写真:藤田 聡
地図を見る哲学の道は永観堂裏手の熊野若王子神社から、銀閣寺前まで続いています。実は桜の花見だけなら、銀閣寺付近の終点で歩かずに済ませる事も可能。しかし、場所により異なる風情が楽しめるので、その素晴らしさを一部でも見れば結局全部見たくなってしまうに違いありません!
写真:藤田 聡
地図を見る哲学の道を最初から歩くのをおすすめする理由は、前半しか味わえない風情があるから。前半は自然が豊かな高台で、風光明媚な景観を楽しめます。また南側には南禅寺やインクラインなどの花見名所も多いので、一筆書きのように効率的に観光出来るのも理由です。
哲学の道には目印が一切ないので、参考までにスタート地点からのだいたいの所要時間も付記します。冒頭の写真がスタート地点、この写真は約5分後の地点です。
写真:藤田 聡
地図を見る哲学の道は、京都大学の哲学者・西田幾多郎らが好んで散策し、思案を巡らしたことが名前の由来。進むにつれて住宅地が迫り、京都らしい和風情緒に溢れた街並みと、満開の桜の対比が美しくなります。こうした景観を見て哲学者は何を感じ取ったのだろうかと、あれこれ思索を巡らせるのも楽しいものです。ちなみに、ここはスタート地点から約12分後の場所です。
写真:藤田 聡
地図を見る哲学の道で桜の花見をする際には、疎水に多数掛かる橋を活用するのがおすすめ。満開の桜でインスタ映えを狙う際にも、観光の記念撮影をする場合にも、橋の上から疎水の美しい流れとともに桜を撮影しましょう。
特にスタート地点から約40分後の石橋は、非常に絵になります。観光客も当然気付くので、橋の上には常に記念撮影や写真撮影の人がいますが、本当に美しい場所です。
写真:藤田 聡
地図を見る春の哲学の道では美しい桜に目を奪われますが、それ以外の花にも注目して下さい。桜の時期は、ユキヤナギ(雪柳)が美しい時期でもあります。ピンク色の桜と白いユキヤナギのコラボも美しいものです。
写真:藤田 聡
地図を見るもう一つ、桜と同時に見頃を迎えるのが黄色いレンギョウです。菜の花に代表されるように、春には何故か黄色い花が多いので、黄色いレンギョウからも春らしい気分を感じます。
中には写真のように、哲学の道が桜とレンギョウとユキヤナギに彩られた場所もあるので、是非探してみて下さい。
写真:藤田 聡
地図を見る哲学の道は銀閣寺橋で終点ですが、疎水は今出川通り沿いに続いており、遊歩道も少し続きます。疎水の両側に桜が咲く、観光コースから外れた穴場でもあります。
時間が無い場合は、ここで花見をすれば歩かずに済むのも事実。しかし、今回紹介したように自然が豊かな高台から街並みへと移り変わる風情の変化や、白や黄色の花と桜のコラボ、疎水の橋を利用した記念撮影や写真撮影など、哲学の道には独特な魅力が満載です。その魅力を体感する為にも、一度は春に歩いておきたいものです。
桜の見頃は例年4月上旬から中旬にかけてですが、2018年は開花が早めに進捗しており、3月末から楽しめる見込みです。なお哲学の道では、夜桜のライトアップは行われません。
住所:京都市左京区銀閣寺町から若王子町の疏水沿い
電話番号:075-213-1717(京都市河原町三条観光情報コーナー)
アクセス:JR京都駅より銀閣寺行きバス、銀閣寺前下車すぐ
※2018年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/29更新)
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