淡路島で神話の世界に浸る旅!“はじまりの島”で物語を紡ぐ

| 兵庫県

| 旅の専門家がお届けする観光情報

淡路島で神話の世界に浸る旅!“はじまりの島”で物語を紡ぐ

淡路島で神話の世界に浸る旅!“はじまりの島”で物語を紡ぐ

更新日:2018/04/30 17:58

村井 マヤのプロフィール写真 村井 マヤ 中国・九州文化的街並探検家

淡路島といえば、思い浮かべるのは玉ねぎでしょうか?もちろん、淡路島の玉ねぎは大きくて美味しいですよね。でも淡路島は玉ねぎだけではありませんよ。国生み神話が宿る“はじまりの島”なのです。『古事記』の冒頭で、男神・イザナギと女神・イザナミが天地の間にかかる天浮橋に立ち、聖なる矛で潮をかき混ぜたお話は有名ですよね。その神話の舞台となったのが淡路島なのです。神話ゆかりの史跡や名所をめぐってみましょう。

国生み神話の伝承地「絵島」にはぜひ立ち寄って!

国生み神話の伝承地「絵島」にはぜひ立ち寄って!

写真:村井 マヤ

地図を見る

天と地が分かれ、高天原に最初の神が出現します。その後、次々に神々が現れ、国生みをするイザナギとイザナミ(*)が現れました。この男女2神は、大八島といわれる日本の国土を誕生させましたが、最初に産んだのが淡路島でした。

2柱の神は、大八島を誕生させる前に、天浮橋に立って聖なる矛で海をかき混ぜました。その際「こをろこをろ」とかき混ぜ、矛を引き上げる際に滴り落ちた潮でできたのがオノコロ島(*)です。このオノコロ島に天の御柱を立てて、大八島を誕生させたのです。オノコロ島がどこなのか分かっていないのですが、淡路島周辺というのが有力な説になっています。淡路島には4カ所の候補地があり、その1つが「絵島」です。

*イザナギ(キ)、イザナミ、オノコロ島・・漢字表記だと難しいのでこの記事ではカタカナで表記します。

国生み神話の伝承地「絵島」にはぜひ立ち寄って!

写真:村井 マヤ

地図を見る

砂岩層でできた周囲400mの小さな島「絵島」。マーブル模様も美しい浸食された岩肌の島は、県の郷土記念物に指定されています。小さな島ですが、岩の色ですぐ分かりますよ。

すぐ近くにある「岩樟神社」は、イザナギとイザナミの子・水蛭子(ヒルコ)を祀っています。ここにある洞窟は、イザナギの墓所とも余生を過ごした場所とも言われています。

<絵島の基本情報>
住所:兵庫県淡路市岩屋884−4
アクセス:岩屋バスターミナル、岩屋港からすぐ

夫婦神を祀る日本最古の神社・伊弉諾神宮で大楠のパワーに触れる

夫婦神を祀る日本最古の神社・伊弉諾神宮で大楠のパワーに触れる

写真:村井 マヤ

地図を見る

淡路島では、「いっくさん」の愛称で親しまれている伊弉諾神宮は、観光の中心地でもあり、観光客も多く訪れます。拝殿は、入母屋造りで荘厳な雰囲気!良縁祈願に訪れる人も多い神社です。

夫婦神を祀る日本最古の神社・伊弉諾神宮で大楠のパワーに触れる

写真:村井 マヤ

地図を見る

樹齢約900年、幹囲8mという太さがある「夫婦大楠」。雨の中でも多くの参拝者が訪れ、楠に集まってきます。

訪れた方は、優しく幹に手を触れます。静かに目を閉じて、900年の時を感じてみませんか?

夫婦神を祀る日本最古の神社・伊弉諾神宮で大楠のパワーに触れる

写真:村井 マヤ

地図を見る

地上2.25mのところで、2つの支幹に分かれています。先述した幹囲は、2つ合わせてです。それぞれは、5.35m、3.75mです。寄り添いながらまっすぐ空に向かって伸びる「夫婦大楠」は、イザナギとイザナミを彷彿とさせます。もとは2本の樹が合体し、1株になったというから、まさに夫婦ですよね。

<伊弉諾神宮の基本情報>
住所:兵庫県淡路市多賀740
電話:0799-80-5001
アクセス:JR山陽本線舞子駅隣接の高速舞子から高速バス(高田屋嘉兵衛公園行き)で41分「伊弉諾神宮前」下車ですぐ。または、津名一宮I.C.から約3km。

赤い大鳥居が目印の自凝島神社は縁結びの聖地

赤い大鳥居が目印の自凝島神社は縁結びの聖地

写真:村井 マヤ

地図を見る

日本三大大鳥居の1つと言われる高さ2.17mの赤い鳥居が目を引きますよね。国生み神話のオノコロ島(*)といわれ親しまれてきた場所に立っている自凝島(オノコロジマ)神社は、この大鳥居が目印!

日本で最初の夫婦とされるイザナギノミコトとイザナミノミコトを祀っています。そのためか恋愛成就のパワースポットとして人気がありあます。

*オノコロ島・・候補地は淡路島周辺に絵島、沼島、家島、友ヶ島があります。また、淡路島全体をさす場合もあります。ちなみに自凝島神社辺りは、古代は入江の丘でした。

赤い大鳥居が目印の自凝島神社は縁結びの聖地

写真:村井 マヤ

地図を見る

写真は「鶺鴒石(せきれいいし)」。夫婦円満の御神鳥でもあるセキレイが、飛来したといわれる石。この石に、イザナギ、イザナミが国生みをするときにセキレイが止まり、その可憐な様子に夫婦としての道を見いだしたと言われています。

赤と白の綱には意味があります。ぜひ、直接訪れて試してみてくださいね。詳細は、下記HPを!

<自凝島神社の基本情報>
住所:兵庫県南あわじ市榎列下幡多415
電話:0799-42-5320
アクセス:西淡三原I.Cから約3km。JR山陽本線舞子駅隣接の高速舞子から高速バス(福良行き)で51分「榎列」下車徒歩10分。

赤い大鳥居が目印の自凝島神社は縁結びの聖地

写真:村井 マヤ

地図を見る

こちらは、「天の浮橋(あめのうきはし)」。自凝島神社から西へ400mの場所にあります。車は停められませんので、徒歩で行かれることをおススメします。イザナギ、イザナミの二神が降り立って、聖なる矛で海をかき回した聖地です。

「葦原国」と呼ばれた淡路島、まさに始まりの地

「葦原国」と呼ばれた淡路島、まさに始まりの地

写真:村井 マヤ

地図を見る

自凝島神社から北西へ約0m、榎列(えなみ)郵便局横の道を西に進むと田畑が広がっています。「葦原国」遺跡は、その田畑の中にあります。

葦原国(葦原中国:あしはらなかつくに)とは、海辺に葦が生い茂りその中にある肥沃な土地のことで、神話に基づく日本国の別の呼び名。

その昔、朝廷に食材を献上していた「御食国(みけつくに)」のひとつだった淡路島。その御食国に相応しい、豊かな海の幸、里山の恵みにあふれた淡路島はまさに葦原国の中心だったのでしょう。

*葦原国・・諸説ありますが、淡路島もその伝承地。

「葦原国」と呼ばれた淡路島、まさに始まりの地

写真:村井 マヤ

地図を見る

葦原国遺跡にある歌碑。「千早(ちはや)振る 神代の昔あしはらを ひらきそめにし 国常跡(くにのとこあと)」刻まれています。

この遺跡周辺は、車を停車する場所がないので、自凝島神社から徒歩で向かわれることをおススメします。

古代ロマンの香り漂う奥深い魅力満載の淡路島へ

淡路島は、大きく3市で構成され、それぞれ魅力があり、さまざまな楽しみ方ができる島です。今回は特に『古事記』ゆかりの史跡を巡る旅のご提案でした。

淡路島を縦断する旅の途中、寄り道しながら美味しいもの、素敵な場所にも立ち寄りつつ、神話の世界に彩られた今回ご紹介の史跡や神社に立ち寄ってみませんか?
『古事記』はあくまでも神話ですが、旅をしながら神話の世界に浸ってみるのも悪くないですよ・・。

2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/01/07−2018/01/09 訪問

- PR -

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -