ニューオーリンズ「ユーピー」にある世界にひとつだけの優しいお土産

ニューオーリンズ「ユーピー」にある世界にひとつだけの優しいお土産

更新日:2018/04/25 10:50

浅井 みら野のプロフィール写真 浅井 みら野 総合旅行業務取扱管理者、全国通訳案内士(英語)、世界遺産検定2級、JSBA スノーボード バッジテスト 1級
赤、白、黄色どのランプからも淡い光があふれ、ゆったりとした時間が流れる「ユーピー(UP)」。こちらでは、他にはない珍しいものに出会えると地元ニューオーリンズで評判のお店です。それもそのはず。実はリサイクルしたもので作品を創り出すアーティスト、ヘザーさんとマークさんによる雑貨やアクセサリーが販売され、どれもユニークでかわいいものばかり。環境を考慮した優しさと遊び心が交じった魔法の国のような場所です。

オシャレ通りにあるお店

オシャレ通りにあるお店

写真:浅井 みら野

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「ユーピー」が位置するのはニューオーリンズでも人気のマガジンストリート(Magazine Street)。東のジャクソン広場など旧市街の中心地からミシシッピ川に平行し、西の動物園までの 7km以上にも及ぶ通りにはオシャレなショップやレストランがが集まり、昼夜問わず散策が楽しめます。

フランス・スペイン統治時代の名残りであるスパニッシュ・カリビアン様式の建物も魅力のひとつ。レンガやパステルカラーの外観など、新旧の両方が感じられるエリアの一角に「ユーピー」があります。

掘り出し物が見つかりそうな空間

掘り出し物が見つかりそうな空間

写真:浅井 みら野

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明るい店内に入り、吸い込まれるように奥へ進むと目に飛び込む数々の色。ランプやベルト、アクセサリーなどがスペースいっぱいにあふれかえっています。

見まわすときらびやかだけど、どこか懐かしい雰囲気も。まるで大切にしていた宝物の箱を久し振りに開けて、ひとつひとつ中身を取り出して子供の時に感じたドキドキやわくわくを思い出す感覚に似ています。

地球にやさしいランプは灯りもあたたか

地球にやさしいランプは灯りもあたたか

写真:浅井 みら野

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特に目に惹かれるのが鮮やかなランプ。実はニューオーリンズに関連する意外なものが材料になっています。2月から3月にかけて開催されるマルディグラは、街全体が舞台になる盛大なフェスティバル。高さ数mを超す山車が何体も巡り、数千人が仮装しながらパレードを行う様子はまさに圧巻です。

その際にカラフルなビーズのネックレスを首に何重にもかけるのがお決まり。しかし、その後はどうしても捨てられてしまう運命に。「そこでどうにか再利用できないかと考え、誕生したのが“マルディライト(Mardi Lights)”でした」と話すヘザーさん。

地球にやさしいランプは灯りもあたたか

写真:浅井 みら野

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虹色模様もかわいいですが、ひょうきんな顔が描かれたものも仮装好きなニューオーリンズらしいデザイン。 本当にリサイクル?と思えるほど、どのランタンも色合いがやさしく、独特の風合いが出ています。

うっとりする手作りアクセサリー

うっとりする手作りアクセサリー

写真:浅井 みら野

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まるで万華鏡のようなカラフルなエリアとは別に、シックなアクセサリーや雑貨が並ぶ棚も。シンプルなイヤリングは普段使いにぴったりで、日々をさり気なく彩ってくれます。真ん中にはビンで作ったライトが飾られ、飲み物のラベルがまだ残っています。加工する前の姿を想像してみるというひと味違う楽しみ方もできますね。

ギャラリー兼ショップのような空間

ギャラリー兼ショップのような空間

写真:浅井 みら野

インテリアやアクセサリーの他にニューオーリンズをテーマにしたアパレルや雑貨類など幅広いジャンルのものが揃っています。どの商品もひとつひとつ丁寧につくられた様子が伝わり、思わず手に取ってじっくりと見てみたくなるものばかり。

リサイクルから誕生したグッズは地球にやさしいだけでなく、使う側の気持ちも穏やかになります。店名のUPはユニークな製品、創作品を意味する“Unique Products”の頭文字から。まさにひとつだけの商品ばかりの「ユーピー」にぴったりです。ぜひ訪れた際は、自分だけの特別を探してみませんか。

ユーピーの基本情報

住所:2041 Magazine St, New Orleans, LA 70130
電話番号:+1-504-529-2441
営業時間:月曜日-土曜日 11:00〜18:00、日曜日 12:00〜17:00
定休日:なし
アクセス:ジャクソンスクエアより車10分、セントチャールズ路面電車のセントチャールズ・ジョセフィーヌ駅(St Charles at Josephine)より徒歩8分

2018年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材協力:ミシシッピ・リバー・カントリーUSA、ニューオーリンズ観光局

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/12/03 訪問

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