写真:麻生 のりこ
地図を見る浜松市北区の郊外、緑豊かな奥山地区は、遠州地方(静岡県西部地方)の古刹・奥山方広寺の門前町。南北朝時代に創建された同寺への参拝客で賑わいます。
「奥山公園」は、奥山半僧坊とも呼ばれる方広寺の入口から三重塔付近まで広がる自然公園。起伏に富んだ地形を活かし、ソメイヨシノを中心に山桜や八重桜など約1,000本の桜が植えられています。
写真:麻生 のりこ
地図を見る公園内には、半円形のステージや四阿などがあるちょっとした広場も。ステージの客席部分はコンクリート+芝生なので、腰かけてのんびりとお花見を楽しむ方の姿も見られます。暖かな春の日差しを受けて花開く桜。時間が経つのも忘れてしまいそう。
写真:麻生 のりこ
地図を見る奥山公園は城山公園(井伊谷城跡)とともに、毎年3月下旬から4月上旬にかけて「いなさ桜まつり」の会場となります。
2018年4月1日(日)には恒例の「奥山半僧坊さくらまつり」も開催。公園内では抹茶席の野点をはじめ、よさこいステージや各種出店も楽しめます。詳しくは文末の【関連MEMO】から同寺の公式サイトにて確認ください。
写真:麻生 のりこ
地図を見るどこから見ても美しい桜の花ですが、この奥山公園での一番人気は、なんといっても池にかかる浮橋からの眺め! 公園入口にある池の南端から北端付近までかかっているので、池を縦断しつつ桜の花を観賞できます。
写真:麻生 のりこ
地図を見るわずか100メートル足らずの浮橋ですが、ここから眺める桜はどことなく情緒豊か。人が歩く振動でゆらゆら揺れる様子は、まさに「夢の浮橋」。カップルで渡れば、吊り橋効果ならぬ浮橋効果が期待できるかもしれませんね。
写真:麻生 のりこ
地図を見る浮橋の北端付近は少し高くなっているので、南端から渡った方は一度振り返ってみて! そして池の岸辺だけではなく、山の斜面にも植えられている桜をぜひご覧ください。
花見時には夜間のライトアップも。水面に映る幻想的な夜桜も大人気。今が盛りと満開時の桜はもちろん、散り際に花びらが水面を漂うさまも風情があります。
写真:麻生 のりこ
地図を見る時間のある方は、ステージのある広場から方広寺の三重塔まで歩いてみては。三重塔までは上り坂なので景色は抜群。眼下には今まで歩いた道沿いに植えられた桜、頭上にも桜、そして遠く向かいの山に咲く桜も観賞できます。
写真:麻生 のりこ
地図を見るこの道路は、公園最寄りの「奥山」バス停から富幕山(とんまくやま)まで続く奥浜名自然歩道の一部分。静岡県と愛知県の県境に位置する富幕山は標高597メートル。手軽に登れることからハイカーに人気の高い山です。
登山道入口は奥山公園から数キロ東にある奥山高原。「奥山公園」と「奥山高原」は似た名称ですが全然違う場所なのでご注意を。
道路沿いには桜以外に、ツツジやドウダンツツジなど花や緑がいっぱい。小鳥のさえずりやウグイスの谷渡り、木々の間を抜ける風の音…。奥山の自然は都会の喧騒を忘れさせてくれます。
写真:麻生 のりこ
地図を見る「方広寺の三重塔まであと少し。でもこの坂道はもう登れない」という方や、桜をのんびりと眺めたい方はこちらの無料休憩所へどうぞ。ソメイヨシノの大木のもと、日本の春が感じられるでしょう。帰り道は下り坂。上りの時とは異なる風景が楽しめます。
なお、この道路は自動車の往来が多いので、気をつけて通行してくださいね。
住所:静岡県浜松市北区引佐町奥山1576‐17
電話番号:053-522-4720(奥浜名湖観光協会)
アクセス:新東名高速道路「浜松いなさ」ICから約10分 / JR浜松駅から遠鉄バス45系統「奥山行き」約70分、終点下車後、徒歩約5分
2018年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
麻生 のりこ
はじめまして。神奈川生まれ静岡県西部育ち(現在、浜松市在住)の麻生のりこと申します。バスガイド勤務を経て旅行に目覚めました。キレイな景色、美味しいご当地料理、疲れを癒してくれる温泉、歴史を感じさせてく…
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索