地震も!津波も!大雨も!東京の「気象科学館」で有事の備えを楽しく学ぼう

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地震も!津波も!大雨も!東京の「気象科学館」で有事の備えを楽しく学ぼう

地震も!津波も!大雨も!東京の「気象科学館」で有事の備えを楽しく学ぼう

更新日:2018/03/26 13:13

Yuma A.のプロフィール写真 Yuma A. 観光学修士、インバウンド観光推進施設代表

官公庁が多いことで有名な東京の霞が関から大手町にかけての一角にある「気象庁」では、省内の建物の中に「気象科学館」を設置し、無料で一般公開しています。特に東日本大震災の後、有事への備えが重要視される中で、地震や津波の観測をつかさどる気象庁では力を入れて、防災知識の啓蒙をこの気象科学館を通して行っています。観光スポットである皇居にも近いこの「気象科学館」を今回はご紹介いたします。

気象庁とえいば、まずは「天気予報」

気象庁とえいば、まずは「天気予報」

写真:Yuma A.

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気象庁のお仕事と聞いて、まず思い浮かぶのは「天気予報」ですよね。気象予報士が天気図を見て予報しているアレですが、そもそもその元になる気象の情報をどうやって集めているのかを映像で学べるようになっています。

気象庁とえいば、まずは「天気予報」

写真:Yuma A.

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気象衛生「ひまわり」というのは耳にしたことがあると思いますが、宇宙からの大気の観測は気象情報を調べる方法のひとつ。その他に地上の各地の気象台から観測したり(よく耳にする「アメダス」というのはこの地上からの観測データの集計システムのこと)、ラジオゾンデというのバルーン状のセンサーを空に飛ばして、上空のデータを集めたりと、地上、空、宇宙の三方からデータを集めているんですね!

そしてそれをスーパーコンピューターで解析し、世界中の気象情報と統合して(大気に国境はないので、世界中で協力しあってデータを共有している!)、最後に気象予報士が見解を添えて、我々に天気予報として届けられているのです。

正確な天気予報がどうやってなされているのか、よ〜く理解できる展示になっています。

あの「緊急地震速報」の仕組みを理解しよう

あの「緊急地震速報」の仕組みを理解しよう

写真:Yuma A.

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気象庁のお仕事は天気予報だけではありません。地震や火山の観測もその仕事のひとつです。一度は見聞きしたことのある緊急地震速報(携帯電話やテレビに流れてくるアレです)も気象庁が発信しています。ではどうやって地震を感知しているのでしょうか。写真のシミュレーターの前に4つのイスがありますので腰かけて学習しましょう。

あの「緊急地震速報」の仕組みを理解しよう

写真:Yuma A.

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地震が起きるとまずは早くて弱い揺れがまず観測されます。この揺れは地面の中を伝わる速度が速いので、これを気象庁が感じ取った瞬間、その次にくる遅くて強い揺れに備えてもらおうと緊急地震速報を流すのです。その間わずか数十秒ですが、来るとわかっていて備えるのと、いきなり来るのでは大きな違いですよね。

写真のようにアナタが座った椅子の前の模型(職場、家、外出先など)のある場所に地震の波(写真の赤線)が押し寄せてきます。到達すると座った椅子が揺れる仕組みですが、緊急地震速報のおかげで揺れに対する「覚悟」ができる、という体験をこのコーナーではできるのです。

あの「緊急地震速報」の仕組みを理解しよう

写真:Yuma A.

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こういったハイテクな展示だけなく実際に自分で揺れを起こしてみるアナログな!?展示もあります。早くて弱い揺れは縦に小刻みに、遅くて強い揺れは横に大きく振動する様をつぶさに観察できます。地震大国の日本における緊急地震速報の重要性を理解するにはまず地震の仕組みを知ることが重要ですからね。

津波の脅威と防災知識を学ぼう!

津波の脅威と防災知識を学ぼう!

写真:Yuma A.

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地震が起こった後に怖いのが津波です。風で起こる波浪と異なり、地震で起こる津波は海の底から海水が押し上げられて「塊」となって陸に押し寄せてきます。陸地を襲うときのスピードは時速36km!ウサイン・ボルト選手に追いかけられるようなものですので、常人では津波を見てから逃げても遅いことになります。

その発生から陸を襲うまでの津波の脅威を模型でシミュレーションできるコーナーがありますが、カメラや模型の後ろにあるのぞき穴から見ると、その勢いはすさまじく、しかも連続して襲ってくるので、逃げ遅れたらアウトということが良く分かります。

津波の脅威と防災知識を学ぼう!

写真:Yuma A.

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日本は四方を海に囲まれた島国ですので、いつ津波の脅威にさらされるか分かりません。津波から逃げるには、「津波警報を聞いたら迷わず高台へ」が基本です。しかし自分が危険な状態にあることを感知できなければ、そのアクションが遅れてしまいます。

そこで自然災害に対し、こんなところは(または状態なら)危うい!というのを学習するためのマシンが写真の災害ポイントウォッチャーです。ここなら流石に安全だろ〜というような場所も意外に危なく、有事の際はすぐに避難のアクションをとれるようあらかじめゲーム形式で学習しておきましょう。

津波の脅威と防災知識を学ぼう!

写真:Yuma A.

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この「気象科学館」気象庁の1階に設置されており、入館時にその旨を係官に伝えると中に入れてもらえます。入館無料ですので気軽に訪れましょう。

なお、場所ですが皇居のお堀の北西角に位置し、大手町駅からも竹橋駅からも近い好立地です。写真の平川門(皇居外苑への出入り口のひとつ)からも見える灰色の小さな建物がそれです。ちなみに右隣の白い建物が後述する東京消防庁です。

<基本情報>
住所:東京都千代田区大手町1-3-4
電話番号:03−3212−8341
開館時間:平日・休日共に10:00〜16:00
アクセス:東京メトロ竹橋駅 徒歩1分
     東京メトロ、都営三田線大手町駅 徒歩4分

お腹がすいたらお隣の東京消防庁へ

お腹がすいたらお隣の東京消防庁へ

写真:Yuma A.

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さて、大手町の界隈はどこもかしこもオフィスビル群で、一休みするような場所がパッと見つからないのが玉にキズ。でもご心配なく。実は気象庁のお隣の東京消防庁の食堂は一般客も利用可能です。一階の受付で入館用紙に行先(この場合は12階の食堂)を書けば入館することができます。

皇居を見渡せる展望の良い明るい食堂ですし、低価格(社員食堂ですから・・)ですのでお財布にも優しく言うことなし!気象科学館の見学の前後にうってつけですね。

お腹がすいたらお隣の東京消防庁へ

写真:Yuma A.

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食堂には定番のラーメンやうどんの他に消防庁ならではの「ファイヤーマンズ定食(500〜600円前後)」があります。この定食には味噌汁に選べる小鉢が二つ付きますのでボリューム満点、おススメです。もちろん飲み物の自販機もあります。

なお、お昼時は消防庁の職員や近隣のビルからの会社員で混みあいますが、お昼しか空いてないのでそこはご留意のほど。

<基本情報>
住所:東京都千代田区大手町一丁目3番5号
電話番号:03-3212-2111
開館時間:平日11時30分〜13時30分
アクセス:東京メトロ竹橋駅 徒歩1分
     東京メトロ、都営三田線大手町駅 徒歩4分

終わりに

災害は忘れたころにやってきます。常日頃から知識を身につけシミュレ―ションしておくことで、いざというときに冷静に行動できますから、気象科学館(入館無料です!)を大いに活用しましょう。

ちなみに都内には無料の災害対策学習施設として「そなエリア東京」もあり、こちらも家族連れでゲーム感覚で学べる体験学習施設になっていますので(こっちも入館無料!)、あわせて訪問を検討してみてくださいね(詳細は下部リンクからどうぞ)。

それでは気を付けていってらっしゃいませ〜

※情報は2018年3月時点のものです。最新の情報はホームページなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/03/15 訪問

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