複数の棟が回廊のようにある白壁荘は、民芸と民話をテーマにした宿です。
紺屋・漆屋・壷屋など、江戸時代の職人の屋号や、彦市・瓜子姫など、民話に登場する主人公の名前など、民話や民芸にちなんだ名前が、それぞれの部屋に付けられています。
漆屋・壷屋がある廊下には、漆の器や壷など、実際の展示物があったり、まるで、民芸と民話のテーマパークのようで、館内を巡るだけでも楽しい宿です。
おはじき・お手玉・駕籠・囲炉裏など、調度類が飾られた白壁荘の館内は、昔ながらの懐かしい雰囲気が漂っています。
文豪の井上靖は、白壁荘を度々訪れたそうで、館内には小説「猟銃」の原稿や詩が飾られています。また、作詞家の吉岡治なども白壁荘に滞在し、ここで名曲「天城越え」が作られたそうです。日本的で趣がある感じが、数々の文人の心を引きつけているのでしょうね。
ここにいると何故か気分が落ち着いて、和んでしまいますよ。
次は、白壁荘でしか入れない日本一の巨石風呂・巨木風呂を、ご紹介します。
見て下さい。写真の左側に写っている赤い屋根は、脱衣所がある巨石風呂の出入口です。巨石の高さは約1.5mあり、屋根を見下ろしてしまうほど、かなりの高さがあります。
岩の大きさは、なんと、縦約5.4m・横3.8m・重さ53トン! そんな巨石をくり抜いて作ってしまったお風呂は、日本一ドデカイ巨石風呂です。
この岩は、宿の増築工事中に掘り出された岩で、宿のご主人の考案で巨石風呂になったそうです。巨石を、お風呂にしてしまうなんて、なかなかのアイデアですね!
巨石風呂に入ると「さぶ〜ん」と、湯が豪快に流れ出て、まるでお殿様になったかのような贅沢な気分が味わえ、岩のスケールからか、大らかな気分でゆったりと温泉を満喫できます。
源泉掛け流しの湯が楽しめるのも嬉しいですね。
是非、巨石風呂に入って高さや、大きさを体感してみて下さい! あまりの大きさに、きっと驚いてしまいますよ。
こちらの巨木風呂は、ガボン共和国で育った樹齢1200年、高さ50m、重さ150トンに育った「ブビンガ」というアフリカ紫檀の巨木を、丸ごとくり抜いた日本一の巨木風呂です!
巨木風呂に入ると、肌にあたる感触がとても心地よく、木の温もりと温泉の温かさが相まって、思わず「ホッ」と安らいでしまう、そんなお風呂です。
白壁荘は、力強くごつごつした巨石のお風呂と、温かみがある優しい巨木のお風呂の対象的なお風呂に入れるのも、魅力の一つ。
時間によって男女入替なので、それぞれのお風呂を楽しめますよ。
日帰り入浴も行っているので、詳しくは下記のMEMO【白壁荘】へお問い合わせ下さい。
『温泉データ』
泉質:ナトリウム・カリウム・硫酸塩温泉
泉温:46度
外来入浴:あり
白壁荘のある天城湯ヶ島周辺には、道の駅「天城越え」・浄蓮の滝・旧天城隧道など、見所がたくさんあります。
白壁荘には、巨石風呂・巨木風呂の他に、男性専用の大風呂「瑠璃の湯」・女性専用の大風呂「半露天付大荒神」などの湯も楽しめます。また、地元天城特産のわさびを使った、わさびづくしの料理も味わえますよ。白壁荘で、自然のパワー溢れる巨石風呂・巨木風呂に入って、明日への活力をつけてみませんか?
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(2023/12/5更新)
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