パリのエスプリを感じるなら!絶対に訪れるべき絵になるカフェ

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藤井 麻未のプロフィール写真 藤井 麻未 元秘境系海外旅行添乗員、トラベルライター

「パリ発の文化はカフェ発の文化である。」かつてそう言われたほど、パリの文化とカフェは深い関係にある。フランス革命から世紀末そして20世紀へ、パリのカフェには常に芸術家や思想家が集いその黄金時代を築いた。ほのかに歴史と文化の薫りを匂わせるパリのカフェは今でも多くの人々を惹きつけて止まない。今回はパリきってのオシャレなエリア、サンジェルマン・デ・プレから、一度は訪れるべき絵になるカフェをご紹介しよう。

Cafe de Flore (カフェ・ド・フロール)

Cafe de Flore (カフェ・ド・フロール)

写真:藤井 麻未

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おそらくサンジェルマン・デ・プレで最も有名なのがここカフェ・ド・フロールだろう。1887年創業のフロールは100年以上の歴史をもつ老舗。草花でデコレーションされたクラシックかつ華やかな外観はサンジェルマン・デ・プレを象徴する。

1900年代にはあらゆる思想家、作家、芸術家などが集い、パリの知的中心地のひとつとなった。サルトルとボーヴォワールがこのカフェを本拠地とし、ピカソなどの画家の他アラン・ドロンやブリジット・バルドーなど映画界の名優たちもこぞって訪れたという。伝説の文芸、美術雑誌「ソワレ・ド・パリ」もこのカフェで生まれた。

Cafe de Flore (カフェ・ド・フロール)

写真:藤井 麻未

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パリにおけるカフェは当時上流階級の社交サロンのような役割を果たしていた。ここにはパリの最先端が集まっていたのだ。この時代のパリにおけるカフェの地位は高く、いつしかここのテラスに腰を下ろしていること自体がステイタスとなった。磨き上げられたカトラリー、360℃隙のない一流のギャルソンたち、フロールのテーブルに座ると当時の人々のそんな気持ちが分かる。

Cafe de Flore (カフェ・ド・フロール)

写真:藤井 麻未

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フロールは現在でもフランスを代表する名店であり国内外の著名人に愛される。それは観光客にもいえたことで、日中はこのカフェの空気を味わってみたいと大勢の人々が訪れる。観光客で混み合うのが嫌な方は、オープンしたての早朝か19時〜20時のアペリティフの時間に訪れると良い。朝は静寂の中思い思いの時間を過ごす常連客、夜はシックなパリジャンたちがフロールでの時を過ごしにやってくるからだ。名物オニオングラタンスープはおススメの一品。小腹が空いたときにピッタリだ。

<基本情報>
住所:172 Boulevard Saint-Germain 75006 Paris
電話番号:01 45 48 55 26
営業時間:7:30〜翌1:30
アクセス:4番線 Saint Germain des Pres から徒歩3分

Cafe Les Deux Magots(カフェ レ・ドゥ・マゴ )

Cafe Les Deux Magots(カフェ レ・ドゥ・マゴ )

写真:藤井 麻未

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もう一軒、カフェ・ド・フロールと隣り合うようにしてある老舗カフェがレ・ドゥ・マゴだ。こちらもフロールと同じく100年以上の歴史を持ち、集った顔ぶれもサルトルやボーヴォワールを始め、ピカソやヘミングウェイ、シュールレアリズム文学を代表するルイ・アラゴンなどフロールと重なる錚々たる面々だ。深緑のひさしが目をひくテラス席はサンジェルマン広場に面する一等地。ここで朝のコーヒーを一杯飲めば、気分良く一日をスタートできるに違いない。

Cafe Les Deux Magots(カフェ レ・ドゥ・マゴ )

提供元:wikimedia commons

https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3ALes_deux…

レ・ドゥ・マゴはカフェになる以前、かつては中国人商人の営む絹織物の店であった。それが1885年にカフェとして生まれ変わったわけだが、当時の名残で店内には東洋的な中国の陶器人形が飾られている。カフェの名前である「レ・ドゥ・マゴ」というのも「2体の陶器人形」という意味なのだ。それがカフェにオリエンタルな雰囲気を加え、マゴの魅力のひとつとなっている。ここでは昔から変わらない濃厚なショコラショーを是非飲んで頂きたい。

<基本情報>
住所:6 Place Saint-Germain des Pres, 75006 Paris
電話番号:01 45 48 55 25
営業時間:7:30〜翌1:00
アクセス:4番線 Saint Germain des Près から徒歩3分

Laduree(ラデュレ)

Laduree(ラデュレ)

写真:藤井 麻未

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パリのサロン・ド・テといえば日本でもよく知られているのが色とりどりのマカロンで有名な「ラデュレ」であろう。ソフィア・コッポラ監督の映画「マリーアントワネット」の撮影に使われるお菓子を監修したことでも知られている。

ラデュレも1862年創業と正真正銘の老舗。製粉に携わっていたルイ・エルネスト・ラデュレがブーランジェリー(パン屋)としてオープンしたのが始まりだ。現在のような優雅なサロン風になったのは、彼の妻の発案なのだとか。

20世紀初頭のパリは上記二軒のような男性中心の文学サロンとしてのカフェが主流だった。そんなカフェとパティスリーとを合体させ、女性の社交の場として今のラデュレのスタイルが誕生した。優雅な内装、見た目も美しいスイーツの数々、凝ったパッケージなど女心をくすぐられる工夫が満載だ。

Laduree(ラデュレ)

写真:藤井 麻未

パリに4店舗を構えるラデュレは当然観光客にも大人気。そんな中でサンジェルマン・デ・プレにあるボナパルト店は比較的観光客の割合が低く、最も落ち着ける店舗といえる。各店舗にはコンセプトがあるが、ボナパルト店は「オリエンタル」な内装が特徴。東洋的なシノワズリとパリらしい優雅な雰囲気が絶妙にマッチし、特別なひとときを過ごすことができる。

スイーツ類はさすがお菓子の本場パリの名店。どれも見ているだけで美しく、意外にも甘ったるくないためケーキひとつペロッと食べられる。香ばしさと甘さが絶妙なリンゴのタルトタタンや、キャラメリゼしたプチシューにクリームがふんだんに使われたサントノーレなどの看板メニュー他、どれも実に美味しい。

Laduree(ラデュレ)

提供元:Wikimedia commons

https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3ALadur…

通りに面するショーウィンドウにはカラフルなマカロンやオリジナルグッズが並べられ、奥には瀟洒なシャンデリアが覗く。その美しさに女性ならば誰でも吸い寄せられてしまうだろう。

<基本情報>
住所:21 Rue Bonaparte, 75006 Paris
電話番号:+33 01 44 07 64 87
営業時間:月〜金8:30〜19:30 土8:30〜20:30 日10:00〜19:30
アクセス:4番線 Saint Germain des Pres から徒歩5分

他にも絵になるカフェだらけ

他にも絵になるカフェだらけ

写真:藤井 麻未

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上記は歴史的にも有名な老舗カフェであったが、サンジェルマン・デ・プレにはその他にも魅力的なカフェが沢山ある。この界隈は学校の多い学生街カルチェラタンとも近く、右岸の観光中心のエリアと比べると比較的落ち着いた雰囲気だ。地元のパリジャンも多く訪れる洗練された街並みが魅力で、気になったカフェをはしごしながらゆっくりと散歩を楽しむと良い。

他にも絵になるカフェだらけ

写真:藤井 麻未

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どのカフェも絵になるが、サンジェルマン・デプレ教会のすぐ裏手にあるル・ボナパルトはとりわけフォトジェニックだ。フランス国旗を思わせるトリコロールのひさしがトレードマーク。上階のアパルトマンにはかつてサルトルが住んでいたという。コーヒーだけでなくオーガニックな食材を使った食事類も充実しているのでパリらしいカフェ飯を食べたいならおススメだ。

<基本情報>
住所:42 rue Bonaparte | 75006, 75006 Paris
電話番号:+33 1 43 26 42 81
営業時間:8:00〜翌2:00
アクセス:4番線 Saint Germain des Pres から徒歩3分

おわりに

パリきってのオシャレなエリア、サンジェルマン・デ・プレのカフェはいかがだっただろうか。パリには魅力的なカフェが目白押しだが、この辺りにはかつてパリの芸術、文化を担った歴史的なカフェが連なっている。

当時はカフェのテラスに腰を下ろし、サンジェルマン・デ・プレの朝陽を浴びることがステイタスだった。もしかしたらそれは今も変わっていないのかもしれない。パリのエスプリ薫るサンジェルマンの空気を吸いながら、なんとも言えない良い気分に浸ることができるはずだ。

※2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/03/10−2018/02/10 訪問

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