提供元:墨田区観光協会
http://visit-sumida.jp/東京・浅草の隅田公園は日本有数のお花見の名所。この桜を船の上からゆっくりと楽しめるのがお花見屋形船。面倒な場所取りは一切不要、船窓を移り行く満開の桜をいろいろな角度から楽しめるため大人気となっていて、現在では多くの船宿がお花見の時期に合わせて屋形船を運航しています。
お花見屋形船は例年、桜の開花に合わせて3月下旬から4月上旬に運航され、夜の便だけではなく、昼の便を設定する船宿もあります。
写真:風祭 哲哉
地図を見るお花見屋形船に乗るには2種類の方法があります。ひとつはグループのメンバーだけで乗船する貸切船。こちらは仲間内で気兼ねなく楽しめる反面、貸切ですので小さな船でも一定の人数が必要です。もうひとつは個人でも予約ができる乗合船。こちらは2名から受付可能な船が多いため、気軽に乗船することができます。
船の大きさは小さな船で20名程度から、大きな船だと100名以上乗船できるものもあり、それぞれです。また設備も船宿により昔ながらの船から最新の高級感あふれる船まで、バラエティに富んでいます。
写真:風祭 哲哉
地図を見るお花見屋形船の出航地は船により様々ですが、隅田川に向かうコースは晴海にある乗船場から出発するケースが多く、シーズン中は数多くの屋形船と、夜桜鑑賞に出かける乗船客で海も陸もいっぱいになります。夜のお花見屋形船の出航は平日は18:30〜19:00、土日は17:30〜18:00前後が中心となっています。
高層ビルやマンションが建ち並ぶ東京湾に、色とりどりの提灯やライトを灯らせた何十もの屋形船が浮かんでいる姿を見ると、ここは東京ではなく、まるでアジアのほかの国であるかのように見えてきますね。
写真:風祭 哲哉
地図を見るお花見屋形船は晴海を出発すると東京湾から隅田川に入り、永代橋や隅田川大橋などをくぐりながら浅草に向かいます。船と言えども基本的に東京湾内と隅田川を通るだけですので、大きく揺れることはめったになく、よほど苦手な方でなければ船酔いの心配はありません。
写真:風祭 哲哉
地図を見るシーズン中の船内は満席に近く、活気でいっぱい。最近は外国人観光客の姿もたくさん見かけます。お花見屋形船なんて最高の日本の思い出になりそうですね。船内ではところどころで窓の外を流れゆく風景の案内があり、夜の東京観光が楽しめます。
写真:風祭 哲哉
地図を見る船が出発したら、まずはゆっくりと楽しみたいのがお食事。お花見屋形船は通常、乗船と食事、飲物がセットになっています。船上ではありますが料理は和風会席が中心で、飲物は飲み放題となっていることが多く、乗船時間は2時間から2時間半。これらすべて込みで、おひとり様10,000円(税別)くらいからが相場となっていますが、船宿により異なりますので、詳細はご確認ください。
また、屋形船といえば天ぷら、と言われるほど、どの船宿も天ぷらにはこだわりを持って味を競い合っていて、船内で揚げたサクサクでアツアツの天ぷらが楽しめる船もたくさんあります。
提供元:墨田区観光協会
http://visit-sumida.jp/晴海を出発して約1時間、お花見屋形船は浅草の隅田公園の脇に到着します。川沿いに続く桜並木の下でも花見の宴が行われていますが、こちらは優雅に船上からのお花見となります。
もちろんこのあたりのスポットにはお花見屋形船が何十艘も集まっていますが、河岸の広い隅田川ですからスペースは十分。屋形船同士の場所取りも必要ありません。むしろ川面に反射する船々の提灯の明かりと、川向うに浮かび上がる桜のピンクとのコラボレーションが幻想的ですらあります。
写真:風祭 哲哉
地図を見るお花見屋形船はこの場所で夜桜見物のためにしばし停泊します。大型の屋形船には屋上に展望デッキが設けられている船がありますので、ぜひに出てみましょう。というかせっかく展望デッキがあるお花見屋形船に乗ったのに、外に出ないなんてもったいないことこの上ないですよ!
写真:風祭 哲哉
地図を見るなぜならば、そこにはこの場所からしか見られない絶景があるからなのです。それは隅田公園の桜と東京スカイツリーの絶妙なコラボレーション。
幻想的にライトアップされた東京スカイツリーが、何にも遮られることなく満開の桜の上に顔を出す姿が見られるのは、おそらくこのお花見屋形船の展望デッキからだけではないでしょうか?
このシーンが隅田川お花見屋形船のハイライト。視界いっぱいの夜桜を愛でるために30分ほど停泊すると船は晴海に向かって隅田川を下り、楽しかったお花見屋形船の旅も終わりとなります。
ここまで読んでいただければお花見屋形船の魅力はもう十分に伝わったことと思います。通常の花見宴会とくらべると少しお財布には負担がかかりますが、日本人であれば一度は経験してみたい春のイベントですよね。
ただし期間中は大人気となりますので、早めの予約は必須です。桜の開花はお天気次第の部分もありますので、なかなか早めに決めるのは勇気がいりますが、ここは運を天に任せてえいやっ!と腹を決めるしかないですね。
ではよいお花見屋形船の旅を!
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(2023/12/10更新)
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