熱海は東京から新幹線で50分ほど。昭和の時代、東洋のナポリともいわれた一大観光地です。一時期は静かでしたが、最近、熱海人気が復活。熱海駅から車で約10分の高台に建つ熱海城は、ぜひ訪れたい熱海の名所です。
熱海城は駐車場から見上げるとかなりの高さがあり、なんとも堂々たる城構え！立派なお城ではありますが、熱海城は戦国時代からずっとあったというわけではなく、昭和34年に建てられた、お城を模した観光スポットです。
熱海城には、硬めの展示からゆるい展示までいろいろ揃っています。
鎧・刀などの展示がある武家文化資料館やマッチ棒で作られた城郭模型が置いてある日本城郭資料展など、マジメな展示があるかと思えば、3階の浮世絵コーナーには、ちょっとエッチな18歳未満立ち入り禁止の春画の展示も。4階には江戸時代のなぞなぞである判じ絵の展示があります。5階の江戸体験コーナーでは着物やかつらなどが置いてあり、無料で江戸時代のコスプレをして駕籠に乗り、写真を撮ることができます。
その他にも、海を眺めながらの展望足湯、無料で使用できるマッサージチェア、どれだけ遊んでも無料のゲームセンターなどサービス精神旺盛な設備も揃っていて、至れり尽くせり。
熱海城は高台に建っているため、もともと見晴らしが良いところですが、熱海城6階にある海抜160ｍにある天空の間からの眺めはひときわ素晴らしく、熱海でもイチオシです。熱海の市街地や熱海港を見下ろすことができ、初島や大島、遠く房総半島までも望めます。
熱海城の通常の営業時間は17時までですが、7.・8月の花火大会の時には営業時間が延長されます。天守閣から花火を眺めることができるのはうれしい限り！
ここ熱海城は、実は隠れた珍スポットでもあります。熱海城内ではコンクリートの像を見ることができますが、この像は、珍スポット界ではその名を知られたコンクリート彫刻作家・浅野祥雲によるコンクリート彫刻です。
このコンクリート像の数々、以前は退色してぼろぼろでしたが、塗り直され、きれいになって展示されています。熱海城にある浅野祥雲の作品は、駐車場の十二神将像から、熱海城のてっぺんの金のしゃちほこ、熱海城正面の像など。
浅野祥雲の作品は、岐阜県の関ヶ原の戦いを再現した「関ヶ原ウォーランド」や浄土真宗を開いた親鸞の逸話を再現した愛知県の「五色園」、おとぎ話から題材をとった愛知県の「桃太郎神社」などでも見ることができます。
＜熱海城の基本情報＞
住所：静岡県熱海市熱海1993
電話番号：0557-81-6206
営業時間：9:00～17：00まで
定休日：年中無休
駐車場：あり（有料）
アクセス：熱海駅からタクシーで約10分
熱海城の隣にある「熱海トリックアート迷宮館」は目の錯覚を利用して、平面画を立体的に見せたりする不思議なミュージアムです。壁に描かれた絵に合わせてうまくポーズをとると、視覚効果によっておもしろ写真を撮ることができます。
あの有名な名画の中に入り込んで、絵と一体化したかのような写真を撮ったり、まるで本当に穴に落ちたかのようなリアルな写真も！ここに来たなら、カメラは必須です。トリックアート迷宮館内部の作品は時々入れ替えもされています。
目の錯覚を利用した、ありえないような不思議な写真を撮ってみませんか？
＜熱海トリックアート迷宮館の基本情報＞
住所：静岡県熱海市熱海1993 熱海城の敷地内
電話番号：0557-82-7761
営業時間：9:00～17：00まで
定休日：年中無休
アクセス：熱海トリックアート迷宮館は熱海城に隣接しています。
熱海トリックアート迷宮館の入場券は熱海城で販売していますが、熱海城とトリックアート迷宮館、両方の共通入場券を購入するとお得になります。
熱海の保養地としての歴史は古く、明治時代から政治家や有名人が好んで訪れるなど、東京方面からの交通の便も良い、現代でも人気のある観光地です。熱海梅園や来宮神社などの観光スポットもありますが、その中でも、ここ熱海城は、大人にも良し、子供にも良しの人気の観光スポットです。
熱海城からの景色は素晴らしく、熱海の街を見渡すことのできる絶景ポイントでもあります。熱海城周辺には、熱海トリックアート迷宮館の他にも、今回ご紹介できませんでしたが、18歳未満入場禁止の隠れた人気スポット・熱海秘宝館など、見どころが集中しています。熱海を訪れたなら、必見の観光スポット・熱海城に足を運んでみませんか？
2018年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/7更新)
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