波佐見焼を求めて長崎へ、波佐見町「西の原」周辺をぶらり満喫

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波佐見焼を求めて長崎へ、波佐見町「西の原」周辺をぶらり満喫

波佐見焼を求めて長崎へ、波佐見町「西の原」周辺をぶらり満喫

更新日:2018/04/12 15:57

塚本 隆司のプロフィール写真 塚本 隆司 ぼっち旅ライター

個性的で洒落たデザインが人気の波佐見焼。毎年ゴールデンウィークに開催される「波佐見陶器まつり」では、若い夫婦や女性の姿が他の陶器市に比べ多いのもその表れ。特に「西の原」周辺は、陶磁器ショップはもちろん、グルメやアーティスティックなショップが集まり、注目の観光スポットになっている。
お気に入りの器が並ぶ食卓。器ひとつで心も晴れる。そんな魅力の器を求めて長崎・波佐見町「西の原」へ出掛けてみませんか。

400年以上の歴史をもつ波佐見焼

波佐見焼とは、長崎県東彼杵郡波佐見町付近で作られる陶磁器。
丈夫で使いやすく、シンプルながらもオリジナリティーにあふれたデザイン性の高さが、おしゃれ女子たちの注目を集めている。何より高級品と思われがちな磁器が日常使いできる価格で手に入るため、いいものをさりげなく使いこなす現代に合っているようだ。

400年以上の歴史をもつ波佐見焼

写真:塚本 隆司

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波佐見焼の名前にブランド力がつくようになったのは近年。歴史的には有田焼や伊万里と同じく400年以上あり、生産地としても隣接している。「それにしては、教科書にも載っていないのはなぜ?」と思う人もいるだろう。実は、有田焼や伊万里焼の名称で出荷されていたためなのだ。

江戸時代後期には、生産量日本一を誇っていたという。波佐見焼の歴史は、大量生産を求められる中で育まれ、効率を上げるための工夫や分業制、ニーズへの対応力などのノウハウを蓄積してきた。
写真は、陶芸の館2階で展示されている「くらわんか碗ベストコレクション」。当時に作られていた陶磁器を紹介している。

400年以上の歴史をもつ波佐見焼

提供元:長崎県波佐見町観光協会

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400年以上の歴史をもつ波佐見焼

提供元:波佐見町教育委員会

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水玉紋や若竹(写真)をデザインした器などは、昭和の大ヒット作。庶民の器として広く長く愛され、波佐見焼とは知らずに、今も使い続けている人がいることだろう。

産地表示が厳しくなった現代。暮らしの中で使える食器作りで培った技術と、若い経営者やデザイナーのチャレンジ精神。それを育んだ波佐見の人の思いが「波佐見焼」ブームを巻き起こしている。

まずは訪れたい「やきもの公園」、観光交流センター「陶芸の館」

まずは訪れたい「やきもの公園」、観光交流センター「陶芸の館」

提供元:長崎県波佐見町観光協会

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西の原周辺を散策するには、まず観光交流センター「陶芸の館」がオススメ。無料駐車場もあり徒歩圏内に観光スポットの多くが集まっているので、ここを拠点にして散策しよう。
2階の歴史資料館では、波佐見焼400年の歴史的史料や分業化された波佐見焼の製造工程、伝統工芸士らの作品が展示紹介されている。
絵付けやロクロ体験も可能だ。詳しくは観光交流センターの公式ページを確認しよう。

まずは訪れたい「やきもの公園」、観光交流センター「陶芸の館」

写真:塚本 隆司

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1階には波佐見焼がズラリと並ぶショップ「くらわん館」がある。
名前の由来は関西弁の「くらわんか」。江戸時代、大坂と京都の間を行き交う荷船(三十石船)の船員や旅人相手に、汁物などの食べ物を販売する小舟「くらわんか舟」が枚方にあり「食らわんか」と呼びかけていた。その様子は、浮世絵や落語、東海道膝栗毛などにも登場している。

この時に使われていた器の多くが、丈夫で安価だった波佐見焼。「くわんか碗」と呼ばれ日本全国に流通していたのだ。
「くらわん館」での買い物は帰りの楽しみにして、まずは観光をしよう。

まずは訪れたい「やきもの公園」、観光交流センター「陶芸の館」

写真:塚本 隆司

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<観光交流センター「陶芸の館」の基本情報>
住所:長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2255−2
電話番号:0956−85−2290(波佐見町観光協会)、0956−26−7162(くらわん館)
営業時間:9時〜17時
休館日:年末年始
入館料:無料
駐車場:無料
アクセス:西九州自動車道・波佐見有田ICから車で約5分、長崎自動車道・嬉野ICから車で約15分、JR川棚駅から西肥バスで約25分

さすが、やきものの里 野外博物館「世界の窯広場」

さすが、やきものの里 野外博物館「世界の窯広場」

写真:塚本 隆司

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観光交流センターの向かい「やきもの公園」の丘の上には、世界を代表する珍しい窯を集めた「世界の窯広場」がある。中国や朝鮮半島、ヨーロッパの窯など12基の屋外展示が見ものだ。
1番の見どころは、波佐見焼の登窯。波佐見町内には現在確認されている規模では、世界第1位から3位までの登窯跡があるのだ。展示されている登窯は大きくはないが、この地の登窯の典型的な姿をしている。

さすが、やきものの里 野外博物館「世界の窯広場」

写真:塚本 隆司

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毎年ゴールデンウィークに開催される陶器市「波佐見陶器まつり」の会場は、この丘のふもとの広場。
2017年は32万人が訪れ過去最高を記録した。となりの有田市でも同時期に「有田陶器市」が開かれるが、動員数で劣るものの女性や若い夫婦、子ども連れが多いなど波佐見らしい陶器市として人気がある。

さすが、やきものの里 野外博物館「世界の窯広場」

提供元:ながさき旅ネット

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<やきもの公園「世界の窯広場」の基本情報>
住所:長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2255−2
電話番号:0956−85−2290(波佐見町観光協会)
営業日時:年中開放
入場料:無料

<60th波佐見陶器まつり>
開催日:2018年4月29日(日)〜5月5日(土)
雨天:大型テント完備
開催時間:9時〜17時
本会場:やきもの公園広場
第2会場:波佐見・有田インター広場
駐車場:特設大駐車場など3000台、500円/日
アクセス:電車バス JR有田駅から無料シャトルバスを期間中毎日運行(9時〜17時30分/1時間に4本)、車 西九州自動車道・波佐見有田ICもしくは長崎自動車道・嬉野IC(車での来場は渋滞を覚悟すること)

波佐見焼人気の発信地「西の原」

波佐見焼人気の発信地「西の原」

写真:塚本 隆司

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旧製陶所の建物を利用して個性的なショップが集まっている「西の原」は、この周辺で最も人気のスポット。
レトロな風情にオシャレなショップの組み合わせは、立ち寄らずにはいられない。アーティスティックな空間もあり、芸術家ややりたい事を実現させたい若者たちのパワーを感じるエリアだ。

波佐見焼人気の発信地「西の原」

写真:塚本 隆司

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波佐見焼のショップはもちろん、地元食材を使ったおにぎり店や米作りから取り組んだアイスクリーム店、ボルタリングなどバラエティーに富んだ観光スポットになっている。

波佐見焼人気の発信地「西の原」

写真:塚本 隆司

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西の原にも駐車場はあるが、道幅は広くはなく観光バスの出入りもあるので観光交流センターの駐車場をオススメしたい。観光交流センターからは徒歩5分ほどで、途中にもショップがあるので散策にちょうど良い。

<西の原工房の基本情報>
住所:長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷
営業時間はショップごとに異なるが11時〜18時が大半、定休日は水曜日が多い

ランチをするなら波佐見焼のそば猪口で「月光AKARI」

ランチをするなら波佐見焼のそば猪口で「月光AKARI」

写真:塚本 隆司

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西の原でも食事ができるが、ちょっとリッチに落ち着いた雰囲気でランチを味わえるのが「月光AKARI」だ。観光交流センターから徒歩15分ほどの距離にある(西の原とは反対方向)。
月光のオススメランチは、波佐見焼のそば猪口を小鉢に見立てた波佐見焼御膳。税別1500円。
季節の旬な食材がいろいろ食べられるうれしいランチだ。盛り付けに使われているそば猪口は、全て異なる工房のもの。波佐見焼は、器の裏に工房の銘が書かれているので気になる器があれば、つい持ち上げて覗き込んでしまう。中身をこぼさないように注意しよう。

ランチをするなら波佐見焼のそば猪口で「月光AKARI」

写真:塚本 隆司

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<月光AKARIの基本情報>
住所:長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷1158−1
TEL:0956−85−7267
営業時間:11時30分〜14時、18時〜21時
定休日:火曜・水曜
駐車場:あり

波佐見焼の「西の原」周辺巡りの楽しみは散策から

芸術的な陶器もいいが、普段使いが楽しくなる実用性の高い器との出会いは、生活を豊かにしてくれる。今はインスタ映えなどもあり、波佐見焼の人気は高まるばかり。西の原周辺を散策し、波佐見の人とふれあえば、もう波佐見焼から離れられなくなってしまう。
波佐見への旅は、器を買って帰って使って楽しむための旅でもある。

2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材協力:長崎県

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/02/22 訪問

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