写真:古都の U助
地図を見る京都・四条通の東端、祇園の交差点前にある八坂神社西楼門は重要文化財に指定され、祇園のシンボルとも言える建築です。
門の前には石段があるので雪の日は滑らないよう注意して行きましょう!
写真:古都の U助
地図を見るこちらは南側の楼門です。この門は幕末に火事で焼失しており、現在の門は明治12年に再建されました。2017年には耐震補強の為の修復工事も行われており、その際丹塗りも全面的に塗り替らえたため以前より一層鮮やかな朱色の姿を見せています。
祇園祭の神輿(みこし)は必ずこの南楼門を通り、長刀鉾の稚児が社参する際にもここをくぐることになっているなど八坂神社で重要な建築の1つです。
写真:古都の U助
地図を見る写真右側が八坂神社本殿で、主祭神の素戔嗚尊(すさのをのみこと)が祀られています。一方左側に写る舞殿には祇園一帯の有名どころの店舗が奉納した提灯が吊られていて、とても風情があります。
八坂神社は大晦日から元旦に掛けては病気や災難を除き幸福を祈る「をけら詣り」が行われます。普段から参拝は終日可能ですが、大晦日の深夜には四条通に交通規制も掛けられ、例年大変な賑わいとなります。
写真:古都の U助
地図を見る八坂神社の西楼門から進むと突き当たるような場所に疫神社や太田社と白髭社があります。写真は旅の安全を司るとされる猿田彦命と芸能の神とされる天鈿女命を祀る太田社と白髭社で、神話では二人の神は後に夫婦となったとされ、ここでは仲良く一緒に祀られています。
近年は温暖化もあり京都では12月に入っても紅葉が楽しめることが増え、初冬の頃は雪と紅葉の競演が見られることも。
写真:古都の U助
地図を見る太田社と白髭社の南側へ進むと祇園のえべっさんと親しまれる北向蛭子社があります。1月9日と1月10日を中心に例年行われる蛭子社祭は「商売繁盛で笹持って来い!」の掛け声でお馴染み。1月9日には賑やかな掛け声と共に行列が四条通を練り歩く蛭子船巡行も行われます。
写真:古都の U助
地図を見るこちらは本殿の東側にある悪王子社。何だか悪そうな名前ですが、この場合の悪は力強く猛々しいという意味で、八坂神社のご祭神素戔嗚尊(すさのをのみこと)の荒御霊をお祀りしています。白い雪化粧したお社の光景は普段より一層凛とした光景に。
写真:古都の U助
地図を見る悪王子社の北側には美御前社があります。ご祭神は多岐理毘売命(たぎりびめのみこと)、多岐津比売命(たぎつひめのみこと)、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)の、宗像三姉妹と呼ばれる女神達です。美神と名高い女神にちなみ美人になれるというご利益が言われており、女性に大人気です。
写真:古都の U助
地図を見る社殿前には手に取ってお肌につけると良いとされる通称「美容水」と呼ばれる御神水が湧いています。冬の冷たい水ならお肌も一気に引き締まりそう!
写真:古都の U助
地図を見るこちらは本殿北部にある刃物の神(天目一箇神)を祀る刃物神社です。冬の冷たい空気の中で、小さなお社ながらキリリと冴え渡るものを発しているようです。八坂神社は夏の祇園祭の際、もともとは三条小鍛冶宗近によって製作された長刀を設置した長刀鉾が巡行の先陣を切るなど、刃物とは切っても切れない縁があるお社。
本殿の裏側に当たるので比較的人が少ないですが、近年の刀剣ブームもありファンならぜひお参りしていただきたいところです。
住所:京都府京都市東山区祇園町北側625番地
電話番号:075-561-6155
アクセス:京阪祇園四条駅より徒歩で約5分
阪急河原町駅より徒歩で約8分
2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイト等でご確認下さい。
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(2024/10/8更新)
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