ヤンゴン市街の北に位置する「シュエダゴン・パヤー」は毎日多くのミャンマー人が訪れるミャンマー最大の聖地です。
東西南北、各方角に入口があり、靴を脱いでから参道を登ります。エレベーターを使って上ることもできますが、のんびりと階段を上っていくと、参道の両側に並ぶたくさんのお店を見ながら歩けるのでおすすめです。
階段を上り終えると、目の前には黄金に輝く高さ99.4mの塔がそびえ立ち、その周りを大小60あまりの塔が囲んでいます。
シュエダゴン・パヤーの歴史は、今から2600年以上も前に遡ります。中心には黄金の塔を構えていますが、敷地内には真っ白な塔や黒をベースにした塔もあります。それぞれ非常に細かい彫刻が施されていたり、塔の内部には色々な顔や体勢の仏像が置かれていたりします。
日中のシュエダゴン・パヤーは太陽の光を浴びて黄金や白が光り輝き非常に美しいですが、実は夜のライトアップも魅力的。暗闇に黄金が映え、とても幻想的な風景が広がります。昼と夜とで全く異なる雰囲気が味わえます。
中心の仏塔の周りには曜日を象徴する祭壇が置かれています。ミャンマーには「八曜日」と言われる伝統的な暦があります。ミャンマーでは何日に生まれたかではなく、何曜日に生まれたかが重要視されており、生まれた曜日の祭壇にお祈りを捧げるのが、ミャンマー人のお参りの仕方です。
「八曜日」は水曜日が午前と午後に分かれている点が、西暦の七曜日と異なります。ぜひ事前に自分の生まれた曜日を調べてお参りしてみて下さいね。
大小様々な仏塔の外観も見応えがありますが、絶対に外せない必見ポイントを3点ご紹介します。
まず1つ目の見所は天井です。
大きな仏塔に入ったら、ぜひ天井を見上げてみて下さい。黄金に輝き、とても細かい彫刻が施された天井や、木製の彫刻が美しい天井もあります。ついついその美しさに見入ってしまいます。
そして2つ目の見所は柱です。
仏像や壁、天井だけでなく、それぞれの仏塔の柱にも注目してみて下さい。カラフルな模様が施されている柱や、キラキラと輝く柱など、色々なデザインや材質で造られているので、それぞれの柱の特徴を比べながら散策するのも面白いですよ。
最後、3つ目の見所はカラフルな像です。
まったりと寛いでいるような顔の像や踊っている人の像など、ちょっと面白い像が各所にいるので、境内を散策しながら探してみるのも楽しいですよ。
シュエダゴン・パヤーでは、仏塔のお参りがミャンマーの人々の生活の一部であることがよく分かります。仏塔で熱心に祈りを捧げるのはもちろんのこと、お弁当を広げて家族で食事を楽しんでいたり、新聞や本を読んだり、お昼寝をしたりと、自由にのんびりと過ごす場所でもあります。シュエダゴン・パヤー訪問の際には、ぜひミャンマー人に合わせてゆっくりとした時間を過ごしてみてくださいね。
時間:4:00〜22:00
入場料:10,000チャット
アクセス:ダウンタウンからタクシーで2,000〜2,500チャットほど。徒歩の場合は約1時間弱。
2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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