写真:凜風 杏花
地図を見る江戸時代に潮待ちの港として栄えた広島県福山市「鞆の浦」。その頃の雰囲気が町の至るところに残り、数々の映画やドラマのロケ地にもなった町は、日本で最も癒される港町とも言われています。
そんな鞆の浦でひそかに人気なのが、昭和25年からパンを製造しているという「村上製パン所」。常夜燈のある鞆港から歩いて10分ほどの場所にあるお店は、訪ねていく途中の路地の雰囲気にも風情があります。
写真:凜風 杏花
地図を見る「村上製パン所」に到着してそのたたずまいを見たとたん、時代をさかのぼって昭和に迷いこんだような気持に。そしてひょっとしたら、「あぁ、変わらないことって大事なんだな」と思うかもしれません。
写真:凜風 杏花
地図を見る懐かしい雰囲気に誘われて思わず入ってみたくなるパン屋さんには、さて、どんなパンが並んでいるのでしょうね。
写真:凜風 杏花
地図を見るおだやかな雰囲気の店内は、心なしか時間もゆったりと流れているような…。ショーケースにならんだパンは昔ながらの素朴なものばかりで、値段も手頃な120〜150円。
『崖の上のポニョ』の構想を練るために鞆の浦に滞在していた宮崎駿監督が、このお店に毎日のように通ったというのも納得できますね。
写真:凜風 杏花
地図を見る「村上製パン所」のパンは、学校給食に指定されているだけでなく、あちこちの食料品店や売店などでも販売されています。地元の方達にとっては、当たり前のように存在する心のよりどころのような食べ物なんでしょう。
写真:凜風 杏花
地図を見る懐かしいパンといえば基本はこれ。昭和世代なら思わずその場でかじりついてしまいたくなる「あんパン」は、見た目だけでなく味だって変わらず素朴なまま。あんパンに限らず、村上のパンはどれも甘さ控えめで、今の時代にもマッチした味なんですよ。
写真:凜風 杏花
地図を見る写真:凜風 杏花
地図を見る人それぞれ好みはあると思いますが、今回は“懐かしさ”を基準に選んだベストスリーをご紹介。まずは3位の「バターロールパン」。柔らかな食感と甘さのコラボであっという間に完食しそう。
写真:凜風 杏花
地図を見る続いては「揚げパン」。給食で食べたという方も多いのではないでしょうか。小学校時代を思い出す味ということで2位にランクイン。
写真:凜風 杏花
地図を見るそしてダントツ1位はあんこも入ったアブラパン。見た目より案外さっぱりした味で昔からの人気商品。戦後まもない頃は貴重な油を使って揚げたパンはぜいたくなごちそうでした。
「村上製パン所」のパンは、港で海を眺めながら、また、高台の公園から町を見下ろしながら味わってみてください。懐かしくて素朴な味が鞆の浦の風景とマッチして、じわ〜と心にしみるはずです。
住所:広島県福山市鞆町後地1437
電話番号:0849-82-2349
営業時間:朝(8時頃)〜夜(20時頃)
※早く閉店する場合もあります。
休日:日曜
アクセス:福山駅からバス30分「江の浦」バス停下車
「鞆の浦」や「鞆港」バス停からも歩いていける距離
2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
凜風 杏花
はじめまして、凜風 杏花(りんふう きょうか)です。海とカフェと鉄道と、そしてレトロな町が好き。無人駅や小さな島、ロケ地などのマニアックな旅先も多いのですが、共有して下さると嬉しいです!
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(2025/2/15更新)
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