写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る野尻川沿いに佇む恵比寿屋旅館。外観はそっけない感じですが、中へ一歩入るとその不安はなくなります。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見るロビーには、スタイリッシュな真っ赤なチェアが2脚。冬場にはこたつもあります。大きな窓から野尻川を眺められますので、宿に到着したらまずはこちらで大自然の景色を楽しみましょう。
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地図を見る夜はライトアップされた対岸を眺められます。昼も夜も山深い大自然の景色を眺められるのは嬉しいですよね。
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地図を見る「河童の湯」と名付けられた恵比寿屋旅館の男女別の大浴場は、適度な大きさ。一般的には浴槽が広いと嬉しくなりそうですが、源泉かけ流しの温泉の場合、浴槽の湯の入れ替わる頻度が高いほどフレッシュな温泉を味わえます。ということは、大きい浴槽より小さい浴槽のほうがより新鮮な温泉を味わえるということです。
また、大浴場には川のせせらぎを感じられる露天風呂も併設しています。内湯、露天風呂共に対岸で湧き出す玉梨温泉の源泉が引かれています。ミネラルが豊富で緑褐色に濁る湯はとても温まります。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る恵比寿屋旅館には嬉しいことに貸切風呂があります。宿泊者は無料で利用でき、さらに立ち寄り湯でも利用できます。こちらには2つの浴槽があり、一つは大浴場と同じ玉梨温泉の源泉、そしてもうひとつの浴槽には2017年12月に復活した八町温泉の源泉が注がれています。こちらはややぬるめの温泉ですが、炭酸ガス(二酸化炭素)をたっぷり含んでいます。
また、八町温泉の源泉は、八町温泉亀の湯共同浴場と恵比寿屋旅館だけに配湯しているのですが、八町温泉亀の湯共同浴場では八町温泉の源泉と玉梨温泉の源泉をブレンドされていますので、八町温泉の源泉のみに入浴出来るのは恵比寿屋旅館の貸切風呂のみです。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る八町温泉の湯に浸かると、みるみるうちに体中が泡まみれになります。二酸化炭素は体に入ると毛細血管を広げ、心臓に負担なく血行を良くしてくれます。その結果体がとても温まります。ぬるめの温度で炭酸をたっぷり含んだ温泉で長湯をすると、体の芯からぽかぽかしてきます。
昨今、町のスーパー銭湯等で人口炭酸泉が増えてきていますが、日本全国でも天然の炭酸を含んだ泡まみれになる温泉はとても希少。恵比寿屋旅館では貸切風呂ですので、誰にも邪魔されずにゆっくりと天然の炭酸を含んだ温泉を堪能出来ます。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る昔ながらの純和風のお部屋。窓からは野尻川を眺められます。恵比寿屋旅館の多くの部屋はこのタイプですが、リニューアルされたモダンなかわいいお部屋もあります。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見るリニューアルされた和洋室には、アジアンテイストの素敵なチェアに、日本人には嬉しいコタツも。そしてベッドタイプなので、湯上りにすぐにごろんと出来るのは嬉しいですよね。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見るさらにリニューアルされたもうひと部屋には、ゆらゆら揺れるブランコのようなアジアンチェアが備わっています。温泉で癒され、ラグジュアリーなお部屋で癒されて、至福の時間を過ごしましょう。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る夕食は、この地ならではの郷土料理を味わえます。奥会津は海から遠く離れた山深い場所ですので、海のお刺身はありません。その代わりに自家製のこんにゃくや生の湯葉を味わえます。その地ならではの食べ物を味わえることこそ、旅の楽しみのひとつではないでしょうか。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る実はこの地ならではの海の幸があります。それが塩クジラ。クジラを塩漬けにした保存食です。この地域ではその昔、とても貴重なタンパク源だったようです。それをみそ汁にして頂きます。独特の風味はきっと思い出深い味になることでしょう。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見るオーソドックスな朝食ですが、お粥はなんと八町温泉の源泉で炊いています。まさにこの地ならではの味わいを楽しめます。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る恵比寿屋旅館より橋を渡って徒歩数分のところに、町営の日帰り温泉施設「せせらぎ荘」があります。平成28年9月にリニューアルオープンされました。露天風呂はありませんが、玉梨温泉と大黒湯の2種類の源泉を楽しめます。
特に大黒湯の泉質は含二酸化炭素−ナトリウム−炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩温泉。お湯を浴槽の下部より注いでいるため、炭酸ガスが抜けにくく、浸かると全身炭酸ガスに包まれ、泡まみれになります。
全国屈指の炭酸泉、ぜひ味わってください。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る恵比寿屋旅館の北隣に位置する八町温泉亀の湯共同浴場は、24時間(清掃時以外)いつでも入れます。そして、こちらは今時珍しい混浴です。また、浴槽はひとつだけなので女性にとってはハードルが高いかもしれません。
浴槽には八町温泉と玉梨温泉の両方が注がれ、浴槽の中でブレンドされ、程よい温度に調整されています。浴槽や床は温泉成分で錆色に変色。また、浴舎の壁には寄付をされた方の札がずらりと掛けられています。
このように歴史を感じられる、情緒溢れる共同浴場は徐々に少なくなりつつありますので、玉梨温泉界隈へ行かれた際には立ち寄りましょう。
また、対岸には玉梨温泉共同浴場もありますので、さらに温泉巡りをされるのも良いでしょう。
玉梨温泉・八町温泉地区では現在玉梨温泉、八町温泉、大黒湯の3種類の異なる温泉に浸かれます。
玉梨温泉の源泉に浸かれるのは恵比寿屋旅館、せせらぎ荘、玉梨温泉共同浴場。八町温泉の源泉に浸かれるのは恵比寿屋旅館。玉梨温泉と八町温泉をブレンドした湯に浸かれるのは八町温泉亀の湯共同浴場。大黒湯の源泉に浸かれるのはせせらぎ荘となります。
さらに恵比寿屋旅館のある金山町には大塩温泉や湯倉温泉等もありますので、恵比寿屋旅館に宿泊して湯巡りして、それぞれの違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/12更新)
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