ドイツ第2の世界遺産「シュパイヤー大聖堂」世界最大のロマネスク様式大聖堂

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ドイツ第2の世界遺産「シュパイヤー大聖堂」世界最大のロマネスク様式大聖堂

ドイツ第2の世界遺産「シュパイヤー大聖堂」世界最大のロマネスク様式大聖堂

更新日:2018/04/13 11:30

car minのプロフィール写真 car min ドイツ在住旅行ブロガー

ハイデルベルクから約15キロ南西に、ライン川沿いの町シュパイヤーがあります。かつて交易都市として栄えたこの町に、「シュパイヤー大聖堂」があります。この大聖堂は、度重なる破壊に遭ったにもかかわらず、創建当時の様式がよく保存された世界最大のロマネスク建築として、1981年にドイツで2番目の世界文化遺産に登録されました。迫力ある砂岩でできた外観とともに、歴史が息づく大聖堂の中も必見です!

世界一大きなロマネスク様式建築教会

世界一大きなロマネスク様式建築教会

写真:car min

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ドイツの南西、ハイデルベルクから電車で約50分の距離にシュパイヤーの町があり、その中心には、ロマネスク様式で建設された、世界最大の大聖堂「シュパイヤー大聖堂」(Speyer Dom)があります。

この大聖堂は、神聖ローマ皇帝コンラード2世により、皇帝自身の墓所として1030年から1061年にかけて建てられました。コンラード2世の亡き後にも、神聖ローマ皇帝やドイツの王、その妻たちの墓所となり、「皇帝の大聖堂」(Der Kaiserdom)とも呼ばれています。

世界一大きなロマネスク様式建築教会

写真:car min

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「シュパイヤー大聖堂」は、全長134m、身廊の幅が37.6mあり、4本の塔と3列の側廊を持っています。シュパイヤーの町を目指してアウトバーン(ドイツの高速道路)を走っていると、遠くからでも見え隠れする程で、この地域のシンボル的存在と言って間違いありません!正面からみるとそれ程大きいと思わないかもしれませんが、横から見るとどれ程すごいのか、ぜひ実物を見て実感してくださいね。

破壊と再生が繰り返された歴史的な教会

破壊と再生が繰り返された歴史的な教会

写真:car min

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「シュパイヤー大聖堂」は、1061年に完成した後、その堂々とした姿を誇っていましたが、1689年にルイ14世のフランス軍によって焼かれ、1772年から1784年にかけて修復されました。しかし1794年に、またもフランス軍によって焼き討ちをされ、その後、バイエルン王ルートヴィヒ1世が出資し再修復が行われました。

1961年には創建当時の姿に戻す修復工事が行われ、純粋なロマネスク様式を現在に伝えています。そして、世界最大のロマネスク様式の大聖堂として、1981年にドイツで2番目の世界文化遺産に登録されました。

破壊と再生が繰り返された歴史的な教会

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大聖堂内に入ると、そのシンプルさに驚くことでしょう。ロココ調やゴシック調の華美さはありませんが、窓から差し込む光や、光とともに織りなす影が、大聖堂の荘厳な雰囲気を作りあげています。

「東西ドイツ統一の父」と呼ばれた「ヘルムート・コール」(Helmut Josef Michael Kohl)は、この教会を大変気に入っていた人物の1人で、2017年に逝去した際、フランス東部ストラスブールでEU葬が執り行われた後、彼の遺体はヘリコプターと船で運ばれ、この場所でのミサがとり行われた程です。

歴史の中の重要人物がこの場所で何を感じたのか、堂内を歩きながら思いを巡らすのも、教会見学の楽しみ方の一つかもしれませんね。

破壊と再生が繰り返された歴史的な教会

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建築の平面形式はバジリカ式になっていて、中央の身廊と2辺の側廊によって構成され、身廊と側廊は列柱によって分けらています。特に見所は、アーチ型の天井、左右対称に配置された4本の塔、3つに分かれている身廊と側廊の均衡がとれている建築方法で、多くの有名な教会建築の手本となっているで、見逃さないようにしてくださいね。

歴代の皇帝が眠る地下聖堂

歴代の皇帝が眠る地下聖堂

写真:car min

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多くの地下聖堂は小さな個室のようですが、「シュパイヤー大聖堂」の地下聖堂は、まるで小さな教会ぐらいの規模があります。こちらも世界最大のロマネスク様式の地下聖堂で、幅35m、全長46m、丸天井までの高さは7mあります。そして、この地下聖堂(クリプタ)の一角から大聖堂の建築が始まり、その場所が大聖堂で最も歴史の古い場所にあたります。

大聖堂見学は無料ですが、地下聖堂は、階段前で見学料3.5ユーロが必要です。ここには日本語の案内があるので、見逃さずに貰ってくださいね!

歴代の皇帝が眠る地下聖堂

写真:car min

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皇帝墓所の前室正面には、1291年に逝去した、ハプスブルク家のルドルフ王のレリーフが目に入ります。獅子の上に立ち、王冠を頂いた姿は王の権力を象徴していますが、少し悲しそうな顔は年老いた憂いを見事に表現しています。中世では王の若々しい姿を描くことが殆どだったので、この写実的なレリーフも見どころの一つです。

また、ルドルフ王のレリーフ左右の壁には、大聖堂に眠る皇帝や王を彫った1480年頃のレリーフが掲げられています。これらの王の表情とルドルフ王の表情の違いも楽しんでみてくださいね。

歴代の皇帝が眠る地下聖堂

写真:car min

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皇帝墓所にたどり着くまでの階段横や墓所を取り囲む壁、そして中心となる墓所には、約16の石棺が並び、歴代の皇帝、王、司教がここで眠っています。「シュパイヤー大聖堂」の建設を始めた皇帝コンラード2世から200年もの間、王や皇帝は、ここを永眠の地として選択しました。そのため「シュパイヤー大聖堂」は、ドイツで最も重要な皇帝と王の墓所として存在しています。

世界一大きなロマネスク様式建築と、歴史上の重要人物が眠る地下聖堂を持つ「シュパイヤー大聖堂」は、他に見ないスケールの大きさと歴史的な雰囲気を感じることができる場所です。アーヘン大聖堂やケルン大聖堂など他の世界遺産とはまた違った趣を感じることができるでしょう。

「シュパイヤー大聖堂」前の通りには、レストランやショップが並び、ドイツの古都の雰囲気を楽しむこともでき、また徒歩圏内に「シュパイヤー技術博物館」もあるので、ぜひ時間を取ってゆっくりと見学されることをお勧めします。

シュパイヤー大聖堂の基本情報

住所:Domplatz, 67346 Speyer, Germany
電話番号:+49-6232-1020
開館時間:4月-10月;10時-18時、11月-3月;10時-17時、日曜;10時-18時(但し、礼拝中の見学は不可)
アクセス:Heidelberg Hbf(ハイデルベルク中央駅)からS Bahn(各駅停車電車) でSpeyer Hbf(シュパイヤー中央駅)まで約50分
Speyer Hbfから徒歩約15分

2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/12/28 訪問

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