわ」。「辟邪」とは、悪いものを除けるという意味です。古墳に悪いものを寄せ付けないように奮闘していたハニワなのでしょう。「王様を守り続けて1500年…」のつぶやきが涙を誘います。

<かみつけの里博物館の基本情報>
住所:高崎市井出町1514
電話番号:027-373-8880
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:火曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)、12/28〜1/4、祝日の翌日
観覧料:大人200円、高校生・大学生100円、中学生以下・65歳以上無料
アクセス:下記の「上毛野はにわの里公園の基本情報」参照

八幡塚古墳の再現度に古墳のイメージが変わる?

八幡塚古墳の再現度に古墳のイメージが変わる?

写真:やた 香歩里

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博物館の北に広がるのは八幡塚古墳。5世紀後半の、全長96mの前方後円墳です。1999年に復元整備された古墳ですが、石室や周囲の堀はもちろん、葺石(古墳の斜面を覆う石)やハニワに至るまで、細かく調査し、築造当時の姿を忠実に復元しています。もしかしたら前世を思い出してしまう人もいるのでは、と思うような再現レベルです。

古墳造りというと、そのスケールから相当な苦役だったのでは…と想像しがちですが、むしろイベントのように、喜んで人々が参加していたという説もあります。確かに「お墓」のおどろおどろしさがなく、晴れやかで賑やかな印象のある古墳です。多くの古墳がこうであったのなら、古代の群馬はかなり華やかだったことでしょう。

八幡塚古墳の再現度に古墳のイメージが変わる?

写真:やた 香歩里

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古墳の一番外側に立つこのハニワは、怖い顔をして、楯を構えています。悪いものから古墳を守る役割、つまり「辟邪」をしていたハニワです。そう、先ほどの「フニフニうちわ」のハニワはこれです!

八幡塚古墳の再現度に古墳のイメージが変わる?

写真:やた 香歩里

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大量のハニワは、狩りをしていたり儀式をしていたり、様々な様子を表しています。じっくり見るとそれぞれ個性があって表情豊か。

また、この古墳の後円部には、王の棺(舟形石棺)の実物が見学できるドーム施設があります。見学時間は9:30〜16:30(博物館の休館日は閉鎖)となります。

古墳時代から現代まで,それぞれの姿を残した古墳

古墳時代から現代まで,それぞれの姿を残した古墳

写真:やた 香歩里

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博物館西側の二子山古墳もまた、全長108mの大きな前方後円墳です。保渡田古墳群の中では一番古いものであることがわかっています。こちらはハニワや葺石などは再現せず、発掘前の姿をできるだけそのまま残すように整備をしています。

そしてもう1基の薬師塚古墳は、あえて再現整備せず、小さな森のような姿で、ほとんどが西光寺の境内となっています。3つの古墳をそれぞれ違う姿で残すことで、時間の経過による変化を見比べることができるようにしているのです。

古墳時代から現代まで,それぞれの姿を残した古墳

提供元:ググっとぐんま写真館

http://gunma-dc.net/

二子山古墳の堀には秋になるとコスモスが咲き、コスモス祭りが行われます。

ほかにもこの公園には、「はにわ工房」や「はにわ窯」があり、ハニワの製作体験ができます(要予約)。博物館内では勾玉づくりの体験学習もでき、秋にはコスモス祭と同時期に、かみつけの里古墳祭りも行われていて、今なお古墳文化が息づく場所となっています。

古墳時代から現代まで,それぞれの姿を残した古墳

写真:やた 香歩里

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ものいいたげなハニワを見ていると、なんだか可愛くて親しみが湧いてきますね。ハニワに囲まれて、広々とした「上毛野はにわの里公園」でのんびりすると、ちょっとした古代へのタイムスリップ気分。せかせかした日常を忘れて、ゆっくり流れる時間を過ごしてみませんか?

「上毛野はにわの里公園」の基本情報

住所:高崎市保渡田町2000-1
電話番号:027-373-2461(群馬支所建設課)
アクセス:
〔バスの場合〕
高崎駅より、群馬バスしんとう温泉・榛東村役場行きにて「秋葉前」下車、徒歩約5分。
または市内循環バスぐるりん大八木線・北高先回り(帰りは中尾先回り)にて「井出町西」下車、徒歩約10分。
〔車の場合〕
関越自動車道 前橋インターチェンジから約15分。

2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材協力:群馬県観光物産国際協会

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/01/26 訪問

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