ご紹介する温泉民宿「長右エ門」は、松崎町雲見を流れる太田川沿いの道路から一本入った、雲見のメイン通り沿いにあるこちらの宿。
客室は全10部屋。木目調の優しい和室で、落ち着きのある空間です。
部屋に入ると、客人を早速もてなしてくれるのが柚ジュース。このウエルカムドリンクは、柚を絞ったシロップをお湯で割ったもの。柚の香りがほんのりとした、甘酸っぱく体に染み込むような美味しさ。まるで、旅路で疲れた体を労わるような優しい味わいです。
宿への到着時から、オリジナルドリンクでもてなしてくれるのは、嬉しいサービスですよね。
お部屋で一息付いたら、お風呂は如何でしょうか？ こちらのお風呂は、岩を配した趣ある造り。宿のチェックインは、14時からなので、宿に着いてすぐに入れば、昼下がりから温泉を楽しむことができますよ。湯口からこんこんと湧き出るお湯は、旅で疲れた体をじんわり解きほぐしてくれるような心地良さです。
お湯は、舐めるとしょっぱく、傷口があると染みますが、塩分が皮膚を殺菌。肌のキメと整えてくれ、美肌効果があるので女性にはお勧めしたいお湯です。その上、血行を促進してくれるので、疲労回復や食欲の増進効果もありますよ。
『温泉データ』
泉質：カルシウム・ナトリウム・塩化物温泉（高張性・中性・高温泉）
源泉温度：50.6度 ｐｈ7.4
この宿に宿泊する誰もが期待するのが料理。宿の主人が自ら仕留めた新鮮な魚介は、ここを訪れたら食べずにはいられない逸品です。
こちらは、宿で一番人気の長右エ門オリジナル「夫婦萬舟盛りコース」の舟盛りです。鯛の姿造りに、イカ・マグロの刺身の他、海の幸の代名詞とも言われる鮑やサザエ。海の味覚の王様とも称される伊勢海老など、海の幸のトリプルな高級食材が一度に楽しめるゴージャス感が魅力。
刺身はどれも新鮮！特にサザエや鮑はまだ生きていて醤油を付けると、身が縮んでしまうほど。鮑は肉厚で柔らかく、噛めば噛むほど芳醇な香りが口一杯に広がります。伊勢海老の身はみずみずしく、サクサクとした歯触りで、思わず目を瞑って味わいたくなる奥深い味です。本山葵を使っており、山葵をすりおろして食べられのも、伊豆ならではの味です。
舟盛りの他、サザエの壺焼き・カニ・クラゲ和えなどの三種盛り。もずく酢、カサゴの煮つけ、鍋やお漬物など、料理はまだまだ並びます。
カサゴの煮つけは、小さいながら肉厚で食べ応え。あまり市場に出回らないような魚が食べられるのも長右エ門ならでは。
カニに白菜や椎茸、ネギやエノキなどが入った具だくさんの鍋には、自家栽培した野菜を使用。生産者の顔が直接見られるので、まるで作り手のぬくもりが伝わってくるかのよう。
旬の時期に収穫した野菜がこんなに美味しいだなんて……と、気づかされてしまような旨さの鍋料理です。
こちらは、朝食のメニュー。伊勢海老の味噌汁・奴豆腐・鯵の干物・ひじきの煮物・コーヒー寒天・牛乳かんなどです。
一見、ありがちなメニューですが、ここにも宿自慢の食材が登場してるのです。それは、朝ご飯に欠かせないお米。何と！お米は自家農園で育てたお米を贅沢に炊き上げたものです。
お米の粘りや甘み、固さも丁度よく炊き上がっていて、一粒も残さず食べたくなるような美味しさ。ひじきの煮物など、ご飯が止まらなくなるおかずが揃っていて、お腹いっぱいに食べられますよ。
伊勢海老の味噌汁は、濃厚な味噌が浸み出し、体の隅々まで染み渡るような美味しさなので、こちらも堪りません。また、デザートのコーヒー寒天は、天草から作られる美味しいスイーツ。西伊豆は、全国でも有数の天草の水揚げが多い産地で、ご当地素材を最後の最後まで味わい尽せます。
温泉民宿「長右エ門」では嬉しいことに、伊勢海老を一年中提供しているので、いつでも味わうことができますよ。また、ご紹介したメニューは、季節やプランによって内容が異なります。柚ジュースは、繁忙期は提供できない場合があるのでご注意下さい。
「長右エ門」は、水揚げされたばかりの新鮮な海の幸にプラスα！自家農園で育てた野菜やお米などを使った料理を味わえますよ。食通を唸らせるような美味しい料理に出会える温泉民宿「長右エ門」。食材にこだわる人はもちろん、美食家のあなたにぴったりの、きっと満足していただける海鮮グルメ宿です！
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(2024/4/19更新)
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