ポーランドの古都クラクフでクリスマスマーケットを巡る

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ポーランドの古都クラクフでクリスマスマーケットを巡る

ポーランドの古都クラクフでクリスマスマーケットを巡る

更新日:2018/10/17 21:15

咸月 潤のプロフィール写真 咸月 潤

ポーランド南部にあるクラクフは、17世紀に首都がワルシャワになるまではポーランド王国の首都として栄えていました。日本にたとえると京都にあたるこの町には、今でも中世の面影を残す建造物が数多く残されていて、毎年クリスマスが近づくときらびやかなクリスマスマーケットが至る所に立ち並びます。古くからのクリスマスの慣習が残るこの地を訪れて、厳かなクリスマスの雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか?

クラクフ中央駅から旧市街へ

クラクフ中央駅から旧市街へ

写真:咸月 潤

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空港から鉄道で20分ほどのクラクフ中央駅は、バスターミナルや大規模なショッピングモールが隣接していて、また観光の中心地である旧市街の入り口へも徒歩5分圏内です。

クラクフの見どころはほとんどが旧市街に集中していますが、ショッピングモールにもこの写真のように実に美しいイルミネーションが施されていて、一見の価値があります。

クラクフ中央駅から旧市街へ

写真:咸月 潤

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駅の南側にある広場には、毎年スケートリンクが設置されて多くの人がスケートを楽しんでいます。またリンクの周囲には、このようなクリスマスツリーやマーケットが立ち並び、クリスマスのムードを盛り上げます。

クラクフ中央駅から旧市街へ

写真:咸月 潤

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旧市街と比べると数は少ないものの、駅前にもこの写真のような美しいマーケットが並びます。売られているのは、クリスマス雑貨や民芸品、食品など多彩。手ごろな値段のものも多く、お土産を買うのにうってつけです。

クラクフ旧市街、織物会館へ

クラクフ旧市街、織物会館へ

写真:咸月 潤

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クラクフ旧市街の中心に位置するのが、広大な中央広場と織物会館です。中世の時代から残されている広場としては、ヨーロッパで最大の規模であるとのこと。広場の周囲を囲むようにして多くのレストラン、カフェ、ショップなどがあり、観光客や地元の人たちで一日中にぎわっています。

織物会館は、広場の中心にあるルネッサンス様式の壮麗な建造物。かつては衣服や布などの交易所として使われていました。現在、1階は土産物街、2階がクラクフ国立美術館、地下はクラクフの歴史を紹介する「地下博物館」になっています。

クラクフ旧市街、織物会館へ

写真:咸月 潤

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織物会館の1階は、このように民芸品、アクセサリー、刺繍などを扱う小さな商店がぎっしりと並んでいて活気があります。ポーランドで人気の土産品としては、靴やカバン、帽子などに愛らしい刺繍を施したフォークロア雑貨、花や小鳥などのイラストが描かれた陶器、琥珀のネックレスやブローチなどがあります。

クラクフ旧市街、織物会館へ

写真:咸月 潤

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織物会館では、クリスマスの時期になるとこの写真のようなキリスト教関連の民芸品も多く売られます。

国民の8割以上が敬虔なカトリック教徒であるポーランドでは、昔ながらの風習を大切にしている人が多くいます。クリスマスの日には家族や親しい人たちで集まってプレゼント交換をしたり、深夜には近くの教会のミサに参列したり。日本やアメリカなどと比べると、どこか厳かで落ち着いた印象のクリスマスです。

<織物会館の基本情報>
住所:Rynek Glowny 1-3, 30-001 Krakow
電話番号:+48-12-433-54-00
アクセス:クラクフ中央駅から徒歩15分ほど

メルヘンの雰囲気が漂う聖マリア教会付近

メルヘンの雰囲気が漂う聖マリア教会付近

写真:咸月 潤

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中央広場に面する聖マリア教会は、2本の高い尖塔が目を引くゴシック様式の教会。建造は1222年。内部にはステンドグラスや国宝にも指定されている祭壇などがあり、その美しさは息を飲むほどです。

この教会の塔の上からは、一時間ごとに哀愁を帯びたラッパの旋律が聞こえてきます。これは「ヘイナウ・マリアツキ(Hejnal Mariacki)」という曲で、ポーランドのラジオ放送でも毎日正午にこの曲が流れます。

中世時代にこの地をモンゴル軍が襲撃した際、一人のラッパ吹きが町の人々に敵襲を告げるためラッパを吹きならしました。ところが、モンゴル騎兵の放った矢がラッパ吹きののどを貫き、ラッパ吹きは命を落とします。以来、命と引き換えに町を救ったラッパ吹きを悼んで、今でも1時間ごとに塔の上から「ヘイナウ・マリアツキ」が演奏されているのです。

メルヘンの雰囲気が漂う聖マリア教会付近

写真:咸月 潤

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聖マリア教会の付近では、この写真のように本物の馬に引かれた真っ白い馬車を数多く見ることができます。これは、町中を巡るツアーのための馬車。荘厳な聖マリア教会やクリスマスツリーを背景にした馬車を目にすると、まるでメルヘンの世界に迷い込んだかのように感じられることでしょう。

<聖マリア教会の基本情報>
住所:plac Mariacki 5, 31-042 Krakow
電話番号:+48-12-422-05-21
アクセス:クラクフ中央駅から徒歩15分ほど

多彩なクリスマスマーケットを巡る

多彩なクリスマスマーケットを巡る

写真:咸月 潤

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マーケットの中でも特に子どもたちが多く集まるのは、ジンジャーブレッドやカラフルなキャンディーなど、お菓子やスイーツを売る店です。中にはツリーやサンタクロース、教会の形などをかたどった精巧なお菓子もあり、目を見張ります。

多彩なクリスマスマーケットを巡る

写真:咸月 潤

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クリスマスマーケットでは、その場で食べることのできる食べ物や飲み物も多く売られています。人気があるのは、ソーセージや分厚いハム、骨付き豚肉などのグリル。トッピングで野菜のグリルなどもあり、なかなかのボリュームです。

また、ホットワインを売る小屋も多くあります。ホットワインはポーランドでは「Grzaniec(グジャニエツ)」と呼ばれていて、シナモンなどのスパイスがたっぷり入っています。冬のポーランドは身を切るような寒さですが、ホットワイン一杯で身体が芯からぽかぽかと温まります。

多彩なクリスマスマーケットを巡る

写真:咸月 潤

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マーケットでは、本物のモミの木で作ったクリスマスツリーやリースなども目にすることができます。もともとクリスマスツリーとは、キリスト教以前の原始宗教時代に、「永遠の命」を象徴する常緑樹を冬至祭で飾ったものが始まりとされています。今でも多くのポーランドの人々は、クリスマスの時期にはツリーなどのシンボルを通して深い祈りをささげるのです。

クリスマスの「祈り」を感じる旅へ〜ポーランド・クラクフ〜

このように、クラクフのクリスマスではきらびやかなマーケットを巡りながらも、非常に厳かな雰囲気の中、中世以来の歴史を感じることができます。他の国とは一味違った、さまざまな祈りの雰囲気があふれるこの地のクリスマスを味わってみてはいかがでしょうか?

クラクフでマーケットが開かれるのは、基本的に12月24日の4週間前の日曜日から12月26日まで。朝10時から夜10時くらいまで営業している店が多いです。

2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/12/22 訪問

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