写真:モノホシ ダン
地図を見る浜寺公園を紹介する上で、欠かせないのが、南海本線の浜寺公園駅の駅舎。約110年前の、1907年(明治40年)6月に建てられたレトロな駅舎で、東京駅などの設計で知られる建築家、「辰野金吾」氏の事務所の設計によるもの。駅舎は、かつて“東洋一の海水浴場”と呼ばれ、毎夏100万人が訪れた浜寺海水浴場の玄関口としても親しまれました。
1998年(平成10年)には、同じ南海電鉄の諏訪ノ森駅とともに、大手私鉄で初めての国の登録有形文化財に。2016年(平成28年)に、南海本線連続立体交差事業に伴い高架化されるため、仮駅舎に役割を譲るまで、私鉄で国内最古の現役駅舎でした。
現在は、保存のため、建物ごと約30メートル移動。駅舎は、2018年の春からギャラリーとして使われ、2028年ごろ完成予定の新駅舎のエントランスとして復活します。浜寺公園で電車を降りたら、時代の推移を見守り続けた駅舎で、かつての賑わいを想像してみて下さい。
<浜寺公園駅の基本情報>
住所:堺市西区浜寺公園町2丁188番地
電話番号:0725-32-0209(泉大津駅)
アクセス:南海本線「浜寺公園駅」下車
写真:モノホシ ダン
地図を見る浜寺公園駅から海側へまっすぐ下ると、右手にまたもや駅舎が出現。これは、チン電の愛称で親しまれている路面電車「阪堺電気軌道阪堺線」の「浜寺駅前停留所」。南海本線の浜寺公園駅とは、徒歩でわずか2分ほどの距離にあり、浜寺公園でサクラを楽しんだあとは、チン電に乗って堺市内の観光に出発するのもおすすめ。
写真:モノホシ ダン
地図を見る浜寺公園は、1873年(明治6年)に、公園として指定された大阪でもっとも古い公園のひとつ。園内には、ジャイアントスライダーのあるプール、ばら庭園、交通遊園、レストハウス浜寺などがあって、総合公園として、家族連れにも人気の行楽スポット。
写真:モノホシ ダン
地図を見る浜寺公園にある約1200本のサクラのうち、最初に開花するのがレストハウス近くにあるカワヅザクラ。例年2月上旬から3月上旬にかけて開花します。
写真:モノホシ ダン
地図を見るさらに噴水付近にあるソメイヨシノも、公園内にあるソメイヨシノの中で、もっとも早く開花。いち早くお花見が楽しめる人気のスポット。
写真:モノホシ ダン
地図を見る浜寺公園で見事なのは、ばら庭園の入り口から南に一直線に伸びるサクラのトンネル。おすすめの時間帯は、観光客の少ない早朝。さわやかな空気に包まれたロードに、静かに咲き誇るソメイヨシノのトンネルは圧巻の一言。
写真:モノホシ ダン
地図を見るとくに雨上がりには、無常の雨に耐えるサクラの雫が、はかなさの中にも力強さを感じさせます。
写真:モノホシ ダン
地図を見るサクラロードからそれた樹幹の小路も、観賞におすすめ。早朝のしっとりとした落ち着いた雰囲気を楽しみましょう。
写真:モノホシ ダン
地図を見る日中の陽差しがたっぷりと降り注ぐサクラロードもおすすめ。咲き誇るサクラ並木を散策していると、なにか映画の中のワンシーンのようなステキな雰囲気を味わうことができます。うららかな春の一日を、浜寺公園で過ごしてみてはいかがでしょうか。
住所:大阪府堺市西区浜寺公園町
電話番号:072-261-0936(浜寺公園管理事務所)
営業時間:終日開園(各施設は9:00〜17:00、ばら庭園は10:00〜17:00)
入園料:無料(有料施設あり)
アクセス:南海本線浜寺公園駅から徒歩約3分。車利用の場合は、阪神高速湾岸線出島出口から約15分
2018年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/20更新)
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