ご覧下さい、この眺め!
ここは、昭和29年に昭和天皇が訪れたとき、休息された場所です。腰掛けながら、ここからの壮大な眺めをご覧になったのでしょうね。
写真手前の突き出た白い岩は、亀岩。見る角度によって、亀の形に似ていることから名付けられたそうで、亀岩の上の島は、蛇島です。島の岩肌が蛇のようなので、そう呼ばれています。
この場所は、西伊豆堂ヶ島の奇岩や島々の景色を見渡しながら歩ける「堂ヶ島遊歩道」にあります。洞くつめぐり遊覧船乗り場を正面に、海沿いの道を右へ進んで、歩いて約5分で行けますが、途中、急な登り道があるので、歩きやすい靴がお勧めです。
東屋があるので、座りながら「ゆったり」と景色を見ることができますよ。
ぽっかりと空いた穴から、まるで、エメラルドの宝石のように美しく輝く海面。この神秘に満ちた穴は「天窓洞(てんそうどう)」と呼ばれる、堂ヶ島を代表する奇勝!
穴の大きさは、147mもあります。天然記念物になっているので、絶対に外せない見どころです!
歌人の与謝野鉄幹・晶子夫妻もここを訪れ、美しい天窓洞の光景を詠んでいます。天窓洞の近くに「たらちねの 母が好みしつわぶきは この海の辺に 花咲き匂ふ」と、昭和天皇が詠った歌碑があり、秋になると、この辺り一帯に、黄色いつわぶきの花が見事に咲きます。
天窓洞から、ときどき「ひょっこり」現れる遊覧船も見られます。遊覧船は天窓洞を下から眺められる「洞くつめぐり遊覧船」。天井から美しい光が降り注ぐ、とても綺麗な光景が見られるので、お勧めです。この機会に乗船してみませんか?(下記[MEMO]参照)
天窓洞は、先程ご紹介した昭和天皇陛下が休息した場所から、歩いて約5分の堂ヶ島遊歩道にあります。
ここは、貞明皇后がご覧になった眺めです。今は、堂ヶ島園地として綺麗に整備され、海を望みながら散策できる絶好のポイント。洞くつめぐり遊覧船乗り場や、海女さんが運営している、サンゴなどの綺麗な貝殻のお店があります。
堂ヶ島園地は、堂ヶ島遊歩道の起終点にもなっていて、約30分で、遊歩道を一周することができますよ。
貞明皇后は昭和天皇の母で、先程紹介した昭和天皇の詩は、母を思って詠んでいます。昭和天皇は、母が訪れたことがある堂ヶ島の景色に母への思いを重ねて眺めていたのでしょうね。
貞明皇后御展望所は、国道136号線沿いにあり、この近くには、西伊豆観光協会もあるので、伊豆のお役立ち情報をゲットすることができます。
こちらは、貞明皇后御展望所から約1km離れた場所にある「堂ヶ島NEW銀水」です。この宿は、平成11年の「第50回全国植樹祭レセプション」が行われた際、昭和天皇の御子息で、現在の天皇陛下と皇后陛下が宿泊されました。宿の入口には御泊所記念碑があります。
堂ヶ島NEW銀水では、宿泊に際して失礼のないように、従業員を徹底的に猛特訓したそうです。それ以来、おもてなしの心が受け継がれているので、天皇・皇后をお迎えしたときと、同じくらいの温かい接客が受けられる宿です。
こちらの風景は、堂ヶ島NEW銀水からの景色です。宿は、入江の高台にあって、西伊豆海岸特有のリアス式の地形が見晴らせます。宿に入ってすぐのメインロビーから広がる景色なので、天皇・皇后もきっとこの眺めをご覧になったに違いありません。両陛下をおもてなした壮大な眺めが見られます。
堂ヶ島NEW銀水は、断崖に沿うように建てられているので、全室オーシャンビューで大浴場からも絶景が見られますよ。
堂ヶ島NEW銀水では、天皇・皇后両陛下がご宿泊した際に提供したオリジナルのお菓子「くずきり」を売っています。伊豆特産のニューサマーオレンジを使った柑橘系のさっぱりとしたくずきりで、両陛下が味わった同じ味を楽しめますよ。
堂ヶ島遊歩道は、強風や悪天時の場合、波しぶきがかかったりして危険なのでご注意下さい。
時代や時は違いますが、皇族の方をもてなした景色が今も楽しめます。天皇がめでた堂ヶ島からの眺めを見に、西伊豆町堂ヶ島へ出かけてみませんか?
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(2024/12/14更新)
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