トラベルフォトグラファーに聞く"旅のワクワク"の切り取り方

トラベルフォトグラファーに聞く"旅のワクワク"の切り取り方

更新日:2019/11/15 16:16

トラベルjp 編集部のプロフィール写真 トラベルjp 編集部
旅の必需品の一つがカメラ。旅行と写真は切っても切れない関係ですが、旅の感動や興奮を記録に残そうと思っても、写真で表現するのはなかなか難易度が高いもの。

旅と写真をテーマに活躍するトラベルフォトグラファーは、どうやって旅のワクワクを切り取っているのでしょう? 自然写真を得意とするLINEトラベルjp ナビゲーターの岡本大樹さんに旅と写真への思いを聞きました。

昨今の状況により、施設等の営業日や営業時間などに変更が生じている場合があります。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。また、Go To トラベルキャンペーンについては全国で一時停止となっています。お出かけの際はしっかりと新型コロナウイルスの感染予防および拡大防止対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

写真は目的じゃなくて、伝える手段

写真は目的じゃなくて、伝える手段

提供元:岡本 大樹

https://www.travel.co.jp/guide/navigtr/689/

2015年から写真と文章で旅先の魅力を伝え続けているLINEトラベルjp ナビゲーターの岡本大樹さん。「旅行に行くのも、写真を撮るのも、取材先で人と話すのも、旅行から帰ってから伝えるのも、すべてが楽しい」とトラベルフォトグラファーという仕事の魅力を語ってくれました。

大樹さんのこだわりは、「被写体の魅力をそのまま伝える」こと。自分自身が感じた感動を、できるだけそのまま写真の形にして表現しようとしているそう。

「写真は目的ではなく伝える手段だと思っているので、写真を見た人の旅のきっかけになってほしい。素晴らしい景色を見に行ってほしいという気持ちでいつも撮っています」とのこと。

写真は目的じゃなくて、伝える手段

提供元:岡本 大樹

https://www.travel.co.jp/guide/navigtr/689/

広告写真やインスタグラムで人気を集める写真などでは、現実ではありえないような鮮やかな色に画像加工されているものも少なくありません。しかし、「実際に行ってがっかりされる写真では意味がない」と大樹さんのポリシーは明快。

また、ありのままの姿を伝えることを大切にしているので、「自分というフィルターもかけないように意識している」のだそう。

思い入れが強い被写体に対しては、自分の「好き」という気持ちが強く出ると自覚することも。徳島出身ということもあり、阿波おどりへの思いは人一倍強く、「このときの(阿波おどりの)写真は自分の好みがすごく出てますね。」

そのときの写真は「本場徳島の阿波おどり!そこでしか撮れない一枚を撮りに行こう」という記事にして撮り方とともに紹介しています。

"そこでしか撮れない一枚"がある

"そこでしか撮れない一枚"がある

提供元:岡本 大樹

https://www.travel.co.jp/guide/navigtr/689/

大樹さんが今のトラベルフォトグラファーの仕事に就くきっかけになったのが、2015年春に行った小笠原への旅行。ホエールウォッチに出かけた際に撮ったクジラの写真が、「自分でも最高の一枚と思える」出来栄えで、これを撮れたことが、写真をもっとがんばろう、そして旅と写真を仕事にしていこうと決断をする決め手になったのだそうです。

「旅に出ると、そこに行かないと見られない自然や景色があり、それまで知らなかった世界に出会える。それがとても楽しいんです」という言葉からもワクワクが伝わってきました。

ちなみに、ザトウクジラが見られるのは12月から5月頃のみですが、その中でも2月からゴールデンウィーク頃までがベストシーズンと言われています。「ザトウクジラの迫力あるジャンプ(ブリーチング)は言葉にならないほど感動します」と大樹さんの一押し。

自分の目で見て、"好き"を感じる

自分の目で見て、"好き"を感じる

提供元:岡本 大樹

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写真を撮るときに気をつけていることは、「自分の目でちゃんと見ること、第一に自分が楽しむこと」だという大樹さん。

「自分が綺麗だと思わないと綺麗な写真にはなりません。どんな被写体だと綺麗に撮れるか?ではなく、自分のセンサーで好きだな、素敵だなと思ったものを撮るので、被写体としての魅力はあとからですね。」

自分の目で見て、"好き"を感じる

提供元:岡本 大樹

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大樹さん自身がワクワクをよく表現できた写真と思うのは、びわ湖大花火大会の写真。「なにより、この写真を撮ったときは、一番自分が楽しんでいました!」最前列で花火を見て、湖面がカラフルになる光景も見ることができたそう。

旅行を仕事にするのは楽しそうではあるものの、仕事だと心から楽しめないのでは……?という心配はまったくの見当違いでした。ワクワクが伝わってくる写真の背景には、撮っている人が本当にワクワクしていたという事実がありました。

旅人としての感度を磨く、息をするように写真を撮る

旅人としての感度を磨く、息をするように写真を撮る

提供元:岡本 大樹

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大樹さんは昨今の"インスタ映え"の流行には共感できないと言います。「見た目だけ飾ったり、表面だけ綺麗に切り取っても仕方ない。僕にとってのいい写真とは、自分が被写体をいいと思っている、その気持ちが表れている写真」とし、被写体の本質に自分がどれだけ迫れるかを大切にしていきたいと語ってくれました。

そのためには「旅人としての感度の高さ」を大事にしているそうです。自分の"好き"を理解して、認めること。「それが常にあれば、写真の精度は上がっていく」と大樹さん。

旅人としての感度を磨く、息をするように写真を撮る

提供元:岡本 大樹

https://www.travel.co.jp/guide/navigtr/689/

「被写体を好きになってすぐに撮った写真と、好きになってしばらくしてから撮った写真では、写真が変わりますね。」写真で表現するものは、ありのままの被写体の姿でもあり、それを見つける自分自身の姿なのかもしれません。

また、それを支えているのは、被写体に対する知識や写真の技術力。下調べや事前の準備。ワクワクの瞬間を写真に撮るときには、まるで「息をするように写真を撮っている」のだそう。「すべて設定や準備をしておけば、あとはシャッターを切るだけ。ファインダーを覗きながらも、被写体を見て、感じながら撮れるんです。」

大樹さん注目の旅先Best3

最後に、岡本大樹さんが今注目している旅行先を3つ聞いてみたところ、「八重山諸島、オーストラリア、バヌアツ」の名前が挙がりました。

「2018年の7月から東京(成田)ー石垣線のLCCが就航が決まったこともあり、これから八重山諸島は話題になるのではと思っています。西表島が奄美大島などと一緒に世界遺産登録されるのも間近らしいです。先日僕も行ってきましたが、自然豊かでオススメの島です。

オーストラリアは、自然を撮るものとしては一度は行っておかないと思い続けている場所です。そろそろ行きたいですね。バヌアツには世界一火口に近づける活火山があるということで、こちらもいつか行ってみたいと思っている場所です。」

大樹さんの記事のなかで、屋久島縄文杉コースの撮り方や鳥取砂丘での撮影方法など、旅行スポットと写真の撮り方を絡めたものもよく読まれているそうです。ぜひチェックしてみてくださいね!

取材協力
岡本 大樹(おかもと・だいき)さん
LINEトラベルjp ナビゲーター。全国47都道府県制覇の旅を経て、写真の道へ。スタジオカメラマンアシスタントを経て、現在は大阪と徳島を拠点にトラベルフォトグラファーとして活動中。得意テーマは自然・動物の撮影、原付旅行、ゲストハウス宿泊。

取材・文/LINEトラベルjp編集部

掲載内容は執筆時点のものです。

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