写真:高田 真美
地図を見るマールボロ地方の一番の見所は、マールボロ・サウンズ(Marlborough Sounds)と呼ばれる水域です。水路や入り江が複雑に入り組んだこの地形は、山間の谷に海水が入り込んだことによってできあがったもの。かつての谷間が水路となり、尾根が続いていた部分が細長く伸びる半島となり、小さな山々の頂が無数の島となって水路に浮かんでいます。
写真:高田 真美
地図を見るこの地域には、クイーン・シャーロット・サウンド(Queen Charlotte Sound)、ぺロラス・サウンド(Pelorus Sound)、ケネプル・サウンド(Kenepuru Sound)など、いくつもの水路があり、これらの水路全てを纏めて、マールボロ・サウンズと呼びます。
写真:高田 真美
地図を見るマールボロ・サウンズの観光拠点としておすすめしたいのが、クイーン・シャーロット・サウンドに面したピクトン(Picton)という町です。クイーン・シャーロット・サウンドは、マールボロ・サウンズの中でも最も大きな水域で、ニュージーランド北島のウェリントンからのフェリーも、ピクトンの港に到着します。
写真:高田 真美
地図を見るピクトンの町には、宿泊施設やレストラン・カフェなども多く、ピクトンの埠頭からは、クイーン・シャーロット・サウンド各地へと向うボートツアーや、カヤックのツアーなども出ています。
写真:高田 真美
地図を見るクイーン・シャーロット・トラック(Queen Charlotte Track)は、クイーン・シャーロット・サウンドの西側に伸びる半島を歩くトレッキングコースです。トラックの全長は71km。最初から最後まで歩くと、4日間ほどかかりますが、もちろん1日だけ歩くことも可能です。クイーン・シャーロット・トラックへは、ピクトンからボートでアクセスします。
写真:高田 真美
地図を見るクイーン・シャーロット・トラックの出発地点となるシップ・コーブ(Ship Cove)は、1770年に、キャプテン・クックが船を停泊した場所。シップ・コーブの海辺には、キャプテンクックの記念碑が建っています。
写真:高田 真美
地図を見るクイーン・シャーロット・トラックは、必ずしもシップ・コーブから歩き始める必要はありません。歩きたい距離や時間に応じて、様々な区間を選ぶことができます。ピクトン発のボートツアーでは、ドロップオフとピックアップの場所や時間が予め何種類か決められていますので、自分の体力にあったコースを選びましょう。また、歩くのは苦手、という方は、クイーン・シャーロット・サウンドをボートで回るツアーを利用すると良いでしょう。
写真:高田 真美
地図を見るハヴェロック(Havelock)は、クイーン・シャーロット・サウンドの西側にあるぺロラス・サウンドに面した町です。この町は、ムール貝の産地として有名な町。町には、ムール貝を食べさせる店が数多く並んでいます。
写真:高田 真美
地図を見るニュージーランドのムール貝の殻は緑色。そのため、グリーン・リップ・マッスルと呼ばれます。グリーン・リップ・マッスルは、普通のムール貝よりもかなり大きく、身がぷりぷりでジューシー。止みつきになる美味しさです。
写真:高田 真美
地図を見るマールボロ地方は、ニュージーランドを代表するワインの産地。ピクトンから30分ほど南へ車を走らせたところにあるブレナム(Blenheim)という町の近辺には、数多くのワイナリーが集まっています。マールボロ地方のワインといえば、ソーヴィニヨン・ブラン。キリッとした辛口の白ワインです。
写真:高田 真美
地図を見るマールボロ地方のワイナリーには、試飲ができるセラードアはもちろんのこと、レストランやカフェを併設したワイナリーもたくさんあります。気に入ったワイナリーのレストランで、おいしいワインと共にランチを楽しんでみてはいかが?
マールボロ地方は、マールボロ・サウンドの美しい景色と共に、ムール貝やワインといったグルメが楽しめる場所。気候も比較的安定しており、晴天率が高く、雨も少ないことで知られています。
マールボロ地方へのアクセスは、オークランドから飛行機でブレナムまで約1時間半、もしくは、ウェリントンからフェリーでピクトンまで約3時間半。ウェリントンからのフェリーが通過するクック海峡は、海が荒れることも多いので、飛行機でのアクセスをおすすめします。
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この記事を書いたナビゲーター
高田 真美
オーストラリア在住。旅行が好きで、世界中を飛び回っています。「SOWHATの世界旅日記」「メルボルン美味しい生活」という2つのブログを運営しています。
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