写真:古都の U助
地図を見る田丸弥の本店は堀川通と今宮南通の交わる筋を少し西に入ったところにあります。本店から少し西へ行くと、近くには茶人・千利休とも深い関わりがある大徳寺や今宮神社などがあります。
写真:古都の U助
地図を見る田丸弥の本店では季節のお飾りなどを見ることもでき、毎年秘蔵の雛人形や端午の節句飾りがお目見えします。
中には200年ほど前の貴重な人形もあり、本店では2月末の天気の良い日を見て雛人形を飾り、3月いっぱいまで見せの間(店の間)でお客さんを迎えてくれます。
写真:古都の U助
地図を見る田丸弥は江戸時代からの歴史を持ち、もともとは丹波の国で旅館をしていて、手作りのお菓子で旅人をもてなしていたところにそのルーツがあります。本店は販売のみですが、お飾りやお茶の接待など歴史を感じるおもてなしに心温まります。
<田丸弥本店の基本情報>
住所:京都市北区紫竹東高縄町5番地
電話番号:075-491-7371
アクセス:地下鉄・北大路駅より徒歩約10分
京都市バス・東高縄町下車徒歩約3分
営業時間:8:30〜17:30
定休日:日曜祝日(年末年始などの休業日があります)
写真:古都の U助
地図を見るこちらは堀川通りに面する田丸弥堀川店です。店のすぐ目の前には秋になると堀川通りのイチョウが色鮮やかに黄葉し、その周囲は人形寺として名高い宝鏡寺のほか茶道家元の表千家、裏千家、茶道総合資料館といった茶道に関する場所が多く点在。
田丸弥堀川店には菓子販売部と喫茶部の他美術工芸部があり、美しい茶道具なども扱っています。
写真:古都の U助
地図を見る田丸弥の看板商品といえるのが「白川路」です。薄焼きのごま煎餅は金ごま、黒ごまの風味がハッとするほど香ばしくぜひ食べてみていただきたい逸品。近年は華やかなお菓子が続々と登場し続けていますが、やはり昔ながらの名品は負けないのだな、と気付かされます。
写真:古都の U助
地図を見る田丸弥堀川店では素敵な器でいただける甘味もオススメで、写真右は白玉あずき、左はクリームあんみつです。どちらもぷりぷりの寒天ともちもちの白玉が美味。甘味は冬場はぜんざい、夏場はかき氷も登場します。
甘味の他に軽い食事メニューもあり、しめじのピラフやそうめん(冬は温かいにゅうめん)、あなごちらしなどもいただけます。
<田丸弥堀川店の基本情報>
住所:京都府京都市上京区堀川寺之内下東側
電話番号:菓子・喫茶部 075-414-1531、美術工芸部 075-414-1532
アクセス:京都市バス・堀川寺の内すぐ
定休日:木曜(年末年始などの休業日があります)
営業時間:9:00〜17:30(喫茶のオーダーストップ17:00)
名菓が多い田丸弥ですが、こちらはその名もびっくりな「花供曽(はなくそ)」!
「花供曽」というのはお釈迦様が亡くなった旧暦の2月15日、現在では3月15日を中心に行われる涅槃会の際にいただくお菓子のことで、東福寺や真如堂のものが有名。お正月に仏様に備えたお餅で作り、その功徳をいただくもので、もともとは花供御とも呼ばれています。
真如堂で授与される「花供曽」はここ田丸弥のもので、田丸弥に行けば本店、堀川店ともに年間通して販売されています。そのまま食べても美味しいですが軽い食感で比較的甘味が効いているので、牛乳をかけたりデザートのトッピングに使うこともできます。
こちらはあられの友ともいえる「ほいろ昆布」。あられの袋にはちょっぴりしか入っていないことも多いですが、田丸弥では「ほいろ昆布」だけが袋詰めされた商品があります。
「ほいろ昆布」とは千利休のころからの「焼きこぶ」にルーツを持つお菓子。原料の昆布にもともと付いている海の塩を適度に残すことで昆布のもつ栄養分や旨味もたっぷりで食感も良く、おつまみにもぴったりです。
仕上げまで4〜5か月かけてじっくりと熟成した美味しさはほかでは味わうことのできない田丸弥自慢の品。本店、堀川店とも取り扱いはありますが、製造量が少なめの為見つけたらぜひお試しいただきたい逸品です。
京都には美味しいお菓子、華やかなお菓子等がたくさんありますが、田丸弥のお菓子は色々試した方でもきっとまた戻ってきたくなるようなものばかり。上質なお菓子をぜひお試し下さい。
2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイト等でご確認下さい。
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(2024/3/19更新)
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