懐かしのレトロ家電の宝庫!話題の大阪「パナソニックミュージアム」

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懐かしのレトロ家電の宝庫!話題の大阪「パナソニックミュージアム」

懐かしのレトロ家電の宝庫!話題の大阪「パナソニックミュージアム」

更新日:2018/11/14 15:21

佳後 マリ子のプロフィール写真 佳後 マリ子 レトロ旅ライター、パワスポ・ナビゲーター

2018年で創業百周年を迎えた、日本を代表する企業「パナソニック」。
創業からちょうど百年目にあたる2018年3月7日に大阪府門真市の本社敷地内にオープン、9日より一般公開されて話題となっている「パナソニックミュージアム」を今回はご案内します。
充実した展示内容でありながら入館無料というのが嬉しい、おすすめのスポットですよ!

稀代の創業者が辿った足跡とスピリットに出会える場所「松下幸之助歴史館」

稀代の創業者が辿った足跡とスピリットに出会える場所「松下幸之助歴史館」

写真:佳後 マリ子

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「パナソニックミュージアム」は門真市のパナソニック株式会社の本社敷地内に開館した、「松下幸之助歴史館」と「ものづくりイズム館」の2館で構成されるミュージアムです。

松下幸之助歴史館の方は、1933年、創業の地である大阪市から門真市に初めて移転した際に建設された社屋と同一の場所に建てられ、レンガ造りの外観から内装に至るまで、当時の趣が忠実に再現した造りが施されています。エントランスの照明やステンドグラスが嵌め込まれた丸窓などは、貴重な当時のものがそのまま使用されています。

松下幸之助氏は当時、新社屋のデザインにもかなりのこだわりを持っておられたようで、建物本体に至るまで氏の考え方やセンスが反映された施設となっている点にも注目です。

稀代の創業者が辿った足跡とスピリットに出会える場所「松下幸之助歴史館」

写真:佳後 マリ子

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それでは、松下幸之助歴史館の方からご案内していきましょう。
こちらでは、創業者である松下幸之助氏の辿った足跡や経営観、人生観、それに伴う会社の歩みが主に紹介されています。

展示室では、「礎」と題された奉公人の時代から経営の一線を退き相談役となった「経世」の時代までが7章に分かれており、各時代を代表する製品、写真、映像、各種資料などを参照しながら、松下幸之助氏の人生を時系列にストーリーを追うように辿れる形式になっています。
1918年の創業当時の作業場の様子が再現された「創業の家」は、前身の旧歴史館でも展示されていたもので、家の間取りや照明の暗さに至るまで生前の氏の記憶などをもとにリアルに再現されたものです。

稀代の創業者が辿った足跡とスピリットに出会える場所「松下幸之助歴史館」

写真:佳後 マリ子

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なお、展示室中央の「学びの杜」にあるミニシアターでは、パナソニックの歴史や松下幸之助氏の哲学を学べる映像コンテンツが観賞できます。同氏が遺した経営や人生に関する数々の名言が記載されたカードも置かれており、自由に持ち帰りが可能です。

展示室横のライブラリーでは、デジタルアーカイブ化されたパナソニックの膨大な歴史資料を、室内のPCで閲覧することができます。

歴史館には、記念すべき第一号製品も

歴史館には、記念すべき第一号製品も

写真:佳後 マリ子

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さて、貴重な資料に事欠かない歴史館の中でも是非見ていただきたいのが、記念すべき「第一号製品」の数々です。

第一号製品とは文字通り、パナソニックが各家電種類ごとに一番最初に製品化した初号機のことで、1950〜60年代に誕生したテレビ、冷蔵庫、洗濯機、クーラー、掃除機などの第一号製品のほか、会社の礎を築いたとも言える大正〜戦前生まれのプロダクト、二股ソケットやラジオなどの第一号機も展示公開されています。

これらもまた、7章からなる松下幸之助氏を中心とした一連のヒストリーの流れの中で展示されているものですが、歴史を辿るプロセスの中で現物を見ていくことで、より興味と理解が深まる仕組みになっています。

歴史館には、記念すべき第一号製品も

写真:佳後 マリ子

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会社の動向を映した古い映像や当時の現物資料と共に、その傍らに展示されたこれらの製品を眺める時、これは松下幸之助氏個人やパナソニックという企業の歴史のみにとどまらない、日本が歩んで来た歴史そのものでもあるという感慨すら湧き上がってきます。

第一号製品というのは、それまでに存在しなかった新しい価値を提示した製品。時代の変遷を如実に映す鏡でもあるからです。

歴史館には、記念すべき第一号製品も

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むしろどこか近未来的?!歴代ヒット家電が集結「ものづくりイズム館」

むしろどこか近未来的?!歴代ヒット家電が集結「ものづくりイズム館」

写真:佳後 マリ子

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次に「ものづくりイズム館」をご案内しましょう。
ものづくりイズム館では、パナソニックがこれまでに発売した歴代の家電製品が主な展示内容となっています。
歴史館にも各家電の第一号製品が展示されていましたが、こちらでは第一号製品に限らず、過去のあらゆる懐かしい製品に出会うことができます。

ホワイトで統一された、どこか近未来風イメージのメインスペース、マスターピースギャラリーには、「家事楽」「感動」「自由」など6つのテーマに分類された往年の家電製品、約150点が展示されています。

むしろどこか近未来的?!歴代ヒット家電が集結「ものづくりイズム館」

写真:佳後 マリ子

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こちらに展示されているのは、パナソニックが昭和〜平成にかけて世に送り出した大ヒット商品で、私たちのライフスタイルを進化させた画期的なものばかり。
ヒット商品だけに名前に聞き覚えがあったり、あるいはかつて実家や祖父母宅にあった、自分で持っていたという方もたくさんおられることでしょう。

往時を知る人間にとってはあまりに懐かしい製品の数々ですが、若い人の目には、スペーシーな空間と相俟ってむしろ非常に斬新でユニークなフォルムのプロダクトとして映るのではないでしょうか。

むしろどこか近未来的?!歴代ヒット家電が集結「ものづくりイズム館」

写真:佳後 マリ子

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マスターピースギャラリーの入口手前に、過去にグッドデザイン賞を受賞した製品の一部が展示されたコーナーがありますが、こちらでも先鋭的なルックスが光る昭和の製品に目が釘付けになります。

レトロなのに新しい、昔の家電製品の魅力を存分に堪能できるのがものづくりイズム館の楽しさなのです。

収蔵庫にも、たくさんのレトロ家電が

収蔵庫にも、たくさんのレトロ家電が

写真:佳後 マリ子

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ものづくりイズム館にはもう1カ所、昔の家電製品が数多く展示された場所があります。それが、エントランス入ってすぐの通路沿いにある約300点もの製品が収められた「収蔵庫」です。

収蔵庫にも、たくさんのレトロ家電が

写真:佳後 マリ子

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収蔵庫はガラス張りになっていて、通路から中の展示物の様子を見ることができます。通路側に向いた1960年代頃の大型ブラウン管テレビには、東京オリンピックの開会式など各テレビが製造された年代とほぼ同時期の映像やナショナル坊やが登場するCMが映し出されたりしています。

一般に普及するよりもかなり前の時代に開発された大型ファクシミリや昭和40年代の美顔器といった他では見ることのできない珍しい製品のほか、カラフル&レトロなデザインが特徴的な電子レンジや炊飯器、歴代のガラケーなど興味を引かれる製品が数多く収蔵・展示されていますが、通常は外からしか見学することはできません。

収蔵庫にも、たくさんのレトロ家電が

写真:佳後 マリ子

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ただしひとつだけ収蔵庫内に入って見学できる方法があり、それは土・祝祭日に行われるミュージアム主催のガイドツアー(無料)に参加するという方法です。
土・祝祭日でもツアーを開催しない日があるようですので、HPで詳細をご確認の上お問い合わせいただくか、当日館内でお問い合わせいただくと良いかと思います。

ガイドツアーでは収蔵庫の見学は数分弱程度になるかと思われますが、短時間でも間近で現物を見学することができたらラッキーですよね。もし開催されていた場合には、上手に利用して楽しみましょう!

おわりに

おわりに

写真:佳後 マリ子

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さて、この春にオープンしたばかりのパナソニックミュージアムの見所をご案内させていただきましたが、いかがでしたか?

松下幸之助歴史館、ものづくりイズム館の両館にはミュージアムショップも設けられており、昭和世代には懐かしい「ナショナル坊や」の可愛いキャラクターグッズなどが販売されています。
また、ものづくりイズム館にはショップとは別に、縮尺に沿って忠実にミニチュア化されたレトロ家電の「ガチャガチャ」も設置されていますよ。大阪みやげとしてもおすすめです。

おわりに

写真:佳後 マリ子

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パナソニック百年の歴史、ひいてはものづくりと家電の変遷の歴史に触れることができる画期的なミュージアムは、見応えがある上に入館無料ですからまさに行って損はなし。

ミュージアムに隣接する公園、さくら広場を覆い尽くすソメイヨシノが見頃になる頃に訪れるのも素敵なプランかも。さくら広場には、1930年代に松下幸之助氏が暮らしていた旧宅も残されています(内部は一般公開されていません)。

パナソニックミュージアムの基本情報

住所:大阪府門真市大字門真1006番地
開館時間:9:00 〜17:00   
休館日:日曜・年末年始休(祝日は開館 ワークショップイベントに関しては日曜開催時もあり)
入館料:無料
アクセス : 京阪電車・西三荘駅下車、徒歩2分

※2018年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/03/10 訪問

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