佐倉城と国立歴史民俗博物館は、ピクニック気分で1日中楽しめるサクラの観光名所

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佐倉城と国立歴史民俗博物館は、ピクニック気分で1日中楽しめるサクラの観光名所

佐倉城と国立歴史民俗博物館は、ピクニック気分で1日中楽しめるサクラの観光名所

更新日:2018/03/23 18:08

いなもと かおりのプロフィール写真 いなもと かおり 城マニア、観光ライター

千葉県佐倉市は、チューリップ・ひまわり・コスモスなどの花々とオランダ風車の共演を楽しめる「佐倉ふるさと広場」や、佐倉城下町に点在する史跡スポットが楽しめる観光地です。都心から1時間ほどでアクセスできる佐倉市には、歴史マニア御用達の国立歴史民俗博物館(歴博)があります。 そして、隣接する佐倉城は日本100名城にも選ばれる屈指の名城!昨今、佐倉市の歴史めぐりがアツいと話題になっています。

佐倉城は江戸を守る要の城

佐倉城は江戸を守る要の城

写真:いなもと かおり

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市の中央に位置する佐倉城は、江戸時代には幕府の常任最高職だった「老中」が配置されたVIPな城!江戸城を守る東の要所でした。現在見る近世城郭に修築されたのが1611年頃。徳川家康の家臣・土井利勝が手がけています。

今は市民の憩いの場となった公園ですが、かつては名城があったのです。

佐倉城は江戸を守る要の城

写真:いなもと かおり

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みなさんがイメージする「城」といえば、石垣や、見上げるような高さの天守があるお城ではないでしょうか?佐倉城は、そのイメージとは違う土造りの城!天守や石垣だけではなく、城を構成するピースである「土塁」と呼ばれる土を盛った防御壁や、水堀、水の張っていないお堀の「空堀」が見どころです。

機械のない時代に築かれた、その土木量に驚きます!

佐倉城は江戸を守る要の城

写真:いなもと かおり

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しかし、佐倉城は最初から建物がなかったのかというと、実はそうではありません!かつては、三重の天守(御三階櫓)や城主が暮らす御殿、櫓、門などで構成されていました。この位置には、どんな建物があったのかな?と想像するのも城めぐりの楽しみ方ですね。

ちなみに、関東一帯は「関東ローム層」と呼ばれる粘土質の土層で、雨が降るとツルツルと滑る、防御に向いた土壌です。そのため、石垣を築く必要のない城も多く、佐倉城も石垣のない「土造りの城」でした。

佐倉城は、1979年頃に「佐倉城址公園」として整備されましたが、城の痕跡が感じられるポイントもたくさん残っています。

佐倉城の見どころと楽しみ方は

佐倉城の見どころと楽しみ方は

写真:いなもと かおり

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現在の国立歴史民俗博物館がある場所は、かつて椎木曲輪(しいのきくるわ)と呼ばれた侍屋敷があった区画で、「角馬出(かくうまだし)」と呼ばれる遺構が復元されています。角馬出は佐倉城のシンボルのような存在!このスペースにサムライ達がいたと思うと、気分も高揚しますね。

なお「馬出」とは、防御を高めるために城の出入口に設けられた区画のこと。城の出入口の前に張り出し空間(=馬出)を設けることで、守り手側は防衛しやすく、一方で、攻め手側は侵入しにくい構造になっています。攻め手の兵の気持ちで馬出を歩きながら、先人の知恵を肌身で感じてみましょう。

佐倉城の見どころと楽しみ方は

写真:いなもと かおり

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椎木曲輪の馬出は水が張っていない「空堀」ですが、佐倉城には水堀もあります!場所は、本丸を下がった先、出丸という城の区画にあります。ここでは、守り手の気持ちになって、水堀の外にいる敵兵を侵入させないように睨みをきかせてみましょう。

佐倉城の見どころと楽しみ方は

写真:いなもと かおり

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案内MAPは、自由広場にある佐倉城址公園管理センターで入手できますよ。センターの中では、佐倉城の瓦や解説展示もあるので、歴史について学びたい方は足を運んでみてください。

「国立歴史民俗博物館」の常設展示

「国立歴史民俗博物館」の常設展示

写真:いなもと かおり

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国立歴史民俗博物館は、歴史好きなら誰もが知る歴史の総合博物館。もちろん、歴史が詳しくない人でも楽しめる内容です!年間来館者数は約20万人と佐倉市屈指の観光名所となっています。

古代史〜現代史の歴史だけではなく、考古学や民俗学まで幅広く取り扱った展示スペースはとにかく広い!1日中いても飽きないほど見どころが目白押しです。

しかも、一部のエリアを除き写真撮影が可能。写真撮影ができる博物館は珍しく、思い出として残しておける点が嬉しいです。

「国立歴史民俗博物館」の常設展示

写真:いなもと かおり

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2013年にリニューアルオープンした第4展示室は子供たちからも人気!取り扱うテーマは民俗学。近代化に伴う暮らしの変化や、農業・漁業をはじめとする職人の技術、お祭りなど人々の文化や暮らしに焦点をあてたものです。

なかでも、「妖怪の世界」の展示がおすすめ!現在も河童の存在の有無は都市伝説のひとつとして語り継がれていますが、河童の記録の初見はなんと室町時代まで遡ります。さらには、江戸時代に河童研究に心血を注いだ研究者もいたそうですよ!

「国立歴史民俗博物館」の常設展示

写真:いなもと かおり

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第6展示室は現代史がテーマ。20世紀の前半、日本は数々の戦争を繰り返しました。この当時、満20歳になる男子は徴兵の義務がありました。かつて佐倉城だった場所には、大日本帝国陸軍の組織する歩兵第二連隊、のちに第五十七連隊の兵営が置かれたのです。

「佐倉連隊」とも呼ばれる彼らの暮らしや兵営の全景模型など、地域と一体となった佐倉市ならではの展示。戦争とは?平和とは?展示を通してたくさんのことを感じられます。

歴博の視点から見る歴史がすこぶる面白い!!

歴博の視点から見る歴史がすこぶる面白い!!

写真:いなもと かおり

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国立歴史民俗博物館は、展示方法がとても面白いです!

例えば、16世紀前半の京都を描いた「洛中洛外図屏風」は、立体模型となって登場。絵図に描かれた何人かは模型のなかにも登場しています。人形は肉眼でわかるサイズなので、模型のなかでお会いしてみてくださいね。

場所は、第2展示室。ちなみに、ミュージアムショップでは「洛中洛外図屏風 歴博甲本」の解説付き復元ミニ屏風が販売しているので、お土産にもおすすめです。

歴博の視点から見る歴史がすこぶる面白い!!

写真:いなもと かおり

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こちらは、第6展示室(現代)の展示。高度経済成長を迎え、日本人の生活スタイルが変化していきます。都市部とその周辺では過密化が進み、核家族を標準とする新しい生活スタイルが誕生しました。

写真は、1962 年の団地の部屋を再現したもの。ダイニングキッチンは非常に窮屈に感じますが、電化製品が普及しはじめたばかりのこの当時は、主婦にとって画期的で家事の負担も軽減されたことでしょう。

解説を読むだけではイメージしにくいことも、視覚、さらには聴覚・嗅覚からも得られる!歴博の展示には、来館者を楽しませる工夫が随所にあります。

歴博の視点から見る歴史がすこぶる面白い!!

写真:いなもと かおり

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歴博スタッフもおすすめする展示をご紹介!

第5展示室の「都市の大衆の時代」コーナーには、大正〜昭和期頃の東京の盛り場にあるとあるストリートを復元した場所があります。ここではまるでタイムスリップしたような写真が撮れるので、記念撮影もできます。

佐倉の桜はインスタ映え間違いなし!

佐倉の桜はインスタ映え間違いなし!

提供元:佐倉市

http://www.city.sakura.lg.jp地図を見る

「サクラ」市の名前の通り、桜の時期は近隣から見物客が訪れる花見の名所となります。公園の周辺には約50種目1,100本の桜が並び、満開の時期には「わあっ」と歓声をあげてしまうことでしょう。さくら祭り期間中は本丸跡にはお店も並びますので、佐倉市の名産品を食べながら心もお腹も満たしてくださいね!

佐倉の桜はインスタ映え間違いなし!

写真:いなもと かおり

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佐倉城址公園の桜まつり「佐倉城址のさくら」は、
・期間:2018年4月3日(火)〜4月8日(日)
・時間:10:00〜16:00

ちなみに、気象庁が発表した桜の満開予測は、2018年は例年よりも早い予想。開花状況によっては、まつり期間が前後する可能性もあるそうですが、詳しくは関連MEMOの「佐倉城址のさくら」公式HPでご確認ください!

佐倉の桜はインスタ映え間違いなし!

提供元:佐倉市

http://www.city.sakura.lg.jp地図を見る

インスタ映えスポットとしてもじわじわ話題となっている「夜桜屏風」にも注目!2018年3月28日(水)〜4月8日(日)の間、園内一部で18:00〜20:00の時間帯に桜のライトアップを実施しています。(※開花状況、天候などの状況によりイベントを中止する場合があります。)

国立歴史民俗博物館内エントランスホールにある高さ約4m・幅約13mの大きな窓枠からは、まるで動きを見せる絵画のような夜桜が楽しめます!佐倉の自然と光が生み出す巨大なアートは一見の価値あり。

家族連れやカップルにもおすすめの贅沢な休日を味わえる!歴史と自然が共存する街「佐倉市」へ遊びにでかけてみませんか。

基本情報

<佐倉城>
住所:千葉県佐倉市城内町官有無番地
電話番号:043-484-0679(佐倉城址公園管理センター)

<国立歴史民俗博物館>
住所:千葉県佐倉市城内町 117
電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
営業時間:9:30〜17:00(10月〜2月は16:30まで)
休館日:月曜日、年末年始
入館料:大人420円、大学生・高校生250円、中学生以下は無料 ※企画展示は別料金が必要です。

アクセス:総武本線・佐倉駅より「ちばグリーンバス田町車庫行き」バス約15分、「国立歴史民俗博物館」または「国立博物館入口」バス停よりすぐ。または、京成・佐倉駅より「ちばグリーンバス田町車庫行き」バス約5分、「国立歴史民俗博物館」または「国立博物館入口」バス停よりすぐ。京成・佐倉駅から徒歩15分ほど。

取材協力:佐倉市/国立歴史民俗博物館

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/03/15 訪問

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