北秋田にある花の百名山「森吉山」で目指せ奇岩の「冠岩」

北秋田にある花の百名山「森吉山」で目指せ奇岩の「冠岩」

更新日:2018/05/05 20:24

大里 康正のプロフィール写真 大里 康正 旅する光と影の写真家、タイと台湾に詳しい旅作家
多くの高山植物が楽しめる秋田県北秋田市の「森吉山」は、花の百名山として知られ、その見事さで日本中から観光客が訪れる場所です。実に多様な花たちは6月上旬ともなれば咲き始め、初夏の頃にピークを迎えます。

山では阿仁のゴンドラで手軽に高い場所へ。そして、花を楽しみながら目指すは山のシンボル的存在の奇岩「冠岩」です。鬼伝説が残るその不思議な姿は、一度見たら忘れられないことでしょう。

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除されましたが、2020年6月18日(予定)までは一部都道県との間の移動の自粛が求められています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新の情報をご確認ください。(LINEトラベルjp)
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手軽に利用出来る阿仁のゴンドラ

手軽に利用出来る阿仁のゴンドラ

写真:大里 康正

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登山やトレッキングの足として手軽に利用される阿仁のゴンドラは、例年6月上旬から運用開始となり、紅葉が楽しめる10月頃まで運行しています。約600台が止められる巨大な無料駐車場完備で、レンタカーを使っていても気軽に利用することが可能。

もちろん大舘能代空港や各駅から森吉山に向かう周遊タクシーもあり、移動手段は充実しているのです。

手軽に利用出来る阿仁のゴンドラ

写真:大里 康正

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山麓駅舎内は山の準備が出来る多目的トイレやレストランが完備されており、もちろん売店も充実。もし足りない登山用品があったとしても、手軽に調達出来てしまうのです。

レストランではなく山でご飯を食べたいのなら「マタギ弁当」が販売(要事前予約)されており、まさに至れり尽くせりの場所。

もちろんお土産品も多数そろっているので、帰りにも立ち寄ることで思い出の品を選んでみましょう。

手軽に利用出来る阿仁のゴンドラ

写真:大里 康正

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山麓駅でチケットを購入し阿仁のゴンドラに乗車。どのような景色が広がるのでしょうか。

ゴンドラからの眺め

ゴンドラからの眺め

写真:大里 康正

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阿仁のゴンドラは全長3,473メートル(6人乗り)あり、片道約20分とじっくりと楽しむことが出来ます。

距離が長いことから様々な景観を楽しめ、まさに360度の大自然を満喫できるのです。6月の緑から夏の力強い緑へ、そして秋の紅葉へと様々な変化を楽しめるゴンドラは、良い思い出を残してくれるのでは。

ゴンドラからの眺め

写真:大里 康正

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そして山頂駅に到着となります。ここの標高は1,167メートルとなり、いよいよ山を歩く楽しみが始まります。

<基本情報>
住所:北秋田市阿仁鍵ノ滝79−5
電話:0186−82−3311
アクセス:大舘能代空港や各駅からの周遊タクシーを利用

花の百名山の魅力

花の百名山の魅力

写真:大里 康正

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森吉山と言えば何といっても「花の百名山」としての知名度。6月上旬から咲き始めるショウジョウバカマ、よく知られているミズバショウ、7月になればニッコウキスゲ、ハクサンシャクナゲ、ミヤマホツツジ、イワキンバイ等々、多種多様な花が咲き乱れます。

7月下旬から楽しめる「アカモノ」は赤い帽子が特長の釣鐘形をしており、ツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木。九州を除く日本に分布していますが、低山帯〜亜高山帯の日当たりのよい場所を好んで咲きます。

花の百名山の魅力

写真:大里 康正

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「エゾオヤマリンドウ」はリンドウ科リンドウ属の多年草。北海道から本州近畿以北にかけて分布していますが、特に山地の湿地帯を好む種類です。美しい青紫色が目を引くことでしょう。

花の百名山の魅力

写真:大里 康正

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最初に発見された場所が白山だったことから名前にハクサンがつく「ハクサンシャジン」ですが、キキョウ科となり別名はタカネツリガネニンジン。秋頃まで楽しめるかわいらしい花となります。

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湿原地帯を抜けて

湿原地帯を抜けて

写真:大里 康正

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ゴンドラが到着した山頂駅から山野草をのんびりと楽しみ、よく整備された道を登ること約20分で石森に到着します。

ところで森吉山のトレッキングは大変なのでしょうか。個人のペースにもよりますが、ここは地元の人たちが小さい子供を連れて手軽に遊ぶ山。決して大変ということはありません。

湿原地帯を抜けて

写真:大里 康正

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石森に着いたら左側に進みます。見晴らしの良い場所だけではなく、湿原地を通ることになります。

湿原地では必ず、道として整備されている足場板を歩くようにしましょう。そして山ではゴミ等を捨てないのはもちろんのこと、山野草は絶対に採取しないようにして下さい。素晴らしい時間を与えてくれる大自然ですから、その大自然のままにしておくことが最低限のマナーと言えるのです。

湿原地帯を抜けて

写真:大里 康正

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遊歩道となっている足場板から足元を見ると赤く開いた「モウセンゴケ」を見つけることが出来ます。モウセンゴケ属に分類される多年草ですが、山にある湿地帯ならではの葉を放射状にした姿が魅力的。

また、食虫植物としても知られ、粘毛から粘液を分泌し虫を捕まえるのです。

奇岩「冠岩」と石森の絶景

奇岩「冠岩」と石森の絶景

写真:大里 康正

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5分程の湿原地帯を抜けると森吉避難小屋があり、そのすぐわきに森吉神社の鳥居が見えます。「冠岩(かんむりいわ)」はその横。この岩は森吉神社の御神岩となっており、過去に起きた地震でも倒れることはなくこの姿を維持しているのです。奇岩として古くから知られており、江戸時代の博物学者にして旅行家であった菅江真澄の歌碑があるほどです。

ここに「森吉山の鬼」伝説が残されています。

その昔、鬼の悪さに困った村人が旅の権現に鬼退治を依頼。権現は鬼に対し、夜中に山の上に大きな岩を三つ重ねることが出来たらここにいても良いと伝えました。鬼は荒瀬川の大岩を運び二つ重ねました。そして三つ目に手をかけようとした時、朝を告げる鶏が鳴いたのです。実はこの鶏の声は権現が天邪鬼と示し合わせたもので本来の時刻よりも早かったとか。

奇岩「冠岩」と石森の絶景

写真:大里 康正

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なお、冠岩は岩の途中で通り抜けが出来る場所があります。通る際にはくれぐれも足元や周囲に注意をして下さい。

奇岩「冠岩」と石森の絶景

写真:大里 康正

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目的地の冠岩から石森に戻りましょう。そして目の前に広がる絶景を楽しんで下さい。石森の標高は1,308メートルとなります。

ここからさらに登ることで登頂出来るのが森吉山となり、そちらは標高1,454メートル。石森からは往復で約2時間は確保する必要がありますので、体調や状況を判断の上、安全な登山を楽しみましょう。

<基本情報>
住所:北秋田市阿仁
電話:018-860-2267(一般社団法人秋田県観光連盟)
アクセス:大舘能代空港や各駅からの周遊タクシーを利用

北秋田の魅力満載「森吉山」

子供を連れた家族でも楽しめる北秋田、花の百名山の「森吉山」。ゴンドラで見事な景色を楽しみ、彩り豊かな山野草の道を抜け、奇岩「冠岩」の凄さを満喫出来るのでは。

なお、手軽とはいえそこはやはり山。準備と足元や頭上に注意しながら、安全な往復を心がけましょう。

2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/08/28 訪問

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