「洞くつめぐり遊覧船」乗り場に停泊している遊覧船です。遊覧船の後にある、松が生えた島は「蛇島」(写真左)、白い岩は「亀岩」(写真右)。
遊覧船は、その間を通って「洞くつめぐり」に連れて行ってくれます。遊覧船乗り場から、複雑で美しいリアス式の地形が広がっているので、これから見られる景色に期待が高まります!
さあ、洞くつめぐりの始まり!
次は海からの絶景や、冒険気分が味わえる洞窟をご紹介しましょう。
ご覧下さい、この美しい縞模様! これは、海底火山の噴火によって噴出した白色の軽石が海底に積もって、波や海流の作用でできた地層「斜交層理(しゃこうそうり)」です。
海から望むと、こんな景色が見られ、大地の凄みを感じてしまう、壮大な眺めです。海の青色と白い崖のコントラストが美しく、この地形が見られるのは、遊覧船ならでは。
複雑な海岸線と一緒に、象の形に見える「象島」など、自然が造り上げた芸術的な、島も見られ、西伊豆の大自然を間近で堪能できます。
船内に説明アナウンスが流れるので、説明を聞きながら眺めると、より一層楽しめ、海の上で潮風に吹かれながら見る景色は、更に気分を爽快にしてくれます。
遊覧船の甲板席は、特に潮風が体感できるので人気です。乗船のときは、お早めに!
開放的な海とはうって変わって、こちらは洞窟の中です。
遊覧船は、暗闇の洞窟へ舵を進め、薄暗い洞窟をだんだんと行くと、突如、海面に輝く光が。エメラルドグリーンの光は、思わず「うわぁ〜」と声が漏れてしまうくらい神秘的です。この光景は、洞くつめぐり遊覧船で、一番の見せ場!
洞窟内で少しの間、停泊するので、観賞に浸ったり、記念撮影ができます。
静寂の中、波音だけが響き渡る洞窟は、スリルがあって探険気分が味わえ、この眺めは遊覧船でしか見られないです!
洞窟の天井に「ぽっかり」と空いたこの穴は、先程見た光が差し込んでいた穴です。長い時間波などによって侵食されて出来た洞窟である海食洞。そんな海食洞の天井が一部崩落して出来たこの穴は「天窓洞(てんそうどう)」と呼ばれ、国の天然記念物に指定されています。
天窓洞の直径は約10m。洞窟の入口は東口・南口・西口の三つあって、洞窟内の長さは147mにも達するそうです。
天窓洞は、洞くつめぐり遊覧船の「ハイライト」とも言える見所の一つ。遊覧船の桟橋脇の遊歩道を行くと、天窓洞を上から見下ろすこともできますよ。
悪天候の場合は、欠航となりますので、事前に運航状況を確認しておくと便利です。
今回ご紹介したのは、所要時間約20分の「洞くつめぐりコース」。これ以外に、富士山を正面に見ながら、堂ヶ島の海岸線が楽しめる「堂ヶ島クルーズ」、夕陽を眺める「西伊豆サンセットクルーズ」、「千貫門クルーズ」、「ジオサイトクルーズ」などのコースがあります。
遊覧船に乗船するときは、桟橋と船の間が少し離れていたり、波に揺れる場合があるので、足元に注意しながら乗船して下さい。
遊覧船は10分から15分間隔で出航しているので、あまり待たずに乗れます。乗船の際は、万が一の時に備えて、ライフジャケットの着用も忘れずに!
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