明治期に凶悪犯罪者を収監するために建てられた網走刑務所。現在では、建造物を保存公開する野外歴史博物館「博物館網走監獄」として根強い人気の観光名所になっています。
威圧感のある鉄の柵。この横にチケット売り場があります。
入口の門は重々しい石造り。看守のマネキンがとてもリアルです。こういったリアルな看守や囚人のマネキンが、博物館の中にはたくさん設置されているので、飽きることなく見学できます。
博物館の広大な敷地には数々の展示物があり、ちょっとした散策になります。野外各所にも囚人たちが一時寝泊りしていた小屋や、浴場などを再現。また、冬の間野菜が不足する厳寒の網走で、収穫した野菜を越冬用に貯蔵し、漬物として補っていたという二十五石桶は、直径・深さ1.6mと圧倒されるような巨大さです。
博物館の広大な敷地に数々の展示物があるので、ちょっとした散策になりますね。
実際の座敷牢の隙間からは、囚人のマネキンが食事をする姿の演出も。
また、現在の網走刑務所で出されている食事のメニュー「監獄食」を、刑務所の食堂として使っていた「網走刑務所旧二見ケ岡農場食堂棟」で実際に提供してくれます。意外に美味しいので、ぜひ食べてみてくださいね。
昭和22年青森刑務所をはじめ、犯罪史上未曾有の四度の脱獄を実行した無期懲役の囚人をご存知でしょうか。“五寸釘寅吉”と言われて、ドラマや映画でも描かれた人物です。
緻密な計画と大胆な行動力で超人的な脱獄を繰り返し、ついに流れついた網走刑務所でも破獄。その様子を、実際に再現しているのは、この博物館一番の見どころと言ってもいいでしょう。
ちなみに、その獄房での息詰まる闘いを書いたノンフィクションは、読売文学賞を受賞したことでも有名。書籍は博物館内でも販売されています。
実際に囚人が逃げ出さないようにと繋がれていた重りがどれほどのものか、気になりますよね。監獄歴史館では、実際に足首に固定して歩ける体験ゾーンがあります。
また、実際に囚人服を着て囚人の人形と護送される記念撮影や、入獄写真が撮れるプリクラもあるので、旅の記念に囚人撮影はいかがでしょう。インスタで驚かれること請け合いですよ!
※撮影時は周囲の迷惑にならないように配慮をお願いします。
帰る前にお土産を見てみませんか?
網走監獄黒ビールは、名前こそにがにがしそうですが、まろやかな味わいとカラメル麦芽の香ばしさが広がる上質なスタウト。その秘訣は、厳選された5種類の麦芽を使用し、香味が豊かで深いコクのあるビールに仕上がっています。
旅の思い出をつまみに、一杯やるのもオツですね。
住所:北海道網走市字呼人1-1
電話番号:0152-45-241
アクセス:
JR網走駅から約4km(徒歩約40分、車約7分、バス約10分)
女満別空港から約18.5km(車約20分、)
※バス:空港発JR網走駅へ直行。駅で路線バスへ乗り換え有。
2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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