南伊プーリアの州都バーリで食べたいストリートフード3選

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南伊プーリアの州都バーリで食べたいストリートフード3選

南伊プーリアの州都バーリで食べたいストリートフード3選

更新日:2018/03/16 10:52

ケイコ ソリーノのプロフィール写真 ケイコ ソリーノ プーリア旅コーディネーター、チーズ教室主宰

イタリアの南東部に位置するプーリア州。東西を海に囲まれ、温暖な気候で平野が多く、イタリアの食糧庫とよばれています。

今回はプーリア州の州都バーリで味わえる、歴史と人情がたっぷりとつまった下町ストリートフードをご紹介します。プーリア在住者ならではのオススメ店の情報も一緒に。どのお店も小腹が空いたときに気軽に立ち寄れる名店です。

さぁっ!心とお腹の準備はいいですか?

バーリの下町で味わう「フォカッチャ・バレーゼ」

フォカッチャは、古代ローマ時代からイタリア全土で食されてきた平たいパン。ピザの原型ともいわれています。主な材料は、小麦粉、水、塩、オリーブオイル、イースト菌。現在では地方ごとに形やトッピングの具がアレンジされ、その土地の個性を表す味わいとなっています。

ここバーリのフォカッチャは丸型で生地がうすいタイプ。噛んだ瞬間のカリッカリとした食感と小麦の香ばしさが特徴です。隠し味は生地に茹でたじゃがいものペーストを混ぜること。トッピングはたっぷりのトマトとオリーブの実。生地に使われる小麦、トッピングのトマトとオリーブ、そして、オリーブオイル、いずれもプーリア州が誇る名産品!昔から川がなく、乾いた土地であるこの州を代表する農産物です。

バーリの下町で味わう「フォカッチャ・バレーゼ」

写真:ケイコ ソリーノ

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バーリの下町であるバーリ・ヴェッキア(旧市街)には泣く子も黙る「フォカッチャ・バレーゼ(バーリ風フォカッチャ)」の名店があります。

サン・ニコラ聖堂の裏手にある「Panificio FIORE」。地元で三本の指に入る人気店。何世代にも渡り、伝統のレシピを受け継ぐ生粋のフォカッチャ一族フィオーレ家が経営するお店です。

バーリの下町で味わう「フォカッチャ・バレーゼ」

写真:ケイコ ソリーノ

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Panificio FIOREのフォカッチャは量り売りが基本。店員さんが目の前で大きな丸型のフォカッチャを好きな量だけ切り分けてくれます。一切れおよそ1ユーロ程度。日曜日には親戚や家族が集まるランチのお供に一枚そのまま買い上げるお客様も多いとか。小さい店内ですが、下町らしく地元の人に混ざって立ったまま切り売りフォカッチャを味わうことができます。

<Panificio FIOREの基本情報>
住所:Strada Palazzo di Citta’ 38, 70122, Bari
電話:+39-080-523-6290
定休日:木曜日午後、日曜日午後
アクセス:Bari Centrale駅から徒歩20分

バーリの下町で味わう「フォカッチャ・バレーゼ」

写真:ケイコ ソリーノ

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家庭の味!揚げピザ「パンツェロッティ」

バレーゼ(バーリ人)の家庭で作られる郷土料理のひとつ、半月形の揚げピザ「パンツェロッティ」(単数パンツェロット)。親戚や家族が集まる機会にみんなでワイワイと楽しみながら、生地から作ります。バレーゼなら、誰もが幼い頃の記憶にこの光景が残っています。

バーリの街中には、このパンツェロッティが気軽に味わえるお店があちらこちらに。ランチ、おやつ、ディナーとして思い立ったときに食べる万能な軽食です。

家庭の味!揚げピザ「パンツェロッティ」

写真:ケイコ ソリーノ

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パンツェロッティの作り方はとてもシンプル!ピザ生地に好きな具をのせて半月形に閉じ、オリーブオイルで揚げれば完成です。大きさは手のひらを広げたビッグサイズで食べ応えがあります。

定番の具はフレッシュなトマトとたっぷりのモッツァレッラチーズの組合せ。どのお店でも「クラッシコ」と言えば、これが出てきます。揚げたては生地がパリッとして、中からはジューシーなモッツァレッラチーズとトマトのハーモニーが溢れ出します。

今では低カロリーを意識してオーブンで焼いたタイプも存在しますが、オリジナルはやはり揚げたタイプ。相性バツグンのビールや炭酸飲料と一緒に食べるのが一般的です。

家庭の味!揚げピザ「パンツェロッティ」

写真:ケイコ ソリーノ

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街にはパンツェロッティの専門店であるパンツェロッテリアと呼ばれるお店が多く存在しますが、大半が夜のディナー営業のみ。ここでは軽めのランチとして立ち寄れるお店をご紹介します。もちろん夜も営業してるのでランチ&ディナーの両方に使えます。

バーリのメインストリートVittorio Emanuele通りに面した「MASTRO CICCIO」。店内は若者向きのインテリアで、イートインスペースは店内席とテラス席があります。ここのパンツェロッティ・クラッシコは1.5ユーロ。女性ならこれひとつでお腹いっぱいになります。

<MASTRO CICCIOの基本情報>
住所:Corso Vittorio Emanuele, 15, 70122, Bari
電話:+39-080-521-0001
定休日:なし
アクセス:Bari Centrale駅から徒歩15分

家庭の味!揚げピザ「パンツェロッティ」

写真:ケイコ ソリーノ

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とうもろこしの粉で作る揚げポレンタ「ズガリオッツェ」

ポレンタとは、寒冷な山岳地帯で小麦の生産が難しかった北イタリアを代表する食べ物です。水やブイヨンを熱してとうもろこしの粉を加えて練り上げたもの。昔は貧困層の食べ物としてパンやパスタよりも多く食されていました。

このポレンタが、なぜ南伊プーリア州の州都バーリで定着しているのか?そもそもこのバーリはアドリア海に面した港町。アドリア海を北上するとヴェネチアなど有名な貿易港に当たります。昔からの海上交易で北と南の産物が入り混じり、このポレンタもバーリの街へ流れついてきました。現在ではおもにバーリ・ヴェッキアと呼ばれる旧市街で見かけます。

とうもろこしの粉で作る揚げポレンタ「ズガリオッツェ」

写真:ケイコ ソリーノ

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バーリのポレンタは「ズガリオッツェ(単数ズガリオッツァ)」と呼ばれ、オリーブオイルで揚げるタイプ。作り方はポレンタを冷まして、切って、揚げるだけ。大きさと形は一辺およそ10 cmの正方形。表面は黄金色に輝き、塩がまぶしてあります。カリッっとした食感で塩味がとうもろこしの甘さを引き立て、飽きずに何切れでも食べることができます。

通常は紙袋に5〜6切れ入って1ユーロ程度。夜のバーリ旧市街では、この紙袋をお供に散策する観光客の姿をよく見かけます。

とうもろこしの粉で作る揚げポレンタ「ズガリオッツェ」

写真:ケイコ ソリーノ

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このズガリオッツェは海岸沿いの屋台や、旧市街の個人商店から買うことができます。ただし、雨の日や家の用事があるときはお店が閉まることも。そこで、確実に食べることができる美味しいお店をご紹介します。

バーリのオペラ劇場ペトゥルツェッリにほど近い「Panificio EL FOCACCIARO」。ここは従業員がほぼ女性。お惣菜やパン、お菓子など昔ながらの家庭の味を提供するお店です。ここのズガリオッツェはひと切れ20セント。お昼や夕方には常に満員の店内。近くの海岸通りでアドリア海を目の前にベンチでいただくのがオススメです。

<Panificio EL FOCACCIAROの基本情報>
住所:Via Salvatore Cognetti 43, 70121, Bari
電話:+39-080-554-0998
定休日:日曜日
アクセス:Bari Centrale駅から徒歩15分

とうもろこしの粉で作る揚げポレンタ「ズガリオッツェ」

写真:ケイコ ソリーノ

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ストリートフードは庶民の味

プーリアの州都バーリを代表する、昔ながらのストリートフードはいかがでしたか?

フォカッチャ、パンツェロッティ、ズガリオッツェ。それぞれ異なりますが、共通するのは庶民の味であること。お腹が空いたときに肩肘を張らずにパクッと口に入れる軽食です。賑やかなバーリ旧市街や周辺を訪れたときには、散策のお供にぜひ味わってください。

ひと昔前までバーリ旧市街は治安が良くないエリアとしてガイドブックにも紹介されていましたが、現在は観光化が進み、以前よりも落ち着いた街並みとなりました。ただし、どこの街でも共通することですが、夜の一人歩きには十分ご注意ください。

※2018年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/03/03 訪問

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