十二湖散策コースのスタート地点は、森の物産館「キョロロ」。有料駐車場があり、バスでお越しの方の停留所となっています。おみやげや軽食が販売されています。トイレはここで済ませましょう。
十二湖という名称から12の湖があると想像されるかと思いますが、実際は33の湖がある十二湖。散策コースには比較的大きな湖が入っています。
歩き始めると、鶏頭場の池という広葉樹に囲まれたきれいな緑色の湖が見られます。
十二湖の中でも外せないのが、青池。その名のとおり、「青インクを流し込んだような」コバルトブルーです。なぜ、青池の水が青く見えるのかは現代でも解明されていない、まさに神秘の池。光の加減によって、青の濃淡が変わる様子は幻想的です。
水深9メートルの青池は透明度が高く、底にある倒れたブナの木や小魚が泳いでいるのが見られます。
青池を目当てに訪れる観光客も多く、十二湖観光の目玉と言えるため、多くの方に見ていただきたいです。
青池を過ぎると、約500メートルにわたるブナ森林を楽しめます。
山ガールでなくったって、世界遺産を体いっぱいに感じられると思うと、ウキウキ心も足も弾みます!季節によっては、ひんやりとした空気の中で避暑を感じられること間違いなし!
弾力のある腐葉土の地面を踏みながら上を仰げば、緑が鮮やかな木々たち。普段、アスファルトやコンクリートジャングルの中にいるからこそ、自然を体感できる喜びもひとしおです。
森林では、ブナのほかにもカエデやヒバなども見ることができます。
ブナ森林を過ぎると、沸壺の池があります。青池の次に青いと言われており、青みが濃くない分透明度が高いのか、底まで見えます。
ここまでゆっくり散策して1時間ほどになります。
十二湖まで来たら、ぜひ一緒に見てもらいたい風景が、日本キャニオン。その存在を知らず、「日本キャニオン」という名前が気になったので足を延ばしました。自然豊かな山に白い岩肌がむき出しになっている景勝地です。遠くからみるとまるで雪山のよう。アメリカのグランドキャニオンに由来しているんだとか!(やっぱり!)
十二湖散策のスタート地点、森の物産館「キョロロ」からは距離が離れているため、車での移動をおすすめします。写真は日本キャニオン展望所からの景色です。日本キャニオン展望所入口の看板付近に駐車スペースがあります。日本キャニオン展望所への道は急な部分もあるため、足下に気を付けて散策してくださいね。
息を切らして登り切ったところで、日本キャニオンがお目見えします!
広大な白神山地を訪れることを考えるとガイド付きの登山でなければ難しいのかと思っていましたが、自然の観光地に訪れるような感覚で世界遺産の自然を楽しめるコースがありました。
秋田から青森にまたがる白神山地。ぜひ両県に訪れる機会があったら、足を運んでみてください。幻想的な風景と豊かな自然が、日々の疲れを癒してくれますよ。
今回ご紹介したコースの一般開通は4月から11月までとなります。
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(2024/12/14更新)
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