美術館が40ヶ所も集まるバーゼル!観光スポット&アートを1日で楽しむモデルルート

美術館が40ヶ所も集まるバーゼル!観光スポット&アートを1日で楽しむモデルルート

更新日:2018/05/28 21:40

ネプフリン 由香のプロフィール写真 ネプフリン 由香 時々欧州の街・スイス専門旅行ライター
ライン川のほとりにある街バーゼル。ここはスイス、ドイツ、そしてフランスとの国境の接点です。それぞれの文化が入り混じって発展したこの街は、オープンな雰囲気。文化の交差点だったために芸術が発展し、バーゼルは美術館の多い街としてよく知られています。その数はなんと40!そんな美術館がいっぱいのバーゼルの巡り方を、スイス在住のネプフリン由香が街角のアートも含めつつ、紹介していきます。(PR)

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴い、海外渡航が難しい状況です。各種報道機関の発表や外務省、各航空会社のホームページなどで最新情報をご確認ください。(LINEトラベルjp)

午前の観光 〜ティンゲリー美術館

午前の観光 〜ティンゲリー美術館

写真:ネプフリン 由香

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まずは、スイスを代表する世界的アーティスト、ジャン・ティンゲリーの作品がたっぷりと堪能できる「ティンゲリー美術館」へ行きましょう。ライン川のほとりにあるこの美術館は、広大な敷地を十分に活かした展示がされており、子どもから大人まで楽しめる内容です。

ジャン・ティンゲリーとは、どのようなアーティストでしょうか?彼は廃材を利用したキネティック・アート(動く彫刻)を作る芸術家として知られています。ガッチャンガッチャンと音を鳴らしながら動くその様は、実に独特で子どもたちを惹きつけて止みません。入口にある庭園では"動く"噴水が私たちを出迎えてくれます。まずは庭園の作品から見学をスタートすると良いでしょう。天気の良い日はお散歩も楽しめます。

午前の観光 〜ティンゲリー美術館

写真:ネプフリン 由香

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庭園の展示を見終わったら、早速館内へ入りましょう。最初の部屋はなんとも巨大なホールとなっています。美術館で、ここまで規模の大きなホールを持つところは滅多にありません!ティンゲリーの作品の中でも、特に大型の作品を展示するために作られたホールです。なんと、作品にまで登れてしまうほどの大きさなのですから驚きですよね。

ホールを見終わった後は、中二階にある展示スペースへ。ここは比較的小さめの作品が多く展示されています。また、ティンゲリーが作業したり、廃材を選んでいる様子などを撮影したビデオも鑑賞できます。

午前の観光 〜ティンゲリー美術館

写真:ネプフリン 由香

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続いて地下展示場へ行きましょう。ここではF1などのレーシングカーの廃車を解体して創作された作品が映像と共に展示されていたり、なんとも複雑な構造の作品が展示されています。

広大な美術館にもかかわらず、疲れや時間を忘れて楽しめます!でも、見学に疲れたら、少し外へ出て美術館の裏側のライン川の美しい景観を楽しむのもいいでしょう。

ミュージアムショップにはティンゲリーに関する書物やグッズが豊富に揃っています。スイスを代表するアーティスト、ジャン・ティンゲリーのグッズはおみやげにも喜ばれるでしょう。

<ティンゲリー美術館・基本情報>
住所:Paul Sacher-Anlage 2
Tel:+41-(0)61-681-9320
営業時間:火〜日11:00〜18:00、月休館
アクセス:バーゼル駅より路面電車2番でWettsteinplatzへ。そこで31、38番バスに乗り継ぎ、ティンゲリー美術館前下車。

午前の観光 〜バーゼル大聖堂と市庁舎

午前の観光 〜バーゼル大聖堂と市庁舎

写真:ネプフリン 由香

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ティンゲリー美術館を堪能した後は、歴史的建築物バーゼル大聖堂を楽しみましょう。赤い砂岩で作られた美しいゴシック建築の大聖堂は街のシンボルです。モザイク屋根にも注目してみてください。

12世紀建造の大聖堂は当初、ロマネスク様式でしたが、1356年にバーゼルを襲った大地震により倒壊してしまいます。その後、大聖堂は再建され、現在見られる優美なゴシック様式の塔も加えられました。内部にはロマネスク様式だった時代の名残も見ることができ、町の歴史を感じることができます。

またこの大聖堂の特徴的な二つの塔はそれぞれに名前がついており、少しだけ高さが違います!正面から見て右がマルティンの塔(62.7 m)、左がゲオルクの塔(64.2 m)。塔は登ることができるので、この二つの塔の高さと装飾の違いなどを間近で見ることができます。また塔の上からは、ライン川や対岸に立ち並ぶ建物など、バーゼルの素敵な街並みも見渡せます!

午前の観光 〜バーゼル大聖堂と市庁舎

写真:ネプフリン 由香

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聖堂の内部はとても質素で厳かです。大きさは長さ65m、幅32.5m。奥のステンドグラスは19世紀に制作されたもので、大きな窓には福音書を作成したことで有名な4人の伝道者が描かれています。また北と南の2つのステンドグラスにはキリスト洗礼の場面が描かれており神秘的。ここがバーゼル大聖堂の一番の見どころなのでぜひお見逃しなく!

<バーゼル大聖堂・基本情報>
住所:Muensterplatz 9
Tel:+41-(0)61-272-9157
営業時間:月〜金10:00〜17:00(冬季11:00〜16:00)、土10:00〜16:00(冬季11:00〜16:00)、日・祝11:30〜17:00(冬季11:30〜16:00)

午前の観光 〜バーゼル大聖堂と市庁舎

写真:ネプフリン 由香

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続いて大聖堂から歩くこと5分、旧市街のマルクト広場(Marktplatz)に面した、バーゼル市庁舎を見に行きましょう。赤色で印象的なゴシック様式の建物で、大きな時計塔がシンボル!市庁舎は1501年にバーゼル市がスイス連邦に加盟したことを記念して1504〜1514年にかけて建てられました。時計塔は19世紀末〜20世紀頭に増築されたもので、壁面に描かれたフレスコ画が鮮やかで印象的。内側の壁全体にも美しいフレスコ画が描かれており、細やかな装飾も施されています。

<市庁舎・基本情報>
住所:Marktplatz 9
Tel:+41-(0)61-267-8181
営業時間:年中24時間

午後の観光 〜ランチと川沿い散策

午後の観光 〜ランチと川沿い散策

提供元:Museumsbistro Rollerhof

https://www.mkb.ch/de/museumsbistro.html地図を見る

市庁舎を見学が終わったらランチタイム。大聖堂の斜め向かいにあるバーゼル民族文化博物館(Museum der Kulturen Basel)付属のレストラン「ムゼウムビストロ・ローラーホフ(Museumsbistro Rollerhof)」がおすすめ。建物はバーゼル伝統の木組みの建築でとてもチャーミングです。

ここのおすすめメニューは、スイスでもこの地方でよく食べられるフラムクーヘン。「クレームフレッシュ」という日本では入手しにくい、もったりとしたクリームをトマトソースの代わりに生地に敷いてトッピングをのせて焼くというピザによく似た食べ物です。フランスのアルザス地方の郷土料理ですが、今ではバーゼルの定番メニューの一つになっています。上には玉ねぎのスライスと細かく切ったベーコンを載せるのが一般的。ぜひお試しください!

午後の観光 〜ランチと川沿い散策

提供元:Museumsbistro Rollerhof

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また、このレストランには中庭席があり、開放的な雰囲気です。食事だけではなくカフェとしても気軽に利用できるので、ケーキとお茶で休憩をするのも良いでしょう。

<ムゼウムスビストロ・ローラーホフ・基本情報>
住所:Muensterplatz 20
Tel:+41-(0)61-261-7444
営業時間:火〜土10:00〜18:00、日10:00〜17:00、月休み

午後の観光 〜ランチと川沿い散策

写真:ネプフリン 由香

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食後に散歩がてらぜひライン川沿いを歩いてみてください。バーゼルの家々は、スイスの他の街とは違って木組みの家が多く、とても可愛らしいので見ているだけでも飽きません。天気が良い日は、街の人々は岸辺に座ってランチやお茶、おしゃべりをしたりと、それぞれ日光浴を楽しんでいます。カフェやパン屋さんでデザートとコーヒーなどを購入して、バーゼルっ子になった気分で休憩するのも楽しいでしょう。

写真の景観は、実は上記で紹介したバーゼル大聖堂からの眺め。ライン川に面して作られた見晴台「プファルツ(Pfalz、王宮を意味する)」からの見るライン川もまた格別です!

午後の観光 〜バーゼル市立美術館、本館

午後の観光 〜バーゼル市立美術館、本館

写真:ネプフリン 由香

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川沿いを散歩した後は、そのまま南東方面に約5分ほど進んだ場所にあるバーゼル市立美術館(Basler Kunstmuseum)の本館(Hauptbau)へ行き、中世の絵画や彫刻を堪能しましょう。ヨーロッパ屈指のコレクションを誇るこの美術館は、2013年にロンドン・タイムズ誌が選んだ「世界の美術館ランキング」で堂々の5位を獲得しています。

午後の観光 〜バーゼル市立美術館、本館

提供元:Kunstmuseum Basel

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この美術館の始まりは、バーゼルの法律家アマーバッハ家(Amerbach)が所有していたコレクションを街が買い取って1671年に公開したことがきっかけです。ここは世界最古の公共美術館としても有名。コレクションは西欧絵画が大変充実しており、特にアマーバッハ家が支援していた、肖像画家ハンス・ホルバインの作品所蔵数は世界最大で必見です!他にも4000点を超える絵画、彫刻作品、30万点のデッサンも展示。全てを見ようとしたら、丸一日かかる膨大なコレクション数を誇ります。

午後の観光 〜バーゼル市立美術館、本館

提供元:Kunstmuseum Basel

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館内では、モダンアートも多く展示されています。本文では本館のみを紹介していますが、本館と地下で繋がっているコンクリートの直線的構造のモダンな新館(Neubau)はモダンアートを多く所蔵しており、作品はもちろん、建物自体も高い評価を受けています。

本館から東へ600mほど離れた所にある現代美術館(Gegenwart)は先鋭的な現代アートを展示しています。興味のある方はぜひ足を伸ばしてください。

この3つの美術館の共通セット券もあるのでがっつりアートを堪能したい方はこのセット券が便利です。

<バーゼル市立美術館本館・基本情報>
住所:St. Alban-Graben 8
Tel:+41-(0)61-206-6262
営業時間:火〜日10:00〜18:00、木10:00〜20:00、月休館
※スイストラベルパス(鉄道パス)の保持者は入館無料
※※毎月第一日曜日は入場無料。

午後の観光 〜ティンゲリーの噴水と教会のカフェ

午後の観光 〜ティンゲリーの噴水と教会のカフェ

写真:ネプフリン 由香

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たっぷりと芸術作品を見ると、少し外の空気を吸いたくなりますね。美術館から南西方面へ歩くこと約3分。バーゼル劇場手前の広場には、ティンゲリーが手がけた噴水がいくつも並びます。水を吹き出しながら、カチャカチャと忙しなく動くその姿はとても可愛らしいので、しばらく眺めるというのもおすすめ。夏の暑い日は、バーゼルっ子も涼みにやってきます。

<ティンゲリーの噴水基本情報>
住所:Klostergasse 7
Tel:+41 (0)61-268-6868

午後の観光 〜ティンゲリーの噴水と教会のカフェ

写真:ネプフリン 由香

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ティンゲリーの噴水の裏に異彩を放つ建物がありますが、これはエリザベート教会。なんと、この教会にはカフェが併設されているんです。その名も「カフェ・バー・エリザベーテン」。神聖な場所とされる教会を利用しているだけに画期的なアイデアですね!窓から差し込む光が神秘的で、ちょっと寄ってみたいと思いませんか?

なぜ教会内にカフェがあるのかというと、教会離れをする若者対策でもあります。ヨーロッパでは教会に行く若者は年々減りつつあり、スイスもその例に漏れません。運営資金の収集という目的で、スペースを貸し出す教会が増えています。

午後の観光 〜ティンゲリーの噴水と教会のカフェ

写真:ネプフリン 由香

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メニューはコーヒーや紅茶、アルコール類を出し、ドリンクが豊富。また、スープやフラムクーヘン(ピザのような食べ物)、パスタもあるので、食事も可能。一部の席は講堂内にあるのでそこに座ると雰囲気も抜群ですよ。個人的におすすめの席は2階席(写真)。

<カフェ・バー・エリザベーテン基本情報>
住所:Elisabethenstrasse 14
Tel:+41 (0)61-271-1225
営業時間:火〜金7:00〜19:00、土・日10:00〜18:00、月休み

川の上流から回るのがおすすめ!

バーゼルの町はライン川を境に南北に分かれていますが、旧市街地や鉄道中央駅は全て南側に属しているので、こちらを中心に巡るのがおすすめ。川の上流にあるティンゲリー美術館から南下して中央駅へ戻ってくるルートなら、バーゼルの観光スポットを効率よく巡ることができますよ。冒頭で紹介したようにバーゼルには40もの美術館が存在します。ここで紹介した以外にもっと立ち寄りたいという方はもう1泊しててバーゼルをたっぷりと満喫して下さい。

※2018年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

【この記事は スイス政府観光局 とのタイアップです】

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/03/21 訪問

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