写真:Ise Shinkurou
地図を見る天岩戸とは古事記に登場する場所で、太陽神・天照大神(アマテラスオオミノカミ)が須佐之男尊(スサノオノミコト)の悪事を諌(いさ)めるために身を隠した洞窟。この「天岩戸伝説」は日本中に残り、伊勢神宮を有する三重県にも三カ所で伝わっています。
その中で今回ご紹介する場所は「恵利原の水穴」。そこから湧き出る霊水が「五十鈴川」となって伊勢神宮に流れ込むため、地元では特に霊気が強い場所と言われています。
それでは一の鳥居からご紹介しますね。
鳥居前にある古い石碑は、この地が古(いにしえ)より信仰の対象となり続けてきた証。現在はここから二の鳥居までお車で入って頂けますが、是非石碑の前に立って神域へと入る心の準備を。さてそれでは霊気を頂きに神域へと入り込みましょう。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る一の鳥居からお車で2分程走ると二の鳥居へ。神域へ魔が入らないように左右には狛犬が配置されています。お車のスピードを緩めゆっくりと鳥居をお潜り下さい。体に着いた魔を少しづつ払いながら神域へと入り込む事が出来ます。
鳥居周辺は狛犬だけでなく、石灯篭も並び厳粛な雰囲気を醸(かも)し出しています。歩いて鳥居をくぐられる方は、すぐ先に駐車場がありますので、そこにお車を停めて頂き、戻られると良いと思います。
それでは神宮林に囲まれた参道へと入りましょう。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る駐車場から3分程歩いて頂くと三の鳥居へ。この一帯は神宮林になっており鬱蒼とした森林には自然が持つ癒しのパワーがあります。特にこのエリアは神話の世界に入り込んだような霊気を感じさせてくれる場所。伊勢の国ならではの神話の世界へと入り込んで頂けるお勧めのスポットです。
写真:Ise Shinkurou
地図を見るしばらく歩くと禊をする滝が流れています。前には池がありますので、足元に気を付けて下りてみて下さいね。霊水の持つイオンパワーを浴びて頂く事が出来ます。
ここでは霊水を味わう事が出来ませんので、右手にある石畳を登って頂くと、そこに霊水の湧き出る水穴が。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る神話の世界に迷い込んだような参道を歩きながら身を清めいよいよ「恵利原の水穴」に到着です。水穴の前には最後の鳥居が!そしてその前には霊水が流れる竹筒が置かれています。
前に立つとひんやりとした神秘的な風が!これが地元の人々が古(いにしえ)より大切に守り続けている霊気を含んだ風と水です。体全体で感じてみて下さい。清々しい気持ちになります。
またこの水は現在も一日3万トン湧き出し、日本名水百選にも選ばれています。汲んで帰る事も出来ますので、生水が不安な方は持ち帰って頂くと良いと思います。
前にある柄杓で飲む事も出来ます。少し甘くて、冷たい霊気を含んだ水で喉を潤して頂くと、禊をしたようなさわやかな気持ちになって帰路に着く事が出来ます。
行き方:
(お車で行かれる方へ)
伊勢神宮(内宮)から県道32号線(伊勢道路)を志摩方面へ約20分、その後右折(一の鳥居前)
(電車で行かれる方へ)
近鉄志摩磯部駅から伊勢方面行バス10分「天岩戸口」下車
伊勢地方ならではの雰囲気を感じて頂ける「恵利原の水穴」。
この地には天岩戸伝説が残り、そこから流れ出る水と風はまるで禊をしたように身も心もリフレッシュさせてくれます。この霊水を味わいに神の山林へいらっしゃいませんか?
江戸の川柳に「人間の洗濯をする五十鈴川」なんてありますが、その五十鈴川の源流で心の洗濯をして帰路に着いて頂ければ地元民として嬉しく思います。
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(2024/10/10更新)
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