ドイツ旅行のベストシーズンは?エリア別の気候についても解説

ドイツ旅行のベストシーズンは?エリア別の気候についても解説

更新日:2023/11/24 18:03

トラベルjp 編集部のプロフィール写真 トラベルjp 編集部
中世の雰囲気を残すロマンチック街道、オクトーバーフェスト、クリスマスマーケットなど日本人に人気のスポットやイベントが満載のドイツ。一年を通して多くの観光客が訪れていますが、どの季節がベストシーズンなのでしょうか。

そこで今回は、ドイツ旅行におすすめのシーズンや服装について詳しくご紹介します。

ドイツの気候について

ドイツの気候について

提供元:AdobeStock

ヨーロッパの中心にあるドイツ。気候は大きく2つに分かれ、北部・北東部は海洋性気候、内陸部・南部は大陸性気候に属します。いずれも夏はカラッとしていて日中の平均気温は20度前後となりますが、冬は最高気温が0度前後と、日本に比べて厳しい寒さとなります。ここではベルリンやハンブルクのある北部・北東部、ミュンヘンやフランクフルトのある内陸部・南部に分けて各季節の特徴をご紹介します。

ドイツの気候について

写真:トラベルjp 編集部

【春(3-5月)】
・北部・北東部…平均気温は5〜15度。ドイツの春は日本に比べてかなり肌寒いです。

・内陸部・南部…北部より更に1〜2度低いため、春とはいえしっかりした防寒対策が必要です。

日本よりも気温が低めなドイツの春。寒いながらも日照時間は長くなり、季節の花も咲き始めます。

【夏(6-8月)】
・北部・北東部…平均気温は17〜20度。湿気が少なくカラッとした気候です。

・内陸部・南部…平均気温は北部と同じ。新緑が美しい季節です。

ドイツの夏は気温が低く過ごしやすいのが特徴。夜は22時近くまで明るいので夜のイベントも多数開催されます。

【秋(9-11月)】
・北部・北東部…平均気温は5〜15度。日照時間が日に日に短くなっていきます。
・内陸部・南部…北部よりも1〜2度低め。美しい紅葉が楽しめる季節です。

春と同じような気温ですが、日が短くなるせいか夏〜秋に移り変わるのはあっという間。11月には冬のような気候になります。

【冬(12月-2月)】
・北部・北東部…平均気温は0〜2度。日照時間は短く、冬至の頃は16時には真っ暗になります。
・内陸部・南部…平均気温は0度前後。積雪が多いので十分な防寒対策が必要です。

日本に比べて寒さが厳しく、長く暗いドイツの冬ですが、クリスマスマーケットが始まる11月後半〜クリスマス前までは街中がワクワクした雰囲気で賑わいます。

ずばりベストシーズンは?エリア別

ずばりベストシーズンは?エリア別

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ドイツ旅行のベストシーズンは涼しく日照時間が長い「夏」! 観光に最適なだけではなく長い日照時間を利用して、様々なイベントがドイツ全土で行われます。

とはいえ、ベストシーズン=価格が高いシーズンという側面も。ここではエリア別に夏以外に訪れても楽しめる、おすすめのシーズンをご紹介します。

ずばりベストシーズンは?エリア別

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【南部】
ミュンヘンでは毎年9月下旬から10月初旬にかけて世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」が開催されます。アルプスに近いため秋には美しい紅葉が楽しめます。

またロマンチック街道のハイライト、ノイシュバンシュタイン城は新緑に囲まれた白亜のお城のイメージがありますが、冬に真っ白に雪化粧した姿も必見。とても寒いので冬に観光する場合はしっかり防寒対策をしましょう。

【西部】
世界最大のゴシック建築、ケルン大聖堂が有名なケルンでは毎年2月にドイツ3大カーニバルの一つ「ケルン・カーニバル」が行われます。

また西部のライン川沿いはドイツワインの産地。紅葉の美しい秋にライン川クルーズと合わせて、ぜひワインも楽しんでみてはいかがでしょうか。

【北部】
ドイツ第二の都市、ハンブルクでは毎年5月に「ハンブルク開港祭」が開催されます。港祭りとしては世界最大規模を誇り、エルベ川沿いには屋台やライブ会場が立ち並び街中がお祭りで賑わいます。

【東部】
ドレスデンでは毎年5月中旬〜6月初旬にドイツ最大の音楽祭「ドレスデン音楽祭」が行われます。ゼンパーオーパー(オペラ座)、聖母教会など市内各地の会場でイベントが催される様子は必見です。ザクセンスイス国立公園のバスタイ渓谷は紅葉の名所。紅葉ハイキングもおすすめです。

人気のクリスマスマーケット、いつ開催?

人気のクリスマスマーケット、いつ開催?

写真:トラベルjp 編集部

また寒いながらも夏の次に人気があるのがクリスマスマーケットが開催される初冬。毎年11月の終わりから12/24までの期間は「アドベント(待降節)」と呼ばれ、ドイツ全土で様々なクリスマスマーケットが行われます。

人気のクリスマスマーケットですが、寒い時期であること、クリスマス本番までは間があることから旅行料金は夏よりもお得。ここでは数あるドイツの中でも特に有名なクリスマスマーケットをご紹介します。

【ドレスデン】
「シュトリーツェルマルクト」と呼ばれる世界最古のクリスマスマーケットが開催されるドレスデン。特に夜のイルミネーションは必見です。ドイツのクリスマスに欠かせないお菓子「シュトーレン」はドレスデンが発祥。

【ニュルンベルク】
世界一の訪問客数を誇る、ニュルンベルクのクリスマスマーケット。中世の街並みを楽しみながら名物グルメを片手に散策しましょう。

【シュトゥットガルト】
シュトゥットガルトのクリスマスマーケットは世界最大の規模を誇ります。200以上の屋台が4つの広場いっぱいに立ち並ぶ姿は圧巻です。

各季節でおすすめの服装は

各季節でおすすめの服装は

写真:トラベルjp 編集部

日本とよく似た気候のドイツですが、服装や持っていくと便利なものなどをまとめました。

【春(3-5月)】
少しずつ暖かくなってくる季節ですが、雨の日には急に気温が下がるなど寒暖差が激しい季節でもあります。気温の変化に備えて、厚手のコート・ジャケットだけでなく、重ね着できる薄手の服を用意しておくと安心です。多少の小雨ならフード付きのウィンドブレーカーが雨もしのげて暖も取れるので重宝しますよ。

【夏(6-8月)】
日中は半袖シャツで十分ですが、朝晩は冷えることもあるので薄い羽織ものがあると安心です。日本に比べて緯度が高いため、日差しが強く、日照時間も長いので、日焼け止め対策も必須。また温暖化の影響で30度を超える日も年々増えていますが、基本的に大型の商業施設以外にエアコンはありません。水分補給も忘れずに。

【秋(9-11月)】
ドイツの秋は短く、日に日に気温が下がり始めます。春と同様、すぐに体感温度を調整できるような服装がおすすめです。11月に旅行する場合は日本の冬の服装を想定するとよいでしょう。

【冬(12月-2月)】
日本より寒さが厳しいドイツの冬。しっかりとした防寒対策をしましょう。特に南部では雪も降るのでスノーブーツもおすすめです。特に屋外のクリスマスマーケットを訪れる場合は、帽子やマフラー、手袋などを身につけ、暖を逃さない工夫して楽しみましょう。

年中楽しめるドイツ。目的に合わせて時期を選ぼう

四季があり、日本と似た気候のドイツ。気候面で観光に最適なのは夏ですが、エリアや目的によっては他にもおすすめの季節がありますよ。

せっかくドイツに行くのならぜひエリアや目的にあったベストシーズンを選びましょう。また旅行時期が決まっている場合は、その時期におすすめのエリアを調べておきましょう。しっかり下調べをしてドイツ旅行を楽しんでくださいね。

トラベルjpではドイツ旅行に必要なツアー、航空券、ホテル、レンタカーの比較・検索が可能です。じっくり探して、素敵な旅行を楽しんでくださいね。

※2018年10月現在の情報です。

掲載内容は執筆時点のものです。

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