さとうきび収穫から黒糖作りも!沖縄「オルタナティブファーム宮古」

さとうきび収穫から黒糖作りも!沖縄「オルタナティブファーム宮古」

更新日:2018/04/19 12:08

浅井 みら野のプロフィール写真 浅井 みら野 総合旅行業務取扱管理者、全国通訳案内士(英語)、世界遺産検定2級、JSBA スノーボード バッジテスト 1級
さらさらと流れる風に応えて揺れる、青々とした畑。「オルタナティブファーム宮古」では、地元の農家さんが丹精込めて育てているさとうきび畑で収穫体験ができ、珍しい搾りたてのさとうきびジュースも味わえます。そのうえ、おみやげにぴったりな黒糖作りにバナナスイーツも堪能できるという豊富な内容。宮古島の自然に囲まれながら過ごすひとときは、おなかいっぱいになるだけでなく、優しい甘さに心まで満たされます。

集合場所は畑のど真ん中

集合場所は畑のど真ん中

写真:浅井 みら野

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「黒糖を食べると沖縄の人たちは“これはしょっぱい”や“こっちは苦い”って言うんですよ。黒糖だから甘いはずなのにって最初は分からなかったんですけど、食べ続けるとやっぱり味って分かってくるんですね」と快活に話し始める「オルタナティブファーム宮古」の松本さん。

黒糖作り&バナナスイーツ作り体験は、無農薬栽培にこだわった松本さんの畑で行われます。目の前に広がるのは、たおやかなさとうきびと清々しい大空。学校の社会見学を思い出す光景に、今から何をするのか好奇心も膨らみます。

集合場所は畑のど真ん中

写真:浅井 みら野

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こちらの体験プログラムは2日前までにメールで申し込みます。当日の集合場所は2ヶ所ある畑のどちらかで、宿泊先や畑の状況を考慮して決まります。念のため、ホームページに掲載された畑のマップコードをグーグルマップなどで確認しておくと安心です。

さとうきびってどう刈るの?

さとうきびってどう刈るの?

写真:浅井 みら野

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まずはさとうきび畑に入り、収穫する様子を見学。葉っぱや茎の様子を1本1本見ながら、小気味よいリズムで刈っていきます。お手本を見たら、次は自分の番。ドキドキしながらも自分で刈り取ったさとうきびは、親近感と特別感が感じられるはず。

さとうきびってどう刈るの?

写真:浅井 みら野

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新鮮なさとうきびをその場でパクリ。採れたての甘さを味わえるのは、まさに畑ならでは。噛むごとにじわ〜っと広がる、砂糖や黒糖とも異なる甘さにこちらの気持ちも緩みますが、1本のさとうきびから全体の出来栄えを見通す松本さんだけは真剣なまなざしで吟味します。

さとうきびってどう刈るの?

写真:浅井 みら野

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その後は収穫したさとうきびを搾り、さとうきび100%のジュースを作ります。添加物を一切いれずに飲むジュースは、後癖ない澄んだ風味が印象的。保存することが難しいため、あまり見かけない珍しいジュースなのだとか。

自分?あの人用?おみやげになる黒糖

自分?あの人用?おみやげになる黒糖

写真:浅井 みら野

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さとうきびの収穫体験を終えたら、次は黒糖作り体験へ。完成間近のとろりとした含蜜糖を沸騰させ、煮詰めていきます。

自分?あの人用?おみやげになる黒糖

写真:浅井 みら野

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黒糖と相性が良いピーナッツやシリアル、ゴマから好きなものを1つ選び、一緒に混ぜ合わせていきます。均等に混ぜ合わせるのがポイント。ピーナッツだと甘塩っぱさ、シリアルなら食べ応え、ゴマは香ばしさが加わります。

自分?あの人用?おみやげになる黒糖

写真:浅井 みら野

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冷えた黒糖はそのままパッケージに入れて、その日の思い出&おみやげに。家にいながらも宮古島の名産を楽しみつつ、楽しかった記憶も振り返られますね。

バナナ尽くしの時間へ

バナナ尽くしの時間へ

写真:浅井 みら野

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黒糖作り体験のみもできますが、通常プログラムだとバナナスイーツ作りも含まれています。さとうきび畑のお隣には、南国感たっぷりのバナナ畑が。バナナがどこで熟すのかなど、意外と知られていない事実に驚きと発見の連続です。

バナナ尽くしの時間へ

写真:浅井 みら野

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畑を見学した後はスイーツの時間。島バナナの黒糖バターソースがけを作ります。焼いたことでバナナ本来の甘みが増し、そこにバターと黒糖のコクが絶妙。つけ合わせにはバナナアイスという冷たさと熱さの組み合わせもバッチリです。

さとうきびの魅力を満喫

さとうきびの魅力を満喫

写真:浅井 みら野

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約1時間半の体験ですが、終わるころには充実感と満腹感でいっぱいに。さとうきびを栽培するだけでなく、こちらではさとうきびの魅力をさらに広げられる商品もつくっていて、購入もできます。畑で味わったさとうきびジュースや、濃厚な黒糖蜜など体験したからこそ惹かれるものばかりです。

さとうきびの魅力を満喫

写真:浅井 みら野

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「オルタナティブファーム宮古」の“オルタナティブ(Alternative)”は、英語で“新しい、型にはまらない”という意味から。従来の方法とは異なるやり方でさとうきびを育てていこうという松本さんの意気込みが託されています。

無農薬にもこだわり、だからこそ苦労も多いとのこと。“なぜ、そこまで?”という問いに、“やっぱり美味しいですからね”と返される正直な答えと素直な笑顔。シンプルゆえの説得力があります。ぜひ訪れた際は、宮古島の自然と松本さんの愛情で育ったさとうきびに会いに訪れてみてはいかがでしょうか。

オルタナティブファーム宮古の基本情報

電話番号:090-7205-5199
営業時間:体験は9:00、13:00、16:00の1日3回
予約方法:2日前までにメールにて問い合わせ

2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/03/12 訪問

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