フィナーレを迎えるエヴァ新幹線!京都鉄道博物館で特別展

フィナーレを迎えるエヴァ新幹線!京都鉄道博物館で特別展

更新日:2018/03/15 12:20

けいたろうのプロフィール写真 けいたろう 旅するグルメライター
流線形デザインが美しい新幹線500系と社会現象を起こした、SFアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」。熱狂的な人気の両者のタッグで大きな反響を呼んだ「500 TYPE EVA PROJECT」。2年半におよんだプロジェクトが、2018年5月13日に終了。

京都鉄道博物館は「新幹線:エヴァンゲリオンプロジェクト最終章×京都鉄道博物館 500 TYPE EVA展」を実施。京都からフィナーレを盛り上げます。

新幹線:エヴァンゲリオンプロジェクト 最終章

新幹線:エヴァンゲリオンプロジェクト 最終章

写真:けいたろう

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飛行機のような流線形の前頭部形状が特徴で、『日本電車史上最も美しい車両』、『JR西日本の最高傑作』と言われる500系新幹線。その500系新幹線がテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」と2015年11月にコラボ開始。500系新幹線の車体をアニメに登場するエヴァ初号機デザインにし、博多と新大阪間を駆け抜けた「新幹線:エヴァンゲリオンプロジェクト」。

山陽新幹線の運行開始40周年と「新世紀エヴァンゲリオン」放送の開始20周年記念が重なる年にスタート。鉄道ファンとアニメファンを巻き込み大反響を巻き起こしました。開始当初のイベント終了は2017年3月を予定していましたが、好評につき開期を1年以上大幅延長。好評を博したプロジェクトがついに2018年5月13日をもって終了となります。

新幹線:エヴァンゲリオンプロジェクト 最終章

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そこで京都鉄道博物館ではプロジェクト終了を盛り上げる特別展「500 TYPE EVA展」を開催。まず来場者の度肝を抜くのが500 TYPE EVA仕様にラッピングされた500系新幹線。

「エヴァ仕様の500系新幹線は運行中では?」と思ってしまいますが、こちらの500 TYPE EVA仕様の500系新幹線は、今回、期間限定の特別展示。普段から京都鉄道博物館の目玉車両である500系新幹線が、プロジェクトを盛り上げるべく特別仕様で展示されています。

ちなみに京都鉄道博物館に収蔵されている500系新幹線は、プロトタイプを使用しての試験終了後に、初めて生産ライン上で作られた記念すべき1両目で車体番号は500系521形1号車。つまり500系新幹線の初号機ともいえる車体です。

新幹線:エヴァンゲリオンプロジェクト 最終章

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「500 TYPE EVA展」開催中の京都鉄道博物館では、実物車両の500系新幹線以外にも鉄道ジオラマにも500 TYPE EVA仕様の500系新幹線が登場しジオラマ内を駆け抜けます。JRだけでなく私鉄の電車も行き交うジオラマの中、異色のエヴァ初号機が参戦。見逃せない状況となっています。

京都鉄道博物館の鉄道ジオラマは、何度来ても楽しめるように、担当する係員によって演出や走行車両が少しずつ変わるのが特徴。

500 TYPE EVA仕様の500系新幹線が登場する、3月17日(土)から5月7日(月)の期間は普段は見学できないプログラムが楽しめます。

エヴァ好きな係員の方の回は、ちょっとエヴァ成分濃いめの上演になりそうな予感。
※鉄道ジオラマに500 TYPE EVA仕様の500系新幹線が登場するのは、3月17日(土)より

見ごたえ十分な「500 TYPE EVA」の世界

見ごたえ十分な「500 TYPE EVA」の世界

写真:けいたろう

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今回の「500 TYPE EVA展」。本館に入ってすぐの500 TYPE EVA仕様にラッピングされた500系新幹線ですでに興奮しているかも知れませんが、メインとなるのは本館2階の企画展示室。

展示ブース入り口。来場者を出迎えるのが「新世紀エヴァンゲリオン」メカニックデザイン担当の山下いくと氏による、エヴァ初号機と500系新幹線が描かれた大迫力のコンセプトアート。思わず「カッコいい!」という言葉がもれます。

見ごたえ十分な「500 TYPE EVA」の世界

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会場内壁面には実際に使用された告知用ポスターやイベント概要などが記載されたパネルを展示。極太明朝フォントで書かれたこれらのパネルを見るだけでも、ファンならテンションが上がってしまうはず。

見ごたえ十分な「500 TYPE EVA」の世界

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ほかには実際の500 TYPE EVA車両に乗らなければ、見ることができない写真パネルなどを多数展示。原寸大のコクピットやエヴァカラーに染まった車内の様子をパネル展示で紹介。

また喫煙室に登場する赤木リツコや加持リョウジの写真。エヴァの特務機関ネルフっぽく「立入禁止 KEEP OUT」と書かれたハッチなど、思わずニヤリとする車内演出の数々も紹介されています。

ここだけ要素満載の「500 TYPE EVA展」

ここだけ要素満載の「500 TYPE EVA展」

写真:けいたろう

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今回の「500 TYPE EVA展」では、車内の様子を紹介するパネル以外にも、ここでしか見られない要素が満載。展示会場入り口付近で放映されているムービーは「500 TYPE EVA PROJECT」発足時に作成された告知動画。

こちらの動画は、JR西日本のクレジットカードであるJ-WESTカードの会員限定で公開されたレア物。今では見れない限定動画が、会場内で自由に見ることができます。

ここだけ要素満載の「500 TYPE EVA展」

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会場内では限定告知動画のほかに、もう1本の動画が流れています。こちらは500 TYPE EVA仕様の500系新幹線が、実際に走る姿を今回イベント用に特別編集した動画。500 TYPE EVA仕様の500系新幹線の雄姿が限定で公開されています。

ここだけ要素満載の「500 TYPE EVA展」

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また会場内に流れているのが「500 TYPE EVA」オリジナルの車内放送と車内メロディー。「500 TYPE EVA」では、発車チャイムにTVアニメ版の主題歌、「残酷な天使のテーゼ」のオルゴールバージョンを採用。車内アナウンスは主要登場人物である渚カヲルが担当。カヲル君に優しくアナウンスされると思わずドキドキ。

見逃し厳禁の見どころの数々

見逃し厳禁の見どころの数々

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「500 TYPE EVA展」では、まだまだマニア心をくすぐる見どころがいっぱい。注目となるのが500 TYPE EVA仕様のペイントデザインの試作案から決定案までの外装のデザインの遍歴。

見逃し厳禁の見どころの数々

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ペイントデザイン案には、監督の庵野秀明氏からの要望に対応する山下いくと氏の手書きの書き込みなどがあり、ファン必見の展示となっています。

ほかには実物大コクピットがある先頭車両に常駐する特別アテンダントスタッフが着用している衣装であるエプロンとスカーフをデザイン画とともに展示。こちらにも、山下いくと氏の手書きの書き込みがなされています。

見逃し厳禁の見どころの数々

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また「500 TYPE EVA」では車内に3人の女性キャラがナビゲーターとして登場。その中の1人は主人公の碇シンジのクラスの委員長である洞木ヒカリ。実は彼女、新幹線の「ひかり」が名前の由来。

残りの2人は、洞木ヒカリの姉「コダマ」と妹「ノゾミ」。姉妹のビジュアルや誕生背景などがバッチリ公開。こちらもお見逃しなく。

EVAの世界観がそこに

EVAの世界観がそこに

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「500 TYPE EVA展」ではエヴァの世界観が感じられるスポットを用意。フォトスポットには500 TYPE EVAの車内に実際に登場した本物のキャラパネルが集合。その際に車内に現れたのは一人ずつ。4人勢ぞろい「500 TYPE EVA展」だけ。
綾波レイ、惣流・アスカ・ラングレー、渚カヲル、真希波マリといった主要キャラと一緒に写真が撮れちゃえます。主人公の碇シンジが居ないのは、現在500 TYPE EVAに搭乗しているから。

「500 TYPE EVA展」の充実の内容に興味をそそられ「むしろ、コクピットに乗ってみたくなった!」と思った方は下記の関連MEMOの公式サイトより、旅行商品を購入しましょう!予習はバッチリのはず。実際に走行する車内で車内放送と車内メロディーを聞き、フォトスポットに不在だった、シンジ君に会いに行きましょう。

EVAの世界観がそこに

写真:けいたろう

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また「500 TYPE EVA展」では海洋堂がフィギュアを提供。展示ブースでは、エヴァのワンシーンが大迫力のジオラマで再現されています。世界最高峰のフィギュアメーカーによるジオラマの迫力はケタ違い。必見です。

EVAの世界観がそこに

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さらに展示会のお楽しみと言えばグッズ販売ですが「500 TYPE EVA展」でも、さまざまなエヴァ新幹線グッズが販売されています。お帰りの際には、旧二条駅舎のミュージアムショップに立ち寄るのをお忘れなく!

京都鉄道博物館 特別展「500 TYPE EVA展」の基本情報

住所:京都府京都市下京区観喜寺町
電話番号:075-314-2996
アクセス:JR「京都」駅より徒歩約20分。またはJR嵯峨野線「丹波口」駅より徒歩15分。
京都駅前バス乗り場より「梅小路公園・京都鉄道博物館前」または「梅小路公園前」下車。
入館料:一般1,200円 大学生・高校生1,000円 中学生・小学校500円 幼児(3歳以上)200円
開館時間:10:00〜17:30(入館は17:00まで)
休館日:毎週水曜日(3/21・28、4/4、5/2は営業)

2018年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/02/22−2018/02/24 訪問

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